結婚式では、司会から新郎新婦のプロフィールを紹介します。このプロフィール紹介は意外にブライダルメディアなどで取り上げられていませんが、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回こちらをしっかりとご紹介いたします。
プロフィール紹介とは?なくてもOK?
プロフィール紹介とは多くの場合、ウェルカムスピーチと乾杯挨拶の間で行われます。時間としては3分ほどが多いでしょう。
プロフィール紹介はゲストへのおもてなし
プロフィール紹介と聞くと、「プロフィールムービー流すのに?」とか「あんまりゲストはちゃんと聞いていないのでは?」「やる意味あるの?」と思うかもしれません。 しかし、プロフィール紹介はゲストに対するおもてなしの1つです。共通の友達もいらっしゃるものの、ほとんどの方はお相手について詳しくは知りません。 やはり2人がどんな方なのか最初に知ることで、より新郎新婦に対する祝福の思いも強くなり、披露宴も楽しむことができます。
実は時間稼ぎの一面も
もう1つ味気ないことを言ってしまうと、時間稼ぎです。ゲストにはできるだけ冷たい=美味しい状態で飲み物を飲んでいただきたいので、直前にそそぎます。 そこで乾杯の直前に飲み物を注ぎたいのですが、そのとき何もせずみんなで黙っていると気まずいですよね。そこでプロフィールを紹介しているという面もあるんです。 式にもよりますが、60〜70人を分担して注ぎますので、それなりの時間がかかるんですね。
プロフィール紹介文は司会者が作ってくれるところがほとんど
プロフィール紹介はほとんどの場合、司会者が行います。司会者の方とのお打合わせの内容の1つがプロフィール紹介になりますが、次のようなことを質問されます。 もちろん言いたくないこともあるでしょう。そういう場合は司会者さんに「言わないで」と伝えたほうが、上手くスルーしてくれるでしょう。
- 名前
- 出身地
- 家族構成
- 生年月日
- 小さいときの性格
- 出身校
- 仕事をしている場合は仕事の内容
- 趣味特技
- 普段の性格
- 2人の出会い
- 想い出のエピソード
- 結婚を決めた瞬間
- プロポーズのタイミング
などを恋バナ感覚でいろいろと聞かれるので、答えていきましょう。 その後、プロフィール紹介文の案を出してくれるので、学校や名前の情報の確認・修正やエピソードの追加・削除を行います。 司会者の質問に答えるだけなので、
新郎新婦にはそこまでご負担がかかりません。 新郎新婦がそれぞれの内容を紹介するパターンもありますが、緊張しているタイミングでもあり、場も温まっていないので、結構緊張するかと思います。 ネットでの例文などを参考に自分たちなりにアレンジして練習しましょう。
カンペは必須かと思います。
あまりプロフィールを紹介してほしくない場合の回避方法
「正直あまりプロフィールを紹介してほしくないんです…」という方からのご相談を受けることが多いです。
- 浪人・留年した
- しばらく無職だった、フリーターだった
- 歳がすごい離れていることを気にしている
- 出会いを言いづらい
など、人によって感覚は異なりますが、あまり言いたくないという方も多いでしょう。 そのようなときはNGとして言っていただければ上手くいってくれます。
- 浪人・留年→いつ入学・卒業したか言わない or 勉強が大好きで6年間も大学に!などと笑いに持っていく
- 職歴→夢を追いかけ〜というパターンや何も触れない
- 出会い→出合いは飲み会や共通の友人の紹介など
これは本人たちの希望しだいですが、希望すれば司会者もプロですので様々な方法でスルーしてくれます。
何も紹介したくない!という場合
何も紹介したくない場合でも完全になしというのは先程ご紹介した理由的にあまり好ましくありません。 そういった場合は触れられるところだけを触れていただき、他のことで時間をかせぐ方法があります。 例えば
などさらっと、言っても良いことだけに触れ、
- この結婚式場を選んだ理由
- 結婚式でこだわったこと
- ゲストに楽しみにしてほしいこと
などを中心に持っていくと、プロフィール紹介に集中せず、ゲストへのメッセージとして使うことができます。
結婚式プロフィール紹介のときの曲・BGM選びのポイント
プロフィール紹介の中心は、あくまで司会者は新郎新婦が話す言葉です。つまり曲に耳を傾けすぎてしまったり、曲の音量がうるさくて聞こえづらかったりしてはNG。 曲はスローテンポやゆったりした曲で音量は低めにします。でも新郎新婦に思い入れのある曲や好きな曲、本人っぽい曲選びが良いでしょう。 プロフィール紹介はインスト曲と言われる(インストルメンタル、インスツルメンタルなど)歌が入っていない曲を選ぶ方も増えています。
結婚式で素敵なプロフィール紹介を
お互いのことをわかってもらえる、プロフィール紹介。「こんな素敵な人と結婚して、よかったな」とみんなに思ってもらえる、素敵なプロフィールを司会者と一緒に作っていきましょう。