結婚式や二次会の余興などで多く活用されているビデオレター形式の余興。
形式としては少し定番だなぁと感じるかもしれませんが、お一人お一人からのメッセージは新郎新婦たちだけに贈られるオリジナルメッセージ。
そこで今回は余興でビデオレターを作る幹事・余興担当の方にご紹介します。
ビデオレターを余興でやるメリット・デメリット
幹事の方で余興を考えている方にとってビデオレターは魅力的です。
主なメリットとしては
- 当日は映像を流すだけのため、リラックスして結婚式・二次会を楽しめる。失敗もない(機材トラブルはしっかりと試験を)
- 映像編集は必要なものの、基本的にはつなげていく編集になるので、難易度は高くない
- 定番なものの、ひとりひとりのメッセージが入っているため、新郎新婦が喜んでくれる
- 形として残るのでメッセージを読み返すことができる
一方でデメリットというか、大変なところで言うとメッセージ集め、もしくは撮影です。
大勢の人を巻き込むタイプの物を行う場合は今ではスマートフォンの画質もいいので、スマホで撮影して送ってね!というだけで参加者も撮影しやすいですが、誰に何人くらい送って、どのくらい送ってきてるのか、いわゆる進捗管理が大変な点。
多くの人を巻き込むので、結婚式当日の2ヶ月前くらいから案内をし、2週間に1回ほどリマインドをしながら早めの締め切り設定をしましょう。
残念ながら全員が締め切りまでに送ってくれるわけではありませんので、「締切を過ぎた場合はその人のは使わない」という心づもりでいないと直前まで編集作業に追われてしまうかもしれません。
大勢巻き込むタイプのビデオレターを周りの人にお願いするときの注意
特に大勢を巻き込む系はざっくり「メッセージ送って!」と言ってしまうと、参加者も迷うことがあります。
ビデオレターの雰囲気や方法、長さや文字数などある程度の大枠を指定すると、参加者もスムーズに撮影することができ、結果的に幹事の方も楽になります。
具体的にはこのようなポイントを抑えると良いでしょう。
- ビデオレターの方向性・雰囲気(真面目にお祝いする形式なのか、おふざけ・ギャグはありかなど)
- イメージしている完成形のYoutube動画
- 一人あたりの尺(文字数)
- 映像の撮り方:口頭だけでいいのか、紙などに書いてほしいのか
- 締め切り:実際に編集し始める1週間前くらいに設定しておきましょう
- 禁止事項:結婚式・二次会では下ネタ・裸芸などはふさわしくないので、それだけは辞めてね。と
こういった大枠を指定してあげるだけでもゲストはかなり楽になります。
特定の方のビデオレターを使用する場合のポイント
字幕はマスト
大勢の方のメッセージを集めるタイプでもですが、両親や恩師、上司など一人の人のコメントが長くなる場合字幕は必須です。
結婚式・二次会では場がざわざわしている状況の時もありますし、話し手もプロではないので時々聞き取りづらいときも。
せっかくのビデオレターでも何を言っているかわからなかったら魅力が半減してしまうので、騒がしい状況でもわかるように字幕をつけましょう。
撮影は三脚などで固定
映像の質をぐんと良くするポイントの1つは固定カメラです。
移動中ならまだしも基本立ってか、座っての撮影になります。
どうしても手で持っていると手ブレで画面が揺れますが、新郎新婦が見ていて気が散る・疲れる原因にも。
スマホで撮影する場合も1,000円少しで三脚を購入することができるので、惜しまず購入するようにしましょう。
前もってどんな話をしてほしいのか伝えておく
インタビュー形式でも、一方方向でのビデオレターでも事前にテーマや質問項目、話してほしい内容について決めておくといいでしょう。
話し手もプロではありません。その場でいきなりしっかり話せる方は少ないですし、結婚する2人にしっかりとメッセージを贈りたいと思っているはずなので、先に話してほしいことを伝えておくことでしっかりとしたメッセージをもらえます。
新郎新婦も、メッセージを贈る人も、幹事も満足度が高いものを贈るためには必須の気遣いです。
ビデオレターで使う曲の選び方
ビデオレター使う曲はテーマが多岐に亙るので、個別にはご紹介できませんが、セオリーがあります。
それは
ビデオのテーマと誰から誰へ贈るビデオレターなのかの2点です。
ビデオのテーマというのは、明るい曲調、しんみり、感動系など映像の雰囲気とマッチした曲を選ぶということ。
もう一つの誰から誰へのビデオレターなのかという点は、
- 友達から新郎新婦へなら友情をテーマにした曲
- 親から子供へのものであれば、親子をテーマにしたもの
など誰から誰へのプレゼントなのかと曲の歌詞に合わせることでより感動的なものになります。