仲の良い友人が結婚したら、結婚式の二次会で司会を頼まれることもあるでしょう。
でも、急に司会をやれと言われても、一体何をどうすればいいかわからないですよね。そんな方のために、今回は
「これさえできれば名司会者になれる!」というポイントを司会のプロがご紹介します。
打ち合わせで聞くべき3つのこと
司会を頼まれたら、本番の数日前に新郎新婦と打ち合わせをしましょう。
早すぎると内容が決まっておらず意味がないし、遅すぎると準備ができないので、だいたい1週間くらいがおすすめです。
打ち合わせでは、
「二次会のタイムテーブル」「余興をやる人の名前と余興内容」「新郎新婦と幹事の会場入り時間」を必ず聞いてください。
余興をやる人は司会から紹介することになるので、新郎新婦との関係性も聞いておくといいですね。また、当日は幹事さんと軽い打ち合わせをすることになりますので、何時くらいに来るのか知っておきましょう
台本を作ってカンペを持参する
打ち合わせでタイムテーブルが確定したら、最初から最後までの台本を作りましょう。
なんとなくでいけそうだと思っても、意外と当日になると上手く言葉が出ないものです。
「これを喋る」程度ではなく、
「みなさま、本日はお忙しい中お集まりいただき……」と一言一句書いたものを用意し、カンペとして手元にあるとベストです。
この時気をつけたいのが、忌み言葉をいれないこと。
二次会は親族がいないことがほとんどで披露宴ほど気にしなくてもいいのですが、やっぱり縁起が悪いのは避けたいですね。
「色々」といった繰り返しの言葉や「死ぬ」「別れる」「離れる」といった言葉は入れないようにしましょう
時間は「巻き」を意識する
司会の仕事は、時間通りに会を進行することです。
特に余興が盛りだくさんの場合はサクサク進めないとどんどん長引き、最悪の場合、会場に延滞料金を支払うことになります。
そのため
巻けるところはどんどん巻いて、早目の進行を意識してください。
「こんなに巻いて大丈夫かな?」と思っても、終盤に何か起こって結局予定通りか少し遅いくらいに終わるなんていうのはよくある話です。
すべての余興が早めに終われば、あとは歓談時間をゆっくり取ればいいので、問題ありません
当日言う名前にはすべてフリガナを振っておく
司会者は、新郎新婦はもちろん、挨拶をする方や余興をする方の名前を呼ぶ機会がありますね。
そのとき、間違えるわけがないという名前でも、かならずフリガナを振っておくことをおすすめします。
「川田(カワタ、カワダ)」といったような読み間違えやすい名前はもちろん、
「他に読み方がない」というような名前も、本番の緊張で間違えてしまうことはあります
余興の後には一言添えて
もし自分が余興をやってそれが司会者に褒められたら、気分がいいですよね。
だからこそ、あなたが司会をする時は余興後に何か一言添えてあげてください。
とっさに上手い褒め言葉を言うのは難しいので、
余興で誰が何をやるかを知った時点である程度考えておくのがベター。
二次会の司会は事前準備が8割!
新郎新婦から結婚式の二次会を頼まれた時に抑えたい、大切な5つのポイントをご紹介しました。
緊張するかもしれませんが、二次会は大抵親族もおらず、アットホームな雰囲気です。二人をお祝いする気持ちをもって、頑張ってください。