冠婚葬祭で活躍する小物といえば、ふくさですね。
普段はあまり使わないものなので、意外と正しい使い方を知らない人もいるんです。
いざという時に恥をかかないように、ふくさのマナーについて知っておきましょう。
1.ふくさは必ず持参するのがマナー
最近ではふくさに入れずご祝儀袋を鞄に直接入れて持っていく人もいるのですが、やはりこれはマナー違反。
きちんとふくさに入れて持っていきましょう。
ご祝儀袋をふくさに入れるときは、
開いたふくさの中央よりやや左寄せにのせ、左、上、下、右の順番に中央に向かってたたみ、左の爪の部分留め金にひっかければ完成です。
2.ふくさの色選びマナーとは
ふくさには様々な色があります。
結婚式に使えるのは、赤やオレンジ、金などの明るい色です。
反対に、紺や緑グレーなどの暗い色はお葬式の時に使うものなので、絶対に持っていってはいけません。
縁起が悪いですし、周りから白い目で見られてしまいます。また、紫は結婚式とお葬式の両方に使えるので、一つ持っておくと大変便利ですね。
3.ふくさからご祝儀袋を取り出すマナー
ふくさを取り出すのは、受付でご祝儀を渡すとき。
実は、この渡し方を間違えるとマナー違反になってしまいます。
鞄からふくさを取り出したら、右手で開き、右回転させて受付の方に正面を向けてください。
それから両手で渡しますが、その時に「本日はおめでとうございます」と一言添えるのがマナーです。
ふくさのマナーを覚えてスマートに結婚式に参加
普段使い慣れないふくさだからこそ、スマートに使いこなせるかどうかは人によって大きな差が出ます。大人ならきちんとマナーを抑えて、正しく使いたいですね。結婚式に出席する前に一度この3つのポイントを確認して、万全の準備をしておいてください。