あなたは愛妻弁当を作っていますか?もしくは、作ってもらっていますか?今では共働きの家庭が多かったり、家事の分担などで必ずしも妻ばかりが料理をすることはないので愛妻弁当という言葉は一般的ではないかもしれませんが、仕事を頑張るパートナーに気持ちを込めてお弁当を持たせてあげることは大変だけど素敵なことですよね。この記事では愛妻弁当を作ることのメリットとデメリットを紹介します。愛妻弁当を作ろうかなぁと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
愛妻弁当を作る家庭は意外と少ない
そもそも、愛妻弁当を作っている家庭は実際にどのくらいいるのでしょうか?株式会社ニチレイフーズの「ほほえみごはん」というサイトの調べによると、日本で一年間に作られるお弁当の数は約50億個あり、その中でも愛妻弁当は約15億個作られているようです(2017年調べ)。日本で一年に作られるお弁当の29%が愛妻(夫)弁当になります。意外とたくさん作られているみたいですね!
愛妻弁当のメリット
やはりそれだけたくさん作られているということは、愛妻弁当には何かメリットがあるのでしょう。ここでは愛妻弁当を作ることで生まれるメリットを紹介します。いったい愛妻弁当を作ることでどんな良いことがあるのでしょうか。
愛妻弁当は節約になる
愛妻弁当の最もわかりやすいメリットとして、節約効果があります。実際、節約のために愛妻弁当を作っている家庭も意外と多いようです。毎日の仕事で外食やコンビニ弁当などを食べていると出費としてはどんなに安く抑えても500円はかかってしまいます。それに、500円ではろくなものが食べられません。
普通に食べようとすれば、800円〜1000円かかります。それが毎日と考えるとかなりの出費ですよね。愛妻弁当ならば手間はかかりますが、昨晩の残りや買い溜めている冷凍食品などを冷蔵庫の中のものを使って作れるため、その分のお金を浮かすことができます。
栄養や健康管理としての愛妻弁当
仕事の日はコンビニ弁当や外食ばかりになると、やはり栄養バランスは偏るので健康の面が心配ですよね。特に仕事中の外食となると、忙しかったりすると近くの同じ店に行ったり、何も考えずに同じお弁当ばかり食べてしまったりしがちなものです。
それに対して、愛妻弁当には、相手の食生活や体調に合わせたメニューを詰めることができるというメリットがあります。毎日同じものを食べないようにもしてあげられるし、「野菜が足りていないな」とか、「最近油っぽいものばかり食べているな」と思ったら、多めに野菜を入れてあげたり、肉を魚にしたり調整することもできます。相手を気遣う大きな愛情ですね。
愛妻弁当が浮気の防止になる
実は、愛妻弁当を作ることが浮気の防止になります。職場は浮気が起きうる場です。でも、愛妻弁当があることで、職場でも相手があなたのことを思い出す瞬間を作ることができます。パートナーのことを思い出すと浮気をする気はかなり失せますよね。
また職場の周りの人間にも、愛妻弁当を持ってきている姿を見せることで、「問題のない夫婦」に見せることができます。周りの人も、愛妻弁当を食べている人間に浮気を仕掛けようとはあまり思いませんよね。
愛妻弁当で気持ちを伝えることができる
冷凍食品や昨晩の余り物を詰めるだけだとしても、お弁当を作ることが大変なのには変わりありません。相手の出勤時間によっては早起きしなければいけないし、何を詰めるかなどのメニューを考えるのも一苦労ですよね。
でも、その分、お弁当に相手の好きなものを入れたり、先ほど紹介した健康に気遣ったものを入れたり、はたまたデコレーションしたりすることができます。自分が自由にお弁当の中身や見た目をデザインすることができるので、相手への思いを伝えられるでしょう。
愛妻弁当のデメリット
愛妻弁当のメリットについて紹介してきました。でも、愛妻弁当を作るのは良いことばかりではありません。ここからは愛妻弁当が持つデメリットについて説明します。
愛妻弁当を作るのは手間がかかる
なんといっても愛妻弁当を作るのには手間がかかります。相手の仕事へ行く時間に合わせた早起きや、好みや健康、節約などを気遣ったメニューを考えるのもなかなかに面倒です。自分も仕事がある場合は尚更ですよね。ここまで紹介したように、愛妻弁当にはいろいろなメリットがありますが、無理して作ってイライラしてしまったり、自分の調子が悪くなってしまったら元も子もありません。
愛妻弁当を作ったからといって必ず相手が喜ぶわけではない
また、相手のことを思ってお弁当を作ったからといって、必ずしも相手が喜ぶとは限りません。「お昼ご飯は、息抜きとして仕事場から離れた場所で外食したい」とか、「自分で食べるものを選びたい」など、相手によって考えは様々。一方的にお弁当を渡してもお節介になってしまいます。相手がどう思っているのか、どのようにお昼を過ごしたいのかなど確認した上で愛妻弁当を作ってあげましょう。
せっかく愛妻弁当を作ったのに、ギスギスしてしまう
やはり大変な労力を使ってお弁当を作ったからには「おいしかった」とか「ありがとう」の一言が欲しいですよね。でも、必ずしも嬉しい感想が聞けるわけではありません。もちろん人によりますが、おかずに文句を言ったり、お弁当を作ってくれるのはさも当然といったように特に何も言わなかったりする人もいます。
またお弁当を残してきたり、食べていなかったりなど……。せっかく作ったのに、そういうことをされると悲しくなってしまいますよね。こういったことが積もり積もっていくと互いの関係性にも影響が出てくるので要注意です。
相手を見て愛妻弁当を作ろう!
愛妻弁当のメリットとデメリットについて紹介してきました。愛妻弁当を作ることは、家計の節約にもなるし、パートナーの栄養や健康管理をすることができますし、何より相手に気持ちを伝えることができるなど、たくさんのメリットがありますね。
ただし、デメリットもあって、良かれと思って一方的に愛妻弁当を作っても、相手がそれを望んでいない場合もあり、お互いにとってストレスになってしまいます。愛妻弁当を作るときのポイントはパートナーがお弁当を求めているかどうか話し合ってから作ってあげるのがオススメです。