プロポーズを成功された方、プロポーズしてもらった方もおめでとうございます。プロポーズの後は入籍でも、結婚式場の下見でもなく、ご両親への結婚のご挨拶です。
両家の関係のスタートとなる結婚のご挨拶をしっかりと成功させられるように、結婚挨拶全体の注意事項をまとめます。
プロポーズ後から結婚挨拶前日までの流れ
プロポーズが終わって、2人のなかで結婚の合意が取れた場合は次に両親へのご挨拶となります。
結婚のご挨拶もまだなのに2人で式場を決めてしまったりした場合は「順番が違うよね?」と言われてしまうことも。少し緊張するかもしれませんが、結婚が決まったらなるべく早くご報告と訪問のお約束をとりつけましょう。
結婚ご挨拶のお約束のとりかた
結婚のご挨拶に伺う日程の調整ですが、次のように進めると良いでしょう。
- 各自、自分の両親に電話で報告。女性の場合はその連絡で日取りまで調整
- 女性の両親に結婚のご挨拶とお許しを頂く
- 男性の両親に結婚の報告
という順番になります。お嫁さんを
もらう立場は男性なので、こういったご挨拶はまずは女性の両親にお許しをもらうのがマナーです。
ご挨拶に行く服装の準備
当日編に書こうと思いましたが、場合によっては新しく購入することや、当日になって「やばい!土日だからいつものようにクリーニング出したスーツがない、ワイシャツがない」などを避けるために、1週間前ほどになったら着る服のイメージを固めておきましょう。
テーマは男女とも清潔感です。会社などに行くのにふさわしい服装であれば問題ありません。プリンになっている女性や、ちょっと髪が伸びてきた男性も美容院などに行くこともおすすめします。
また、女性については家事がちゃんとできるかという観点でネイルもよく見られます。
ネイルが禿げているのもだらしのない印象になりますし、派手すぎる・長すぎるのも良い印象は持たれません。今回の結婚のご挨拶や両家顔合わせのタイミングではいつもより控えめなネイルにすることをおすすめします。
ご挨拶の手土産の準備
結婚のご挨拶では手土産を予め購入しておくことをおすすめします。もしくは当日に購入するものをしっかりと決め、購入できる場所をリサーチしておくことが重要です。
それは
- 手土産の購入に迷って遅刻ギリギリになることを避ける
- ゆっくり広い範囲で選び購入することで、よりよいものを用意できる
- 当日はドキドキして、手土産選びもはかどらない可能性がある
などの理由で前日までに選ぶことが大切です。
基本的には3,000円程度の手土産を「お時間を頂いた御礼」として持って行きます。人気なのは和菓子・洋菓子・日持ちのするフルーツのゼリーなどが一般的ですが、挨拶するご両親にとっての子供側が親の好みを考慮して選ぶことで失敗が減ります。
手土産の選び方については詳しくコチラにまとめております。
ご挨拶後に送るお礼状の準備
ご挨拶後にはお礼状をお送りすることを推奨しております。ご挨拶後はちょっと気が抜けてしまうこともあるので、前もって便箋や封筒の購入・中身の検討を進めておきましょう。
ご挨拶後にお礼状をすぐに発送することができるので、より良い印象を持ってもらえるでしょう。
ご挨拶に向けた2人の作戦会議
結婚のご挨拶は男女ともに2人のサポートが重要です。
両親を一番理解しているのは子供ですし、子供側なら「そろそろ帰るね!」などの言いづらいことや会話のスタートを切りやすいです。以下の様なことを2人で話し合っておくと当日スムーズに進むでしょう。
- 両親の趣味・性格
- 両親の気にするポイント
- 両親から聞かれそうな質問と答え
- 結婚のご挨拶を切り出すタイミング
- 帰る時間帯
結婚のご挨拶当日編
時間の余裕を持って行動を
結婚のご挨拶の当日はまずは時間にゆとりをもって行動すること。最寄り駅からの距離にもよりますが、30分前に到着できるくらいのスケジュールで行動しましょう。問題なく早く付けば喫茶店などで最終作戦会議に当てればOKです。
時間に余裕があるとその分心にも余裕ができるので、落ち着いてご挨拶に向かうことができます。
また、もしかなり遠方であれば、前入りすることもリスク軽減と心の余裕にもつながり、前日に少し観光などが出来れば当日の話題にも使えるでしょう。
結婚のご挨拶本番
さて、いよいよチャイムを押すタイミングです。自宅なので子供主導で玄関に入りたくなる気持ちもわかりますが、結婚相手もいるのでしっかりとチャイムを鳴らしましょう。インターホンに応答するのは子供側でOKです。
玄関で出迎えていただいたら最初は名前とお時間をいただいた御礼を伝えましょう。手土産を早速渡したくなりますが、席に皆さんが揃ってからが正式マナーなのでまだ持っておきましょう。
みなさんが席いついたら手土産をお渡しし、いよいよ本番です。自己紹介をし、少し雑談をし、結婚のご挨拶に入ります。雑談等の会話は上手く子供側がフォロー・サポートしてあげると自然に盛り上がります。結婚のご挨拶の言葉や雑談のポイントについてはこちらにまとめておりますので、参考にしてください。
結婚のご挨拶後
帰る際は子供側が「そろそろ帰るね」や「そろそろ送っていくね」などと切り出すのがスマートです。
子供側が切り出したら、そのタイミングで「今日は本当にありがとうございました。これからどうぞよろしくお願いいたします。」と最後にご挨拶を。
つい油断しがちですが自分の家に帰宅したタイミングで御礼のお電話を差し上げましょう。電話の内容は無事についたこと、今日の御礼と今後共よろしくお願いします。という話題でOKです。
結婚のご挨拶日以降
結婚のご挨拶日以降はお礼状を書きましょう。最近では出さない方も増えてきましたが、だからこそしっかりと出すことによって好印象を与えることができます。結婚ご挨拶のお礼状と聞くと大層な感じを受けますが、便箋であれば1枚程度、オリジナル文章は1,2行ですので是非書きましょう。
下の記事内では封書タイプでのお礼状を推奨していますが、相手方の両親が逆に気を使ってしまう場合はハガキでも構いません。
結婚のご挨拶でお許しをいただけたらこれからが本番です!
結婚のご挨拶が無事に終了して一段落した気分になるかもしれませんが、その後は結婚に向けて様々な段取りを夫婦で進めていきます。
結納はするのかしないのか、するならどう、いつするのか、顔合わせは?結婚式は?など決めることやることがたくさんです。是非今後共2人で協力して結婚準備と結婚生活を過ごしていただければ幸いです。