友人の結婚式で、友人代表スピーチを頼まれたら嬉しいですよね。
しかし、気をつけないと
自分では気が付かないうちにマナー違反をしていることがあるんです。
今回は、どんな点に注意すべきかをご紹介します。
1.スピーチは5分以上話さない
友人へ熱い気持ちを伝えたいのはわかりますが、どんなに長くてもスピーチは5分以内に収めてください。
式場スタッフやプランナーも友人代表スピーチにそこまでの時間をとると仮定していないので、あなたが長々と話すと結婚式全体のスケジュールに支障をきたします。
理想は3分以内にとどめることです。
2.ご両家へのお祝いの言葉を一言添える
緊張しているとついいきなり本題に入ってしまいがちですが、スピーチの冒頭は新郎新婦へのお祝いの言葉にします。
そして続けて、ご両家のご親族のみなさまにもお祝いの言葉を添えましょう。
意外と忘れがちなので、必ず言えるよう意識しておいてください。言い忘れてしまったら、スピーチの最後に一言添えましょう。
3.普段の結婚式より服装に気をつける
結婚式に行くときは誰もが身なりに気をつけていますが、友人代表スピーチをするならいつもよりさらに気をつけてください。
あなたの見ため次第では、「新郎(新婦)の友達って、あんな人なんだ」と、二人の評判を下げてしまいます。
女性は露出を控えて髪をしっかりまとめ、男性はシャツにアイロンをかけ靴をきちんと磨いておきましょう。
4.忌み言葉を避ける
結婚式では、「別れる」「切る」「死ぬ」「終わる」といった言葉を忌み言葉として避けています。
また、結婚は一度きりということから「ますます」「色々」といった重ね言葉もNGです。スピーチの中で言わないようにしましょう。
5.名前の間違いは絶対にダメ
あなたが新郎友人なら新婦の名前を、新婦友人なら新郎の名前を、今一度確認しましょう。
あまり親しくないとつい違う名前で呼んでしまい、ゲストから「過去の恋人の名前か?」なんて変に疑われてしまいます。
6.第三者が聞いてもわかりやすく
友人とあなたの間では説明不要なことも、聞いている人がわかるように簡単な説明を入れてあげると親切です。
特に固有名詞や身内だけが分かる言葉の連発だと、聞いているゲストは何のことかわからず場が白けてしまいます。
7.手紙を持って本番に臨む
スピーチの内容を暗記したと思っても、本番で頭が真っ白になってしまうのはよくあること。
そんなときカンペを見てもいいのですが、あまり見栄えはよくないですよね。
初めから手紙を読むという形式にすれば、みっともなくない上に、内容がわからなくなることもありません。
8.話してはいけないことを事前確認
「新婦が喧嘩をして家を飛び出したとき、新郎は一生懸命彼女を探して……」
なんて一見いい話に思えるエピソードでも、受け取り方によってはネガティブな印象に。
念のため、スピーチの中で話していいか新郎新婦に事前に確認しておくのがベターです。
また、家族のことや新婦が妊娠しているならその事実などについても、話していいか確認しておきましょう。
9.必ず一度は通して読んでみる
原稿ができたら、家で一度読んでみてください。
黙読するのと音読するのでは、かなり伝わり方が変わります。本番で読みにくく感じないように、練習をしておくのは重要です。
10.声の大きさとスピードが重要
あなたが話し手のプロでもない限り、スピーチの中で何か上手いことを言ったり、人を感動させる必要はありません。
ただ、何を話しているか聞いている人がわかればそれでOKなんです。
これをクリアするために、お腹から大きめの声を出し、普段よりもゆっくりしたスピードで話しましょう。この二つさえ守っておけば安心して聞いていられるスピーチになります。
結婚式で友人代表スピーチを頼まれた時に、必ず押さえておきたいマナーをご紹介しました。これらを守って、新郎新婦に喜んでもらえるようなスピーチを頑張ってください。