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結婚式の司会を任せる友人の方はみんなので中でお話上手だったり、何かのイベントを盛り上げたりしていたようなキャラクターの方が多いかと思います。ただ、一般的な居酒屋での雑談や仲間内のパーティー、会社のイベントとは違い、半数以上は司会者のことを知りません。
その中で、結婚式特有の厳かな雰囲気、忌み言葉などを使用しないルール、立ち振舞などはどうしても結婚式で長年経験していないと身につかないものです。「あの人はおしゃべり上手だから〜」という理由でお願いすると、両家親族や主賓から眉を潜められる司会進行になる可能性も否めません。ご注意ください。
もう一つは式場スタッフにとっては部外者な人間が入ることで連携が取りにくくなるリスクがあります。司会者は台本を読み上げるだけのようなイメージもありますが、各種音響や照明などのスタッフとタイミングをあわせながら進行していく重要な役割でもあります。そこに式場スタッフの部外者で、なおかつ素人の方が入ると進行が多少もたつくリスクは非常にあります。
また結婚式中は不測の事態が多発します。新郎新婦が何かをミスってしまったり、ゲストの方の予期せぬ行動、照明や音響機器のトラブルなどの発生した場合のアドリブも考えるとなかなか素人の方では難しいのではないでしょうか。
何より大きなデメリットが、友人への負担が非常に大きいことです。司会者の方にもお席を用意するかとは思いますが、席についてゆっくり食事したり、写真を撮ったり、お酒を楽しむことはまず不可能です。
中座中でも常に時間と次の進行を気にしながら待機することになるので、披露宴中はほとんど落ち着く間もなく過ぎていくでしょう。大切な友人だからこそ、あなたの結婚式を楽しんでいただきたいと思っておりはずですが、この状態ではなかなか友人司会者は楽しむことはできません。
また負担が大きいのは当日だけではありません。司会者は進行について数度式場と打ち合わせをする必要が出てきます。式場がすぐ近くだったとしても休みの日や仕事終わりに何度も打ち合わせをし、修正をし、と考えると友人司会者に対する非常に大きな負担になります。
友人司会者による結婚式は確かに素敵です。アットホームな披露宴、30人前後なら私も友人司会者でもいいかと思いますが、50,60を超えてくる結婚式披露宴の場合は正直な所プロにお願いするのが当日の進行もスムーズに進みますし、大切な友人に負担をかけることもなく楽しんでもらえると思います。