結婚式のファッションのアクセントとして、手作りの蝶ネクタイをつけてみてはいかがでしょうか?自分で作れば柄や形も好きなものを選べるので、フォーマルでありながらも自分らしさも出すことができます。意外と簡単に作ることができるので、結婚式に呼ばれたけどどんな格好で行けばいいかわからない、今の服装がいまいち面白くなくて悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください!
色々な見せ方ができるアイテム、蝶ネクタイ
蝶ネクタイはどんなものを選ぶかで印象を大きく変えることができます。色や形の選び方次第で、知性を感じさせる印象を与えたり、可愛らしさを出すこともできるんです。自分の好みや、着ける場面に合わせた柄や形、大きさを自由に選ぶことができればオシャレの幅が一気に広がります。 蝶ネクタイは実は4つの形に分かれます。それぞれ、バタフライ、ポインテッド、ストレートエンド、セミバタフライと呼ばれているんです。それぞれの特徴について説明します。
バタフライ
蝶々の羽のような形のバタフライ。リボンの縦の幅が7.6〜8.9㎝とかなり大きくなっているこのタイプ。そのため強い存在感を発揮します。海外ではフォーマルな場所でよく使われているタイプです。
ポインテッド
両側のリボンの端が山形に尖っているスタイリッシュなデザインの蝶ネクタイです。この4種類の中ではかなり個性的な形なので、遊び心を感じさせます。
ストレートエンド
ストレートエンドの蝶ネクタイは、コウモリの羽のような形をしていることからバットウィングとも呼ばれています。リボンの縦の幅が狭くて細長い形をしているので、スタイリッシュな印象を出すことができるんです。スーツからカジュアルなスタイルまで幅広く使うことができますよ。
セミバタフライ
リボンの縦の幅が5.7〜7㎝のセミバタフライ。バタフライのタイプよりも小さくなっており、最も使いやすいタイプの蝶ネクタイです。シーンを選ばずに着けることができ、フォーマルな場面でもよく使われています。
蝶ネクタイを作ってみよう!
それでは実際に蝶ネクタイを作っていきましょう。色々なシーンで使うことができて、最もスタンダードなタイプと言えるセミバタフライの蝶ネクタイの作り方を説明します。好きな柄の生地を使って作ってみましょう!サイズは縦4.5㎝×横9㎝、所要時間は約40分くらいです。
必要な道具
- 布切りバサミ
- 糸切バサミ
- まち針
- 手縫い針
- 定規
- ミシン
- ミシン針11番(普通地用)
- 目打ち
- チャコペン
- クリップ
必要な材料
- リボン布(縦12㎝×横20㎝)
- 中央布(縦7㎝×横4.5㎝)
- 平ゴム(6コール×30〜40㎝)
- 糸60番(普通地用)
材料と道具はどれも、手芸店や100円ショップで手に入れることができますよ。
作り方
リボン部分
1.リボン布、縦12㎝を柄の部分が内側になるように半分におって両端を合わせます。 2.折ったリボン布の横長の部分を1㎝幅で縫い筒状にします。 3.縫い終わったら、脇から表に返していきます。このとき、2で縫い合わせた線が中心になるように合わせてください。 4.中心を揃えてアイロンをかけます。 5.中央に来ている縫い合わせた線が外側にくるように丸めて、左と右の端を重ねてください。こうして重ねたところを端っこから1㎝の幅で縫い合わせましょう。 6.縫い代が中心にくるようにたたんで、縫い代を左右に開いてください。 7.縫い代が内側になるように布をひっくり返します。内側にすることで、先ほど開いた縫い代が蝶ネクタイの中心の芯になってくれるので完成したときにボリュームを出すことができます。綺麗な形を出すためのポイントです。 8.ハギがない方を表にしてください。 9中心を凹ませる感じで畳んでリボンの形にしましょう。このとき、ピンやクリップやなどで抑えて、形を整えてください。 10.リボンの中心をミシン糸で縛ります。糸の色は生地の色に合わせるなど自分の好きな色を使ってください。これでリボン部分の工程は終了です。
中央布(結び目部分)
次に、結び目部分になる中央布を作っていきましょう。 1中央布の生地を裏返して、左の端から1.5センチの幅で折ってください。 2.反対側の端も1.5㎝弱の幅で折りましょう。このとき、布の端が左端からはみ出ないように気をつけてください。これが中央布の裏側です。 3.ゴムは蝶ネクタイを着ける人の首の太さに合うようにカットします。仕上がりの長さよりも5㎝くらい長めにカットするのがおすすめです。ゴムをカットできたら、輪っか状になるように結んでください。あまりこの輪っかが首のサイズとぴったりになりすぎると、頭が通せなくなるので少し余裕を持たせる必要があります。
リボン布と中央布を合わせる
先ほど作ったリボン布と中央布を合わせていきます。 1.リボンの中心の裏側の上に中央布の端を重ねて、まち針でとめてください。このとき中央布は裏側が上になるようにします。 2.重ねた中央布の上の端を手縫いでまつりつけましょう。このときは玉止めした後、糸を切らないでそのままにしてください。 3.中央布の上に輪っかにしたゴムの結び目を重ねてまち針でとめます。 4.中央布をリボン布の下側から前の方へ回して、リボンの中心をくるんでください。 5.くるんだ中央布の端を1〜1.5㎝ほど折ってまち針でとめます。中央を折るときの長さはリボンに合わせて調整してください。 6.ゴムの結び目の上に中央布を被せてまち針でとめます。 7.中央布の端の側っこから手縫いでリボンにまつりつけていきます。糸は先ほど玉止めしないで置いておいたものをそのまま使ってください。 とうとう蝶ネクタイの完成です。中央布の間にゴムを通す形になっているので、ゴムの長さを変えたり、ゴムを交換するなどが簡単にできますよ。
自分のオリジナル蝶ネクタイを作ろう
蝶ネクタイの作り方について解説してきました。基本的な作り方は以上です。応用してサイズや形を変えたりしてもいいですね。自分だけの蝶ネクタイを作って、フォーマルと自分らしさを兼ね備えたファッションに挑戦してみてください。