お笑い芸人の鉄拳さんの感動するパラパラ漫画で改めてパラパラ漫画の良さに気づき、結婚式のサプライズムービーとしても人気です。
そんなパラパラ漫画を自作するのは
- 今回あまりお金はかけられないけど、時間はある!
- 絵心がある!絵が好きだ!
- 何より、誰かを感動させたい
という方にはおすすめの演出方法です。
そもそもパラパラ漫画の仕組みとは
https://www.youtube.com/watch?v=Lu1oRLnPgzk&t=1s
そもそもの話ですが、パラパラ漫画の仕組みはご存知でしょうか。
小さい時や今でも暇な時にノートや本の端でパラパラ漫画を作成したことがある方も多いと思いますが、静止画(絵)を高速で切り替えていくことで、滑らかに動いているように見えるという仕組みです。
実は皆さんに親しみのある映画やドラマ・ムービーなども1枚1枚の静止画を高速で映し出し、1秒あたり30枚〜もの画像を使用しています。※高品質なものであればもっと!
しかし、パラパラ漫画としては業界としても4〜6枚/秒ほどの絵を使用します。
つまり、
もしあなたが3分、つまり180秒のパラパラ漫画を作成しようと思ったら1秒4枚でも720枚が必要になります。
※文字のシーンなどはそんなに使用しないかもしれません。
単純計算でそのくらいになるので、相当の時間はかかることを覚悟してください。
いちばん大事なのは構想・ストーリー
まずパラパラ漫画を制作するにあたって、重要な要素が構想・ストーリーです。
この構想・ストーリーとはつまり、3分程度のパラパラ漫画で何を伝えるのか、それをどういう流れで伝えるのかということです。
要するにちゃんと先にパラパラ漫画のストーリーを作ることです。
簡単でも良いので4コマ漫画のように
- 最初のシーンはこんな感じの絵・シーン
- 次はこんな絵
- ここでセリフのシーンをいれて
- その次は…
- 最後は…
とそれぞれのシーンを簡単でもよいので、設計図を作るのが良いでしょう。
このタイミングでしっかり考え、形にすることでその後悩んでペンが止まったり、やっぱり「違うのにする!」とせっかく書いたものを捨てたりすることも無くなり、結果としては早く終わるでしょう。
必要な道具を揃えましょう
必要な道具は意外に少ないです。それもパラパラ漫画の自作のメリットです。
- 鉛筆(下書き用)
- ペン
- 紙(大量に)
- トレース台
- スマートフォンやカメラ(or スキャナー)
- 編集用のスマートフォン&アプリかPC
が主に必要となる道具です。筆記用具についてはお分かりになるかと思いますが、紙とトレース台について詳しく説明します。
パラパラ漫画で必要な道具:大量の紙について
なぜ、紙が大量に使われるのか、それは先程もお伝えしたとおりパラパラ漫画にするためには3,4枚/秒が必要になるので、想定している長さの秒数×4,5枚分準備をしていきましょう。
通常のコピー用紙を大量に購入するのが良いでしょう。
パラパラ漫画で必要な道具:トレース台
普段イラストを書いたりしない方には馴染みのないものですが、トレース台という「イラストをトレースするための」道具が必要です。
なぜかというとパラパラ漫画の基本は「前のイラストから少しづつ変化をもたせたイラストを次々と写すことで、動画っぽくみせる」事になるので、前のページからいきなり人物の場所が大きく変わるとわけがわからない映像になってしまいします。
例を挙げてみると、例えば真正面から人が真顔から笑顔になるシーンを作る時
- 真正面から真顔の顔を書く
- 真顔から少しだけ、目尻を下げ、口角を上げる
- 更に少しだけ、目尻を下げ、口角を上げる
- 繰り返し
- 笑顔のイラストを書く
という流れになりますが、もしこの時に目尻と口角や顔のパーツ以外が大きく変化してしまうとおかしなことに。
そのために、トレース台を使用して、前のカットから位置を合わせるところは合わせ、変化をつけるところは変化をさせる絵を書きます。
手作りで100均の道具を複数使用して作ることもできますが、100均でもライトなどを購入する手間暇、元々トレース用として作成されたものに比べて書きづらいなどの何点があります。
Amazonなどでもトレース台1,000円〜2,000円台で購入することができるので、間違いなく購入したほうが書きやすいでしょう。
描いたパラパラ漫画を動画にする
数百枚に及ぶ作画が完了したら後は編集します。
編集は主に2通りの方法があります。
PCを使用してパラパラ漫画を編集する
PCが家にあり、使い慣れている人にはオススメの方法。
書いたイラストを1枚1枚写真にとり、データをPCに取り込みます。
その後Macならimovie、Windowsであればムービーメーカを使用することで作成することができます。
※高速のスライドショーを作るイメージです。
またこの際にスキャナがあると
- しっかりとトレースしたイラストが撮影によってずれない
- 機種によりますが、一気にスキャンできる
- 不自然なライトや手ブレなどが起きない
などのメリットがあります。
もし職場に複合機などがあれば、スキャンであれば紙は使用しませんので借りてみるのも…?
スマートフォンで取込から編集まで行う
スマートフォンのアプリでもパラパラ漫画を自作するようのアプリが数多くあります。
こちらについてはまた別の機会にご紹介させていただきますが、ストップモーションスタジオが使いやすいと評判です。
ガイドに従って写真をパシャパシャ取り続け、音楽の挿入・動画全体の編集までをPCでおこなうことができます。
ストップモーションスタジオについての詳細はこちらから
Appliv-ストップモーションスタジオ
パラパラ漫画はかなり根気のいる作業
パラパラ漫画を自作しようと思うといくらトレース台があるとしても膨大な時間がかかります。
720枚必要だとしたら、仮に1枚20分のペースで進められても240時間かかる計算になります。
しかしその分魅力的なサプライズ演出になるでしょう。
もし、そんなに書くのは無理だ!と思ったらオススメなのはMarryGiftSongに依頼していただくこと。
オリジナルソング制作サービスですが、セットでイラストムービーもついています。
サプライズでパラパラ漫画を作ろうと思っているのであれば、きっと想いのこもったサプライズソングもできるでしょう。
下の動画が私たちのイラスト動画のサンプルと歌なのでぜひ見てみてください!
https://www.youtube.com/watch?v=Lu1oRLnPgzk