新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)により延期・中止になっている結婚式が増えています。何か月も前から大金をかけて準備してきただけに、新郎新婦の落ち込みは大きいもの。そこで今回は、延期・中止になってしまった新郎新婦のためにゲストができることをご紹介します!
プレゼントを贈る
お祝いの気持ちをプレゼントで表すというのは、ゲストができる一番かんたんなことですね。新生活に使えるものや、「自分では買わないけどもらったら嬉しい」家具や家電、美容器具などがおすすめ。いつもより少し奮発したお酒やお肉、魚介類なども喜ばれるでしょう。
ポイントは、ちょっとした特別感を得られるものを選ぶこと。「毎日使うものであっても困らないから」と日用品を贈るのは、結婚式という特別な日をフォローするのに力不足です。ゲスト何人かでお金を出し合って、少し高価なものを贈るのがポイントです。
ご祝儀を渡す
結婚式を延期ではなく完全に中止する場合、ご祝儀を渡してもいいでしょう。特に自分の結婚式に来てもらってご祝儀をいただいている場合は、お金でお返ししたほうがベター。友人の場合、たいていは3万円渡しているはず。結婚式が発生しなければ食事代や引き出物代がかからないので、1万円~2万円程度送れば足りるでしょう。
ご祝儀は偶数だと縁起が悪いとされるので、2万円を贈る場合は「1万円札1枚、5000円札2枚」の合計3枚になるようにして送りましょう。
お金を送るときは、まずご祝儀袋に入れてさらに現金書留の封筒に入れてください。お金だけ送るのは味気ないので、一言メッセージをつけておくと丁寧です。もし直接会えるなら、そのときに渡すのもOK。
【メッセージ文例】
ご結婚おめでとうございます
お二人の門出に ささやかながらお祝いをお贈りいたします
○○さん ○○さんのこれからが 幸せであふれますように
近しい間柄なら、もっとカジュアルな文章でも問題ありません。ただし、「結婚式ができなくて残念」ということよりも「結婚おめでとう」という気持ちを強調しましょう。一番残念に思っているのは新郎新婦の二人なので、ゲストからあまりに残念と言われてしまうと負担になるかもしれません。
オンラインのお祝い会の席を設ける
コロナ過ではオンライン飲み会が流行りましたが、これを応用してお祝いの席を設けてみましょう。不特定多数で集まるわけにはいかないけれど、何かお祝いしたいというゲストにとってぴったりです。
一緒に招待されていた同級生や職場の仲間と日程を合わせ、飲み会を企画しましょう。せっかくなので新郎新婦の家で楽しむお酒や料理はデリバリーを使ってごちそうするのもいいかもしれません。ゲストと画面越しにでも会うことができれば、中止になった悲しみも少し癒されそうです。
友人からのメッセージを集める
招待されていたゲストのメッセージを集めるときっと喜んでもらえるはず。寄せ書きやメッセージテディベアなどでもいいですし、写真もあわせてフォトブックを作り、そこに書き込んでもいいですね。イラストが得意な方がいれば、二人のイラストとメッセージにしてもいいでしょう。
編集スキルのある人がいれば、動画を作るととても喜ばれそうです。ゲストからのメッセージと写真を組み合わせて、想いでの曲をつかれば完成です。凝った演出をしなくても、サプライズで作ってくれたというだけできっと喜んでもらえます。今は無料で使える動画編集ソフトも多いので、そうしたものを利用してみてください。
オンライン結婚式の提案
もし新郎新婦の家族など近しい関係なら、オンライン結婚式を提案してみるのもいいかもしれません。オンライン結婚式のメリットは、遠方のゲストや高齢で移動が大変なゲストもかんたんに参加できること。会場を借りないのでお金もかかりませんし、キャパシティも決まってないのでよりたくさんのゲストを招待することもできます。
こうしたメリットを説明して、もしも二人が気に入れば開催を提案してみましょう。オンライン結婚式では新郎新婦二人だけで準備する場合と、幹事としてゲストも手伝う場合があるので、時間が許せば幹事側にまわってもいいかもしれません。
ゲストにもできることはある!
今回は、結婚式を中止・延期した新郎新婦のためにゲストができることについてご紹介しました。それぞれ仕事や家事があったり忙しいかもしれませんが、一生に一度のイベントができなくなってしまった二人のために、少し頑張ってみてもいいかもしれません。