新型コロナウィルスの影響もあり、乳児を連れて外に出かけることが難しくなった家庭は少なくありません。気軽に人と会うこともできないので、子育ての悩みを誰に相談していいのか困っているお母さんお父さんもいるのではないでしょうか。そんな状況を受けて、スマホやパソコンなどのオンライン会議アプリケーションで子育ての相談を受けるという自治体が増えているのです。今回はオンライン子育て相談について紹介します。子育てに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
オンライン子育て相談とは
オンライン子育て相談とはZoomなどのオンライン会議アプリケーションを使って、オンラインで育児について保健師や保育園の栄養士や看護師に相談できるサービスです。新型コロナウィルスの影響などから、外出が難しくなってしまった親子に向けて、家にいながら育児相談をすることができます。
主に各自治体の子育て支援センターや子育て広場などで行われています。気になる方はぜひ自分の住んでいる自治体のホームページなどをチェックしてみてください。
オンライン子育て相談はどんな相談ができるのか?
では、具体的にオンライン子育て相談ではどんな相談ができるのでしょうか。主に育児に関する不安や悩み事などを相談することができます。各自治体によって対象者の基準にばらつきはあるようですが、主に妊娠中や子育て中の保護者が対象です。インターネットで調べても自分の相談したい回答がみつかならい場合や、相談に行きたいが新型コロナウィルスが怖くていけないという方々に向けたオンラインでの相談で、妊娠から出産、子育て期に渡っての相談を受け付けています。
具体的には「子供が言うことを聞いてくれず、どうすればいいかわからない」「子育ての中で自治体などから、どのようなサービスが受けられるのか」「子供が学校や保育園にいってくれない場合どうすればいいのか」などの質問があります。他にも育児全般に関する相談にのってもらうことができるんです。
どういった形式で行われるのか?
自治体やサービスを行っている団体によって多少異なるのですが、オンライン会議アプリケーションのZoomなどを使って保健師や栄養士、看護師などに相談をすることができます。電話やメールと違って、実際に保育士にあっているみたいに、顔を見ながら対面で相談することができるんです。
地域やサービスによっては、相談者が集まって、カフェのような感じでそれぞれが気になることを専門家に相談できたり、同じ子育て中の親子が集まってお互いに育児の不安や悩みを相談することができるところもあります。
どうやって申し込めばいいのか?
基本的には、自治体のサイトから担当へメールや電話をして予約が必要になります。各自治体によって違いがあるので、調べてみるのが一番です。また自治体に限らず、全国どこからでもオンラインで子育て相談ができる場所もあります。
「オンライン子育てひろば ママこぺる」というサイトです。こちらは全国初のオンライン子育て広場で、子育てに悩む保護者同士が、気軽に集まって子育ての不安や悩みを相談できる場所になります。全国どこに住んでいても集まりに参加することができます。
続々と増えている「子育てひろば」
「子育てひろば」や「子育て支援センター」のように、地域の子育てを支援する拠点は、平成29年度の厚生労働省の調べによると7259カ所あります。それぞれ専用の施設で運営されていたり、児童館や公民館、保育園などで運営されているんです。
こういった子育て中の親子が集まって不安や悩みを相談できる場を提供するような事業は少し前までは全国に2196カ所しかなかったのですが、現在は7259カ所と増えています。子育てに悩んでいる方はぜひ利用してみてください。
一人で悩みを抱え込まずに、相談してみよう
育児の悩み、特に乳幼児などの子育てにおいて悩みや不安は尽きませんよね。特にこの新型コロナウィルスが蔓延する状況では、気軽に周りの人にあって相談することはできません。孤立感が強くなって、ストレスをため込んでしまうという状況も多くなっていますよね。でも、オンライン子育て相談を使えば家にいながらにして、専門家に相談できたり、同じ悩みや不安を抱える保護者同士で交流して意見を交換することができます。気軽に参加できるので、ぜひ悩みを一人で抱え込まずに、一歩踏み出してみてください。