いよいよ両家顔合わせを控え、当日はどのように進めていくか悩んでいらっしゃる方も多いかと思います。そこで今回は来る両家の顔合わせ当日の進行と挨拶、それぞれのコツをご紹介します。
両家顔合わせ食事会当日の大まかな流れ
- 待ち合わせ・2人がご案内
- 開始挨拶
- 新郎家族から自己紹介
- 記念品の交換・婚姻届の記入(実施する場合)
- 写真撮影
- 乾杯挨拶
- 食事・歓談
- 締めのご挨拶
- 写真撮影(二度目)
が当日の流れとなっています。両家顔合わせと聞くとしっかりとしたご挨拶をイメージされる方も多いですが、結納のように固い口上などはありません。ご安心ください。
待ち合わせ・集合編
まず新郎新婦本人が不在で両家が揃うのはお互い気まずい思いをするので、新郎は新郎一家と待ち合わせをして会場へ、新婦は新婦一家で集まって会場入りをするとよいでしょう。
どちらも同じ程度のタイミングで良いと思いますが、会場に5分前には集まるようにしましょう。当たり前ですが、遅刻は絶対にNGです。新郎と新婦がそれぞれうまく連絡を取り合って調整していきましょう。
開始挨拶
もしこのタイミングで飲み物のオーダーを聞かれた場合、「みなさん喉も乾いていらっしゃると思いますので」や「先に飲みのだけ注文しましょうか」などひと声かけてオーダーをしてしまいましょう。
開始の挨拶後、乾杯前に記念品の交換・婚姻届の記入を行う場合は予めお店側にそういったセレモニーをするから飲み物はちょっとまってくれというお話をしていてもOKです。
そして肝心の開始の挨拶ですが、手短いに終えてしまうことをおすすめします。
新郎「本日は私と○○(新婦)さんのためにお集まりいただき、本当にありがとうございます。今日という日を迎えられて幸せに感じています。短い時間ですが、○○家と△△家の絆が深まる場になればとおもいます。今日はどうぞよろしくお願いいたします。」
で、結構です。カジュアルな感じでその場を楽しみたいなら笑顔でいきましょう。緊張して上手く笑顔を作れない場合は無理に笑顔を作らず、しっかりとした表情・口調で言うのもしっかりして見えるのでOKです。
もし新婦側が遠方だった場合は「遠い所ご足労頂き…」、雨の場合は「お足元の悪い中…」などの言葉も加えるといいでしょう。
顔合わせ食事会での自己紹介の方法と順番
自己紹介の流れは新郎家→新婦家の順番で話を進めていきます。
なので、まずは新郎から
新郎「簡単に家族を紹介させていただきます。まず、父の○○です。」
父「父の○○です。△△(新婦)さんの様な素敵な女性がお嫁にきていただき、息子も大変幸せ者です。今日はどうぞよろしくお願いいたします。」
新郎「母の○○です。」
母「母の○○です。(簡単な挨拶)。今日はどうぞよろしくお願いいたします。」
その後、新婦の家族も同様に「よろしくお願いいたします。それでは私の家族を紹介させていただきます。父の〜」と続けましょう。
乾杯の挨拶
開始ご挨拶の際に全員にお酒が行き渡っているのであれば、そのまま最後に乾杯と一声つけるだけでOKです。「(略)〜本日はどうぞよろしくお願いいたします、乾杯」の様な形です。
この際に新郎側がグラスを持ちながら話し始めることで、乾杯挨拶を兼ねているんだなと周りも察してグラスを持っていただけるでしょう。もしまだグラスに手をとっていない方がいらっしゃる場合は「それではこのまま乾杯とさせていただければと思います。(待ち)乾杯」と声をかけましょう。
また、乾杯挨拶の前に記念品交換などのイベントを行った場合は改めて席につき直し、「これから改めてよろしくお願いいたします。乾杯」や「今日はどうぞ楽しんでくだされば幸いです。乾杯」と手短に乾杯のご挨拶をしましょう。
食事・歓談
いよいろ食事・歓談の時間です。ご挨拶のようにある程度決まっていない分どうその場を楽しんで頂けるかは進行役の新郎次第でもあります。くれぐれも緊張するからといってお酒を飲みすぎないようにしましょう。
こういった場の歓談のポイント・コツをご紹介します。
- 政治、スポーツチーム・球団、宗教、病気などの話はNG
- 話のネタの中心は新郎新婦をメインに
- オススメな話のネタは新郎新婦の子供時代の話
- もしご兄弟がいらっしゃるのであればその方にも話を振る
- 自慢しない、自慢に聞こえるようなことを言わない
- 会話が一方的にならず、両家が同じくらいの時間・量を話すようにする。片方がずっと話している様子であれば上手くその子供が相手側に質問のパスを投げる
- 新郎新婦でそれぞれの家族の情報共有をしておき、会話が切れそうになったらその質問をぶつけてみる。例)「そういえば、(新婦)さんから伺ったのですが、ゴルフがご趣味のようで、私も最近始めたのですが、よくいかれるんですか?」などです。
など上手く場の空気を調整しながら進行していきましょう。
締めの挨拶
最後に締めのご挨拶です。
タイミングとしては食事やデザートを食べ終わり、一息ついた頃、会話が減ってきたタイミングがいいでしょう。
特別な時間の制約がない限りは盛り上がっているところを無理に解散にする必要はありません。
締めのご挨拶も手短に「本日はお集まりいただき誠にありがとうございました。これから改めてどうぞよろしくお願いいたします。」とご挨拶をしましょう。締めのご挨拶に関しましては新郎だけではなく、新婦からも一言あるといいでしょう。