自作することの多いプロフィールムービーですが、適切な時間は何分なのか。もちろん通例というか一般的な長さとして「7,8分」とありますが、いろいろ正解の分からない結婚式の中で「そもそもどうやって決めるのー?」と悩む方も多いはず。そこでこの記事ではプロフィールムービーの上映時間について詳しくご説明したいと思います。
プロフィールムービーを流す時間を決める上で大事にするポイント
ゲストにとってちょうどいい時間が大事
プロフィールムービーを上映する時間だけでなく、他のこと全てですが、あくまで自己満足に陥らずいつもゲスト目線で楽しんでもらうことが重要です。
そういう観点で考えるとゲストが物足りないなぁとも感じず、飽きないで終わる時間がベストです。
結婚式演出全体の構成としての時間
結婚式の演出時間は人によって異なりますが、その中には非常に多くのイベントが入っています。
入場、各種挨拶、スピーチ、ケーキ入刀、歓談、お色直し、中座などなど多くのイベントが盛り沢山。
その中でプロフィールムービーを20分30分と使用することは現実的ではありません。
プロフィールムービーは中座中に流すのが一般的となりますが、中座全てを使ってもいいというわけでもありません。新郎新婦が中座している間にもゲストはお酒も飲みたいし、ご飯も飲みたい、懐かしの友人と話したいなかで、延々とムービーを見せるのもよくないですね。
また、プランナーさんと相談してどのくらいの時間が使えるか確認するのも大切です。
やっぱり最適な時間は7分〜8分、そして例外も
上記のことを考えると7〜8分がちょうどいいとされています。基本的にはこちらの時間に合わせるのがベストです。もちろん例外があります。
それは少人数婚や家族婚の場合です。その時は10分以上流しても問題ありません。演出が少ないのはもちろんですが、ゲストが両家の家族・親族がメインになるため、どちらかというとパッパッと写真が出て流すよりも、自分の息子・娘のパートはゆっくり長く子育ての軌跡を振り返る、思い出す時間があってもいいですね。
そして、相手の構成のときは小さいときはや若いときはどんな子だったのか、話は聞けますがなかなか写真を見たり当時のエピソードを知る機会はないので、こちらも真剣に見てくれるでしょう。
少人数婚や家族婚の場合は上記の理由で多少長くてもいいと思います。中身により家族や親族との思い出が含まれているとより素敵な演出で、見ている方も飽きないでしょう。
プロフィールムービー内での構成とそれぞれの時間
7,8分とベースに置いたときのそれぞれの構成に割り当てる時間はあります。
性格な比率などはありませんが
新郎パート=新婦パート>二人のパート
という比率が良いでしょう。
つまり新郎パートと新婦パートはそれぞれ3分程度、そして二人のパートで1,2分というような比率です。もちろん新郎新婦のパートの時間や写真を正確に一緒にする必要はありませんが、あまりにも時間が異なると違和感を感じるので、できるだけ統一させましょう。
- タイトル(タイトル):10秒
- 新郎パート:新郎表紙10秒+15枚×7秒=115秒
- 新婦パート:新婦表紙10秒+15枚×7秒=115秒
- 二人のパート:タイトル10秒+10枚×7秒=80秒
- 最後のメッセージなど=30秒
この構成で6分弱になります。一度曲を決め、このくらいの構成で作ってみて、その後に調整してみるのが良いでしょう。
プロフィールムービーの時間まわりでよくあるお悩みと解決方法
1曲4〜5分じゃん!7〜8分ってどうするの?
J-POPにかぎらず一般的な曲の時間は5分程度が一般的ですね。7から8分程度のものを使用するのは2曲、もしくは3曲使用します。
新郎で1曲の1番だけ、新婦から二人のパートに2曲目フルで流すパターンや新郎新婦で1曲、二人のパートで2曲目というパターンもあります。
こちらについては詳しく別記事で書いているので、是非御覧ください。
写真が多くて時間が長くなってしまう!
写真が多い!全部6,7秒時間とっていたら上映時間が12分になってしまった場合などもあると思います。写真が多かったり伝えたい事が多いとそうなりますね。
しかし、最初にご説明したとおり重要なのはゲスト目線です。写真1枚あたりの秒数を早めるのもよくありません。
優先順位としては
- ゲストが見やすいスピード:6〜7秒/枚
- ゲストが見やすい時間:5分から8分
- 写真の枚数
です。優先順位は間違わないようにしましょう。裏技としては、写真の枚数はコメントを読みやすいために6,7秒という時間を撮っているので、1コメントをに対してわかりやすい写真を2,3枚流すという手もあります。例えば小学生時代に「毎日バスケばっかりしてました!」のコメントを9秒表示させ、裏の写真だけ1枚3秒毎で3枚表示させる技を使うと時間を伸ばさずに写真を使うこともできます。
写真がそれほどなくて足りない
実は「そもそも自分の写真がそんなにたくさんない」と悩む方も数多くいらっしゃいます。写真がないだけでなく、
昔の写真を見せたくないなどの思いがある方いるでしょう。
その場合の回避方法として
- 二人の馴れ初めにフォーカスするプロフィールムービーを3分程度で作成する(海外では一般的)
- 静止画ではなく、インタビュー形式で子供の時代を振り返る
- 結婚式の前撮りなどをやっていればその時の様子をビデオで見せる
- そもそもやらない
などなど以外に回避方法もあります。そもそもプロフィールムービーは一般的ではありますが、必ずやらなければいけない類のものではありません。
改めてインタビューを撮るのが恥ずかしければ、普段とっていた二人のムービーを載せるのも良いでしょう。また、文字だけのスライドをはさむのもおすすめ。ゲストへの感謝やこれからの二人のビジョンなどを
ゲストも楽しみにしているプロフィールムービー
ついつい自作して盛り上がってくるとゲストを無視して長時間流してしまったり、写真1枚当たりの時間が短くなったりしてしまいます。どんなときにもゲスト目線を忘れずに自作していただければと思います。