最近若者の間でも非常に多いできちゃった婚。授かり婚とも言われますが、元々お付き合いをしていて、妊娠を機に結婚を決めるカップルも非常に多いでしょう。
結婚という幸せなタイミングに加え、赤ちゃんまでできたというのはダブルハッピーですが、最大の壁は両親への報告。通常の報告よりも伝えることが1つ多い分緊張感・恐怖感もあるでしょう。しかしこれから父親になる身としてはしっかりとご挨拶をし、祝福して頂けるよう頑張りたいところですね。
生まれてくる第一子の約25%はできちゃった婚
よく結婚する25%ができちゃった婚である!という表現が多くされていますが、厚生労働省の平成22年「出生に関する統計」によると結婚期間が妊娠期間より短い出生が占める割合が25.3%となっております。つまり生まれてくる第一子の4人の1人ができちゃった婚(正しくは結婚する前から妊娠していた子)ということになります。
だからどうしたという話でもありますが、最近では決して少なくない数字です。なので、一昔前のようにできちゃった婚なんてなにやってんるんだ!!ということにはなりづらくなっています。
判明したらすぐに行動をすること
もし妊娠が発覚したらその後2人でどうするのか話し合うかと思いますが、結婚をすると決まった場合はなるべく早くそれぞれの両親に報告しましょう。
一般的に妊娠を伝えるのは安定期に入ってからとされていますが、両親は別です。すぐに結婚の挨拶をしたいとそれぞれの両親に伝えましょう。また、妊娠初期は流産のリスクも高いので、できるだけ心身ともにストレスがなるべくかからないように男性側がケアする必要があります。
できちゃった婚での結婚挨拶の最大のポイント3つ
服装、マナー、手土産などは通常以上に細心の注意を
最近増えてきたものの、できちゃった婚は今の両親世代の中では「順番が違う!」と思う方も多いです。そのタイミングでマナー違反をしたり、服装についてもだらしなかったりした場合余計に目につきます。万全の準備をしてご挨拶に伺いましょう。
授かり婚を報告するのではなく、結婚すると思っていたら授かったという順序で
できちゃった婚での結婚挨拶で一番NGなのは「できちゃったから結婚します」と、聞こえるような報告の仕方です。
「この度○○さんに私との子供を授かりまして、結婚すると決めました!」は絶対にNGです。
適切な言い方としては結婚意志を2人で固める、ご挨拶が遅くなる、授かるといった形でお話するのが良いでしょう。通常の結婚のご挨拶に加えて、「半年前頃からお互い結婚について意識をして話をしておりました。」など、このタイミングで急に結婚の話になったように聞こえないようにしましょう。
また、結婚のお許しを得てから、「実はもう一つご報告があります。」といった切り出し方で、お話をすることもできます。
あくまで結婚をしようと思っていたこと、ご挨拶が遅くなってしまって。その間に子供を授かりました。とお話しましょう。
将来設計を話せるように
できちゃった婚の挨拶、そうでない場合の結婚挨拶と異なるのは将来設計について詳細に聞かれる場合があります。要するに「ちゃんと育てられるのか?」ということです。授かっていなく、どちらもしばらく働いていれば一緒にお金を貯めて〜という話になりますが、娘さんはしばらく働くことができなくなる中で、どう子供を育てていくのか親としても気になります。
特に幼稚園に入るくらいまでのお金の話などはしっかりと計算し、今の貯金はいくらなのか、年収でいくらくらいもらっているのかなど話せるようにしておきましょう。
「ちゃんと育てられるのか?お金はどうするんだ?」と聞かれた時に納得感のある話ができるとよりスムーズに認めてくれるでしょう。
その場でお許しいただけなかった場合
正直、その場でお許しいただけなないこともあります。それは授かっていない場合のご挨拶よりも可能性としては少し高まります。
その理由は両親の驚きです。結婚の挨拶だと思ったら「子供もいる」となると誰でも多少は驚くでしょう。おそらく孫を見れる感情と、でも順番とか違うし、まだ結婚OKしてないし…と頭の中が混乱しています。
なので、その場は向こうも感情的に受け入れがたい状況になっています。そこで男性側までムキになってはいけません。いろいろと言われるかもしれませんが、答えることは答える、受け止めるところは受け止め、すこし落ち着いたタイミングで「お時間いただきありがとうございます。また改めてご挨拶させてください」とまた来ることを明言して、その場は一度失礼しましょう。
相手も自分も時間を置いて落ち着いて冷静になると思います。その間に当日言われて答えられなかったことも次回は応えられるように考えておきましょう。
幸せなことなので自信をもって
できちゃった婚でご挨拶となると胃が痛い思いをするかもしれませんが、本来であればとても幸せなことです。結婚だけでなく、お子さんも授かれるののはダブルの幸せになります。
最初はびっくりされて怒られることもあるかもしれませんが、落ち着けば必ず祝福してくれると信じて自信を持ってご挨拶に行きましょう。