近年、会費制結婚式を挙げる方が増えてきております。そこで会費制結婚式において会費を渡す時のマナーが気になるのではないでしょうか。 ご祝儀制の結婚式でご祝儀を渡す時のマナーとは異なる点もあるため、これを機に知っておきましょう。
会費制結婚式とは
会員制結婚式とは、ゲストからご祝儀を頂く代わりに、一定の会費を支払ってもらうスタイルの結婚式です。近年、自由度の高い結婚式スタイルとして人気が高まっています。
NG例①シワが入ったお札を渡すこと
会費を渡す日に向けて何の準備もしてこなかったがために、とりあえずシワの入ったお札を渡してしまったというケースもあるかもしれません。しかし、これについてはマナー違反ということになります。 結婚式というお祝い事で渡すお金ですから、シワの入ったお札というのは失礼に当たるのです。 そのため、財布にたまたま入っていたお札を会費として出してしまうというのは避けた方が無難です。
NG例②ご祝儀袋に入れて渡すこと!?
結婚式などのお祝い事では、ご祝儀袋にお金を入れた上で渡すことが普通ですよね。 むしろ、それが一つマナーとして知られています。そのため、
会費制の結婚式でも、ご祝儀袋で会費を渡してしまう人がいます。 しかし、会費制であれば、お札をそのまま渡すということで構いません。 会費制の場合、金額があらかじめ決まっているからです。 ご祝儀袋に入れて渡してしまうと、ご祝儀袋からお金を出して金額を確認するという作業を受付の人がしなくてはならなくなるため、はっきり言って手間ですよね。もちろん、
ご祝儀袋に入れて渡すことがあからさまに失礼ということではありませんが、受付の人にもしっかり配慮することが大切ですね。
ベストな渡し方はこれ!
会費制の結婚式で会費を渡す場合、ピッタリの額の新札を渡すというのがベストな例となります。 まず、会費ピッタリの額を渡すことにより、受付の人の負担が軽減されます。お釣りを渡す手間が省けるということですね! 大勢の人が参加するという盛大な結婚式の場合には、受付の人も何かと忙しいです。そのため、会費ピッタリの額を渡すという心配りは大切です。この点は、先ほどのNG例②で説明したポイントと同様ですね。 また、新札を用意しておくという点についても大切なポイントです。 新札というのは、発行されてから一度も使用されていないお札のことを言います。 このようなお札の方が、しわしわのお札よりもはるかに印象が良いですよね。 しかし、新札の用意が難しかったというケースもあるかもしれません。その場合は、ピン札を渡すといいでしょう。なぜなら、新札とピン札の違いはほとんどないからです。
ご祝儀を渡したい方
会員制結婚式ではご祝儀はもちろん不要です。新郎新婦が「ご祝儀は辞退させていただきます」と招待状に記載している場合は、ご祝儀は渡さないようにしましょう。しかし、お世話になった方でどうしてもご祝儀を渡したい場合は、事前に新郎新婦に確認が必要です。ご祝儀を渡す場合は、ご祝儀袋に入れずに直接手渡しましょう!
会費についてのマナーを理解して結婚式に臨もう!
結婚式では、色々なマナーについてわきまえる必要があります。会費を渡す際のマナーについてもその一つです。 会費制の場合はご祝儀制と違い、ご祝儀袋を用意しないのが普通です。そのため、そこに気楽さを感じてしまい、渡すお札について何もこだわらない人もいます。 確かに、新札であろうとシワシワのお札であろうと、お金としての価値に違いはありません。 しかし、知人の晴れ舞台である結婚式に参加するということですから、新札やピン札を事前に用意しておくくらいの心配りが大切ではないでしょうか。