1.5次会って何?
そもそも、1.5次会とは何なのでしょうか。もともとは挙式の後に披露宴、最後に2次会というのがセオリーの流れでしたが、結婚式の価値観が変わり、色々な形が生まれました。そこでだんだんと増えたのが、1.5次会です。
披露宴ほどかっちりはしていないものの、2次会ほどカジュアルじゃない。そんな位置づけのパーティーで、両者の良いとこ取りしたようなイメージです。挙式は身内だけでしたり、海外で挙式をした新郎新婦が、友人を中心にお披露目会をするときなどによく開かれます。
上司や恩師を呼んでかっちり、というよりも、友人をメインに気楽にパーティをしたいという方にもおすすめです。
さて1.5次会は、いったいどのくらいの費用がかかるのでしょうか?なるべく費用を安くおさえたいカップルに、まずは1.5次会の相場やどうしたら節約できるかといったコツをご紹介します。
1.5次会のメリットは費用を抑えられること
1.5次会は普通の結婚式に比べて、費用を抑えられるというメリットがあります。
1.5次会の費用相場は50万円以下と101万以上に二極化
1.5次会を開いた新郎新婦のうち、費用が50万円未満だったカップルは35%、101万円以上と答えたカップルは33%でした。その間はあまりおらず二極化していることもわかりました。ただ、101万円以上の場合はかなり披露宴に近いもののようです。
みなさんが想像するいわゆる1.5次会は、50万円未満ですませているカップルが多いよう。挙式と披露宴をするとなると200万円前後かかるので、約1/4におさえられる計算になります。
1.5次会の費用の内訳と節約ポイント
1.5次会を安く行うには、どうすればいいのでしょう。
会場使用料
結婚式場やシェアスペースなどを利用する場合、会場使用料がかかります。借りる時間によって金額が変わるので、なるべく短めにすると節約になります。また、スタートが遅れたり退出に時間がかかったりすると余計な費用がかかるので、スムーズな進行を心がけることが大切。
会場使用料を0円にできるのが、レストランやカフェ。場所によっては貸し切り料がかかる場合もありますが、一定人数以上集めれば免除になることがほとんどです。
あえてお金のかかる結婚式場を選ぶなら、特典がたくさんついているところを選びましょう。場所によってはドレス代が安くなったり、ウェルカムドリンクが割引されたりします。
食事代
食事代は量とクオリティのバランスが大切。着座スタイルでの1.5次会では、しっかりコース料理を出すこともあります。会社の上司や学生時代の恩人など、目上の人を呼ぶ場合は、なるべくコースの方がいいでしょう。しかし大抵、ビュッフェの方が割安になるのでビュッフェがおすすめです。同期や友人だけを呼ぶ会なら、ビュッフェで十分でしょう。
また1.5次会の時間帯も重要。12時や19時などの時間に設定すると、ゲストもある程度食事を期待する可能性が高まります。14時などの時間の方が、ランチを食べてから集まるので量が少なめでも違和感がありません。
演出代
演出の内容によって、費用が大きく変わります。節約したい人におすすめなのが、フォトラウンドです。写真を撮るだけなので、せいぜいフォトプロップス代金くらいしかかかりません。また、ゲストにスピーチをしてもらうのもおすすめです。
自作ムービーを作るのも無料でできる演出です。無料ソフトやアプリで簡単に作れるので、チャレンジしてみる価値はあります。凝った作りにしなくても思い出の写真を何枚も見せるだけで、ゲストが盛り上がるものは作れます。
ウェディングケーキ入刀は盛り上がる演出ですが、生ケーキはコストがかかります。そこでおすすめなのがイミテーションケーキです。これなら生ケーキほどお金がかからず、安い値段で三段以上の大きいサイズを用意することもできます。
衣装代
1.5次会での衣装をどう用意するかでもコストは変わってきます。ウェディングドレスの値段はピンキリですので、価格重視で選べば節約になります。また、今後着る予定や子供に受け継ぐといった予定もないのなら、購入せずにレンタルがおすすめです。購入するなら中古なども見てみましょう。安くて可愛いドレスがフリマサイトで売っていることもありますよ。
ヘアセットも節約できるポイント。サロンに行ってセットすると有料になるので、セルフアレンジをしてみるのはいかがでしょうか。ティアラやキラキラした大きめのヘアアクセを用意すれば、ドレスに負けないしっかりしたスタイルに決まります。
カメラマン代
プロカメラマンを頼むと、数万円かかります。そこで友人や親せきのカメラが趣味の人に当日の撮影を頼みましょう。一日のスケジュールを事前に共有して、どの立ち位置で何をするかを教えておけば十分きれいな写真を撮ってもらえるでしょう。
不安であれば、新郎側に一人、新婦側に一人、計二人のカメラマンを指名しておくとリスクヘッジになります。
引き出物代
ご祝儀制にするのなら、引き出物が必要です。これを節約するには、宅配サービスを利用すること。引き出物自体をケチるとゲストにばれてしまうので、渡し方に工夫します。
引き出物を用意すると一式を入れる袋が必要になります。これを宅配サービスにすることでカットできちゃいます。特に式場で1.5次会をする場合、持ち込み料がかからないのでコストカットに繋がります。
ただし会費制にした場合は、引き出物は基本的に不要です。
会費制とご祝儀制のどちらがいいか
会費制とご祝儀制のどちらがいいのでしょうか。
会費制のメリットは、参加者の負担が大幅に下がること、ご祝儀は最低3万円というのが常識なので、会費をそれ以下に設定することで負担が減らせます。
また、基本的に引き出物は不要です。もし引き出物を渡す場合でも全員が同じ金額を支払うので、全員に同じものを贈れます。ご祝儀の場合、目上の方などはそれなりの金額をもらうと見込んで高いものを用意しなくてはなりません。しかし見込みが外れてしまうこともあって、ちぐはぐになる可能性も。そうした気遣いがいらないのは、気持ちが楽ですね。
ご祝儀制のメリットは、1.5次会の費用のある程度をゲストからのお金でまかなえること。また、料理や引き出物で手厚くもてなせることです。
あるアンケートによると
1.5次会では会費制にするのが約7割ほどだそうで会費制にしている方が多いようです。ゲストにとっても負担が減り、ありがたい会費制。新郎新婦にとっても、ゲスト人数が決まった時点でいくら入ってくるかが明確になるので、プランも考えやすいですよね。披露宴ではなくあえて1.5次会を開くのであれば、会費制がおすすめですよ。
会費制とご祝儀制について、詳しくはこちらの記事も読んでみてくださいね♪
1.5次会の会費は相場で決めるのはNG
会費制にした場合、相場はいくらくらいなのでしょう?
結婚式のご祝儀の相場はおよそ3万円の認識がありますが、1.5次会の会費は、相場というよりもどういうスタイルでやるのかが非常に重要になります。
例えば、2万円の会費なのに披露宴並の立派さだったら安い!ってなると思いますし、逆に料理がビュッフェスタイルだとがっかり感が生まれるもの。また、引き出物がなかったりプチギフトだけだったりすると、「持ち出し金をケチったんだな」なんて思われてしまうかも。つまり、会費を設定するときは、自分たちで開こうとしている1.5次会はいくらの会費を頂くのがふさわしいのか、いくらなら満足して頂けるのかを考えるようにしましょう。
それを考慮した一般的な会費相場は下記のとおりです。つまりゲスト側も「この金額でこのスタイルなら納得だね」という期待値通りの中身と言ったところでしょうか。
- 着席スタイル×フルコース:15,000〜20,000円
- 着席スタイル×ビュッフェ:10,000〜15,000円
- 立食×ビュッフェ:6,000円〜9,000円
だいたいこの程度ではないでしょうか。立食ビュッフェは10,000円を超えると高く感じるため、できれば10,000円以下にするとゲストも満足してくれるでしょう。
会費にあわせた料理・引き出物を
自分達はどのようなスタイルでゲストに楽しんでもらうのかをよく考えて、素敵な1.5次会にしてくださいね♪