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一生に一度の結婚式、絶対に失敗はしたくないですよね。そのために必要なのが、完璧な準備。当日までにプランナーさんと何度も打ち合わせをしますが、それによってどんな結婚式になるかが決定します。今回は、間近で何度も結婚式を見てきた私が、打ち合わせのポイントをご紹介します。
みなさんは物件探しの際、まず予算を決めませんか。そこから「風呂トイレ別」など条件を定めますよね。同棲するなら、パートナーとの話し合いも必要です。これが何も決まっていない状態で探し始めると、不動産屋さんも効率的に紹介出来ません。
結婚式の打ち合わせも、これと同じです。まずはある程度の予算や、「お色直しは2回やりたい」「料理には力を入れる」などの方向性を決めておいてください。その方がプランナーもより“ささる”ご提案が出来ますし、せっかく忙しい中打ち合わせに来たのに何も決まらなかった、なんてこともなくなります。
また、ちょっと気を緩めるとあっという間に数十万~数百万単位で予算が上がるのが結婚式です。ここも、条件を並べるほど家賃が上がる物件選びに似ていますね。「あれもこれも」ではなく、こだわりたい優先順位をきちんと明確にしておいてください。
冒頭で結婚式は準備が命としましたが、その準備がどれだけできるかは、お二人や余興担当の方が期限までに色々なものを提出していただけるかによります。
みなさまはお客様ですし、スタッフや司会者もプロですから、「1日遅れたからこれはできません」とは言いません。しかし、提出が遅れるほど準備に時間をかけられなくなっていくのも事実です。
例えば、歓談中にかける曲リストがなかなか教えていただけず、結局準備が出来なくなってしまい式場で用意しているCDで代用せざるをえなくなったことがあります。また、余興で流すDVDを当日までいただけず、その日の朝にチェックしたら式場のプレイヤーでは流すことが出来ないことがわかり、上映を諦めたケースも。この場合、せめて前日にいただければなんとかご対応はできました。
特にお仕事をしながらですと、結婚式の打ち合わせは意外と大変なものです。ですからいずれも前もって準備するように心がけていただけると、不測の事態にも陥らずに滞りなく結婚式を進行できます。
会場によっては新郎新婦にプロフィールシートをご記入いただき、馴れ初めやこれまでのご関係などについて伺います。しかしみなさん恥ずかしいのか、これをかなりあっさり書いてしまいがちなんです。しかし、司会者打ち合わせではどんどんパーソナルなお話を聞かせてください。
また、ゲストの方に関するお話もしてみてください。例えば主賓挨拶で「○○株式会社の○○さんです」と紹介するよりも、「新郎が20年もアニキとして慕う、○○株式会社の○○さんです」とした方が、より親しみがあっていいですよね。
こうしたちょっとした一言を司会が添えられるかどうかは、打ち合わせでお二人がどれだけパーソナルなことを教えてくださるかによります。「余興をする○○ちゃんとは、実は高校時代にこんな思い出が……」など、結婚式とは直接関係ないと思われるエピソードでも大歓迎です。
結婚式には、長い準備期間が必要です。そして、その中で打ち合わせが何度もありますよね。その際は、ぜひこうしたポイントをおさえておいてください。きっと素敵な結婚式ができますよ。