結婚式の定番演出と言えば、花びらが挙式退場を華やかにしてくれるフラワーシャワー。ところが最近はバリエーションも増えて、様々なシャワーのアイディアが生まれています。とくに、シャボン玉を飛ばすバブルシャワーはインスタ映えしやすく、人気の演出です。今回の記事では、新定番となっているバブルシャワーをはじめ、様々なシャワーについてご紹介していきます。
バブルシャワーとは?
バブルシャワーとはその名の通り、シャボン玉を飛ばして作るシャワーのこと。ふわふわと空に浮いている時間が長く日光を反射してキラキラ輝くので、とても幻想的なシーンになります。自然の風景とマッチするため、野外で行うアウトドアウェディングとの相性も抜群。他のシャワーと違い、地面に散らばったものがごみとして残らないので、後片付けの必要がありません。
バブルシャワーを行う際の注意点
バブルシャワーを行う際、注意点があります。まず、シャボン玉をどうやって飛ばすか。シャボン玉を飛ばすやり方には、ゲストにシャボン玉を吹いてもらうか、専用の機械を使用するかの2つの方法があります。シャボン玉を吹いてもらう方法は特に子供のゲストには喜ばれますが、みんなが夢中になると歓声や拍手が減って静かで寂しい感じになってしまうかもしれません。また、友人に撮ってもらう写真も少なる可能性もあります。そのため、バブルシャワーをやる際は機械を併用することをおすすめします。もしくは、フラワーシャワーも用意して、ゲストが声か手のどちらかを使える状態にした方がよいでしょう。
次に、シャボン玉が液体であることから、衣服についたときに染みができるおそれがあることも要注意です。結婚式は晴れの場ですから、新郎新婦はもちろん、ゲストの方々も着飾ってきます。そんな大事な衣装を汚してほしくありませんから、安心・安全には気を配りたいところ。そこで、染みにならない植物性の原料でできたシャボン液というものがあるので、それを使用し、ゲストには染みの心配がないことをしっかりとアナウンスしましょう。
シャワーは他にもいろいろな種類がある
退場時の演出は「フラワーシャワー」「バブルシャワー」だけではありません。そのほかのオリジナリティあふれる様々なシャワーを紹介しましょう。
リボンシャワー
サテン、シルク、レース、オーガンジーなどの布をリボン状に結び、新郎新婦に投げかける演出。色や素材の組み合わせによって異なる印象を与えられます。また、リボンシャワー作りで必要な素材はすべて100円ショップで揃えられます。DIYが簡単にできるので、可愛くてかつコストを抑えた演出をやりたい花嫁にぴったりのアイディアです。蝶々結びしたリボンには「縁を結ぶ」という意味があり、縁起もいいです。
ハートシャワー
退場中の新郎新婦に降り注ぐものとしては、ハート型も可愛いですよね。素材は画用紙や折り紙を使い、ハート形のパンチで切り抜いて作るのが一般的。ハートの大きさや紙の重さでバリエーションをつけることで、落ちるスピードや舞い方に変化がついていきます。
スターシャワー
スターは、地面に散らばった後の写真映えもよいと評判です。ハートシャワーと同じく、色紙を星形パンチでくり抜くだけなので作り方は簡単。紙素材で作るシャワーは総じてペーパーシャワーと呼ばれますが、作り方が簡単で省コストで作れることが大きなメリット。少し風があればきれいに舞ってくれて、紙吹雪のようになってくれます。
ライスシャワー
そもそものフラワーシャワーの起源としては、古代ローマ時代に新郎新婦が食べ物に困らないようにと、祈りを込めて豊かさの象徴だった「小麦」を振りかけていたのが始まりとされています。それがお米文化の国に伝わり、ライスシャワーとなりました。
フェザーシャワー
羽に花弁やパールなどの重しをつけてとばします。温かみがあり、秋冬の寒い季節に人気のフェザーシャワーには、「天使の力で悪魔を追い払う」という意味があります。宙に舞っている時間が長いため、インスタ映えする絶好のシャッターシーンをとらえやすいです。
折り鶴シャワー
和装の結婚式では折り鶴によるシャワーも見られます。折り鶴には「健康」「平和」といった意味があり、縁起が良く、千代紙やキラキラした紙で作ればより華やかになります。一羽一羽織るのは非常に骨が折れる作業なので、家族や友人に手伝ってもらうことになるでしょう。
シャワー演出で素敵な祝福を
以上、バブルシャワーそのほか様々なシャワー演出について紹介していきました。結婚式を華やかにしてくれるシャワー演出には多様なバリエーションがあることが分かっていただけたでしょう。必要な予算や準備をふまえつつ、どのような絵にしたいのかイメージを膨らませて、素敵な結婚式にしていきましょう。