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やりたくない気持ちを正直に伝えたくない場合や、そもそもその人の結婚式に出席したくない場合には、結婚式にどうしても出席できない口実を作ることになります。その際、口実の内容は新郎新婦に「それなら仕方がない」と思ってもらえるようなものでなければいけません。「仕方がない」事情としては、以下のようなものが考えられます。
・仕事で忙しい時期である ・出張や旅行など別の予定が入っている ・入学式や卒業式、別の結婚式などと日程が重なっている ・出産を控えている ・年に一度の試験がある ・病気やケガなどの体調不良 ・身内の不幸(弔辞・忌中)
ただし、招待状の返事を書く際は、弔辞・忌中や病気・ケガ、プライベートの予定、「多忙」といった言葉は欠席の理由として明記しないことが慣例になっているので注意しましょう。
「結婚式には出席したいけれど、スピーチはどうしても無理」「自分を信頼してくれた人に嘘はつきたくない」という方は、スピーチを引き受けられない正直な理由を相手に伝えましょう。その時には、自分に頼んでくれたことへのお礼と、光栄に思う気持ちを伝えることも忘れずに。
「結婚式のスピーチを頼んでくれたことは本当に嬉しい。だけど、極度のあがり症だから、大勢の前で話すのは申し訳ないけどどうしても無理なんです」
「自分なんかを選んでくれてありがとう。けど、小さい子供がいて手が回らないから、かえって迷惑をかけてしまうかも」
と、まずは感謝の言葉を述べ、その後に理由を続けて、丁重にお断りしましょう。中でも、「面倒くさい」という言葉だけは絶対に使ってはいけません。いくら素直な気持ちを伝えるとはいっても、言い方次第では、あなたを信頼して、大事な結婚式のスピーチを頼んでくれた新郎新婦の思いを踏みにじることにもなりかねません。
ただ断るだけでなく、「スピーチはできないけど、役には立ちたい」という意思が伝われば、より誠意を込めた断り方になるでしょう。例えば、スピーチを断る代わりに、披露宴の受付や準備の手伝いなど他の役目を立候補してみる。あるいは、「〇〇さんはどうですか?」と、人前で話すことが得意でかつ新郎新婦と縁の深い人を代わりに推薦してみるなど。代案を提示するだけでも、様々な準備で忙しい新郎新婦にとってはかなり助かるはずです。
スピーチを頼まれた場合、返事のタイミングはいつぐらいのするのがいいのでしょうか。あなたがスピーチを断った場合、新郎新婦はまた代わりの人を探すことになりますが、連絡がギリギリになればなるほど代わりは見つけづらくなります。
したがって、返事は「早ければ早いほどいい」が正解です。引き受けるかどうか悩む気持ちは分かりますが、ずるずる先延ばししては新郎新婦を困らせることになります。また、一度引き受けておきながら、直前で「やっぱりやめる」と撤回するのも絶対にNG。新郎新婦に失礼ですし、その後の調整も大変になります。