結婚式はやり直しの効かない新郎新婦にとっては一大イベント。その大事な結婚式の写真を友人のあなたに頼まれたら責任重大ですね。写真やカメラなどに慣れていて、普通の写真撮影は慣れていても結婚式は格段の難しさと責任があります。
そこで今回は結婚式の写真撮影のポイントと絶対新郎新婦に喜ばれる写真撮影のシーンをお伝えします。
結婚式の撮影は何が難しいの?
冒頭に結婚式は普段撮影しているものに比べて難しいというお話をしました。ではなぜ、どんなところが難しいのでしょうか。こればかりは慣れもありますが、何が難しいか把握しているだけでも撮影がうまくい可能性がぐっと上がるので、是非抑えておきましょう。
結婚式は光量の変化率と変化のペースが早い
普段何を撮影されているかにもよりますが、一つのハードルは光です。ブライダルでは挙式から披露宴という空間の異動に加え、暗転、通常、スポットライトや場所や距離の変化が非常に多いです。
ついつい油断していると光量の調整が間に合わず、出来上がった写真を見て白飛びしまくっていてがっかり、、、なんてこともあるので、しっかりと心構えしておきましょう。
瞬間瞬間の動きがあり、なおかつ不規則
スポーツカメラマンなどをされている方にとっては瞬間瞬間の動きを撮影するのはお手の物かもしれませんが、普段物やポートレイトを撮影している人、また動きやスピードが想像できる電車などの乗り物の撮影に比較して、新郎新婦やゲストは常に動き、なおかつ非規則で予測が難しいです。
瞬間瞬間がベストショット・シーンのチャンスなので、ぶっつけで撮影する前にYoutubeなどでダイジェストや動画をみて新郎新婦が一般的にどういう風に動くのか、把握し、どんなシーンをどんな構図で撮影するかイメージトレーニングをしておくべきです。
今のシーンもう1回!はできない
上記のように様々な状況が変化する中で非常に高度な撮影技術が求められる上、「ごめん!誓いのキスもう一回!」なんてことはできません。カメラマンのあなたを置いて、どんどんシーンは進んでいきますので、取り逃しの可能性は非常に高いです。
結婚式写真撮影で取り逃し厳禁の厳選シーン
大切な友人の撮影をされる方も、新郎新婦の方も必見です。
撮影の鉄板シーン:開始前のメイク中
これは最近エンディングムービーなどでもよく使われているシーンですが、新婦のメイクアップ中の写真や新郎の着替え中、はたまた準備は完了し、緊張した面持ちで待っている様子など、披露宴では見えない様子を撮影するのはレアな写真になります。必ず新郎新婦やプランナーに事前に伝え、控室に入室できるようにしておきましょう。
撮影の鉄板シーン:近いのキスのシーンや指輪交換の瞬間などの定番シーンも
ここらへんド定番のシーンですね。おそらく結婚式の写真を依頼されたらまずはイメージするシーンだと思います。取り逃し厳禁なので、しっかり場所取りをして撮影しましょう。
いわゆる定番のシーンは
ヴァージンロードを歩く新婦
- 誓いのキス
- 指輪交換
- 指輪交換後の披露シーン
- 挙式退場中
- 披露宴入場
- ウェルカムスピーチ
- ケーキ入刀&ファーストバイト
- 余興中の新郎新婦
- 花嫁の手紙
- 両家の挨拶&新郎謝辞
- 退場
などなどたくさんあります!
撮影の鉄板シーン:主賓スピーチなどのスピーチしてくれている人
ここも定番ですね。スピードしている人は意外に新郎新婦から見づらいのでしっかりと撮影しておくと非常に喜ばれます。
撮影の鉄板シーン:友人ゲストや家族の写真
個人的には他の人の式の写真で結構感動します。新婦のお父様の嬉しいけど、すこし切ない表情、送り出す表情など、新婦の笑顔には負けない素敵な写真。
また友人が祝福している様子や友人同士で何気なく談笑している様子は主役の二人からはなかなか見ることができないので、しっかり残してもらうようにしましょう。
撮影の鉄板シーン:挙式・披露宴会場などの「場」
きっと式場、披露宴会場などは慎重に吟味してこだわった場だと思います。チャペルが特徴的、披露宴会場が特徴的な場所も多いかと思います、
新郎新婦はもちろんですが、場所だけ、もしくは場所にフォーカスした写真もせっかくの機会、残しておきましょう
撮影の鉄板シーン:スタッフさんとの写真
意外に忘れがちなスタッフさんとの写真。特に半年以上かけて一緒に準備を進めてくれたウエディングプランナーさんとの写真は絶対撮っておくべきです!終わった後に写真と一緒にお手紙を送るなどすればきっと喜んでくれるはずです。
撮影の鉄板シーン:ウェルカムボードなどのアイテム
新郎新婦がこだわったのはドレスや会場だけではありません。二人の似顔絵のウエディングボードやこだわりのある芳名帳、ウェルカムドリンクやその他の装飾。こだわって撮影したのだからしっかりと撮影しましょう!!
絶対カメラマンに依頼して写真に残すべき結婚式アイテム10選
撮影の鉄板シーン:意外にないのが、花嫁の後ろ姿や全身写真
結婚式当日や披露宴ではどうしてもフォーカスされるため、胸から上の写真や正面写真がメインになりがち、
ウエディングドレスは後ろ姿もこだわっているものも多いので、後ろ姿も残しておくときっと喜んでくれるはずです。
最後に:結婚式の写真を新郎新婦に依頼されたら
もう引き受けてしまっているかもしれませんが、結婚式の写真は新郎新婦だけでなく親族も非常に楽しみにしている場合が多いです。なので、頼まれたら以下の観点はしっかりと新郎新婦と話しておきましょう。
- ちゃんとしたプロのカメラマンがいる上でのサブカメラマンなのか
- プロがいなければ自分以外にも複数人カメラマンを用意するべきであると
- 新郎新婦のご両親はカメラマンが友人でもOKなのか。もし費用を節約したいという理由であれば両親が負担してくれる可能性もあります。
- 結婚式写真撮影のプロではないということをしっかりと伝える。
などなど、一大イベント&撮影難易度の高い撮影になるので、しっかりと話しておくべきですね!