招待状を郵便でゲストに送るためには、当然、切手が必要です。せっかくこだわって作った招待状ですから、切手も特別感あふれるものを使いたいですよね。実は、招待状に貼る切手には慶事用のほかにもさまざまなものがあるんです。
そこで今回の記事では、最近話題のオリジナル切手を含めて、結婚式招待状におすすめのおしゃれな切手についてご紹介していきます。切手選びにマナー的な決まりは特にないので、自分たちがこれと思うものを使ってほしいと思います。
慶事用切手
まずは定番の慶事用切手。お祝いごとに使う切手として最も普及しており、およそ7割以上の花嫁花婿が慶事用切手を招待状に使っています。郵便局やコンビニでも購入が可能で、慶事・吉祥のシンボル「松竹梅」がデザインされた三種類が一般的です。日本の伝統感・和の要素が強めで改まった印象を与えるため、目上の方に送っても安心です。
キャラクター切手
郵便局の切手には人気キャラクターがデザインされたものもあります。郵便局のキャラクターぽすくま、ミッフィー、ぐりとぐら、熊本県のご当地キャラくまモン、ハローキティ、スヌーピーなど様々なキャラクターとコラボしていて、ポップなデザインで使いやすいので、お気に入りのものがあれば採用してみるのもいいですね。
グリーティング切手
グリーティングとは「あいさつ」の意味で、グリーティング切手は、様々な節目のあいさつ用に使える切手をさします。植物や鳥をモチーフにしたものが多く、季節を感じられるデザインになっています。慶事用切手の強めな和風感が苦手な方はこちらを使うことが多いです。
スイーツ切手
「切手×カフェ巡り」をテーマに、郵便局が雑誌「BRUTUS」とコラボして作った、様々なスイーツデザインの切手です。千駄ヶ谷「トラヤカフェ・あんスタンド」のあんトースト、銀座「資生堂パーラー」のストロベリーパフェ、銀座「若松」の元祖あんみつ、神宮前「カフェ香咲」のホットケーキ、丸の内「東京會舘」のマロンシャンテリーなど、実在する東京スイーツが使われています。
オリジナル切手
最後に紹介するのがこちら、最近流行りの切手DIY。自分たちで手作りしてしまうことで、招待状のデザインにマッチした、二人だけのオリジナル切手を使うことが出来るのです。
オリジナル切手の中でも人気なのが、前撮りで作成したハイクオリティの写真を利用するアイディア。ぐっと高級感が引き立ちます。
ご自身で描かれたイラストを切手にすることだって可能。ほんわかした雰囲気のかわいらしい自画像が、ゲストの心を和ませます。
こちらはモノクロデザイン。切手のDIYによって、招待状の世界観が統一されている印象を受けますね。
オリジナル切手の作成は、日本郵政の「フレーム切手」サービスを利用することで可能です。フレームデザインがあしらわれた枠内に、写真やイラストなどを自由に選択して切手を印刷できます。作るには、専用のWEBサイトで画像データをアップロード→レイアウト調整・フレーム選択するだけと、非常にシンプル。
誰でも簡単にお気に入りの写真やイラストを切手にすることができます。料額は62円と82円の2種類から選べて、注文から約3週間で届きます。招待状だけでなく誕生日、卒業・入学式、プレゼント、企業・学校のノベルティなど、様々な場面で活用できるでしょう。
切手を貼る際の注意点
最後に、招待状に切手を貼る際のポイントについて解説していきます。
まず忘れてはいけないのが、封筒用と返信ハガキ用の2種類の切手を用意すること。そして切手の価格ですが、返信ハガキ用には通常、62円切手を使います。封筒用の価格は封筒サイズや重さによって異なり、定形サイズ(最大)23.5cm×12cm×1cm/(最小)14cm×9cmであれば0g~25g:82円切手 25g~50g:92円切手、定形サイズ外であれば「定型外料金」になります。切手を貼る位置についてはマナー的な規範があり、横書きは右上、縦書きは左上とされているので注意しましょう。
招待状には切手を忘れずに
切手はサイズも小さく、封筒や便箋に比べると軽視されがちですが、招待状を受け取る方が最初に目にする重要なワンポイントです。切手をこだわることで、封筒や招待状全体に統一感やふたりらしさが感じられるので、じっくり選んでみてはいかがでしょうか。