結婚式でゲストを招待するときに知っておきたいマナー【新郎新婦向け】

結婚式の準備の一つとしては招待したいゲストのリストアップから。 でも… 「招待するゲストって一体どこまで声をかけたらいいの?」 「招待したい人はたくさんいるけれど、予算が…。」 デリケートで難しい悩みが結婚式に招待するゲストの決定の仕方。 いざリストを作りはじめてみると思った以上に悩んだ。という方も少なくないはず。 今回は招待ゲスト決定の前に知っておきたい知識やルール、マナーをご紹介します。 あの人は招待したのに私は招待されていない!なんてギクシャクしたくない方や、予算が気になる方などもこちらを読めば解決できるはずです。ぜひご参考ください。

結婚式に招待するゲストってどうやって決めるの?そもそものマナーは


それぞれの異性の友人 どこまで招待されるかは人によってそれぞれ違います。 親族だけの方、友人も招待される方、勤め先の上司や同僚も招待される方。 どの範囲まで招待されるかを事前にふたりで話し合うのはもちろんですが、必ず確認しないといけないのが「両家の親」。 親の繋がりで招待をしないといけない人がいるケースも割りと多いのでリストアップをする際は必ず確認をしましょう。 また、リストアップする際は、親族・友人・会社関係で個別に分けてリストアップをし、その中で必ず結婚式に招待したい人、招待した方がいいのか悩んでいる人なども分けておきましょう。 必ず話し合ってほしいことに「人数の割合」があります。 最近では新郎側の方が圧倒的に招待人数が多い、もしくは新婦側の方が多いということも珍しくありません。 必ず新郎側・新婦側の人数が一緒になることはないので人数のばらつきは気にしなくていいですが、親が人数のバランスを気にするので、あとから大幅に招待人数が変更になったというケースもあります。 もしふたりで話し合っているタイミングで人数にばらつきが出そうだなと感じた場合には決定をする前に必ず相談をしましょう。

招待ゲストを決めるマナーの原理原則「呼ばない無礼よりも呼ぶ迷惑を」


これから様々な判断軸やこういう時どうするかなどのテクニックをご紹介しますが、まずは何よりも原理原則としてのマナーは 「呼ばない無礼よりも呼ぶ迷惑を」 オリジナルの言葉なので日本語の使い方として正しいかはさておき、迷ったらとりあえず呼ぶのがマナーであり、礼儀です。 呼んだら迷惑かも…と思うかもしれません。 確かにもしかしたら忙しかったり、金欠で少し迷惑と感じる人もなかにはいるかもしれません。 しかし、何かの拍子で例えばFacebookとかで、あなたが結婚式をしたことを知ったら「あ、私呼ぼれたなかった・・・」と思うんです。 仮にその人が招待されていても「行くか迷うなー」って言うレベルの人でも実際に呼ばれなかったらそこそこ傷つくものです。 なので、結婚式招待マナーの原理原則は迷ったら呼ぶ!これは徹底していきましょう。

結婚式に招待するゲストの区切り方テクニックとマナー

ここでよく結婚式の招待ゲストを決める際に使われているマナー&テクニックをご紹介します。
  • 親戚は親に任せるのが一番!
  • 先にテーブルと関係(グループ)を決め、優先順位高い順に呼ぶ。
  • 小規模コミュニティ内でこの人は呼ぶか呼ばない迷ったら全員呼ぶか全員呼ばない
  • 誰が見ても明らかにわかる区切りをコミュニティ内で仕切る(例)男だけ呼ぶ、同期だけ呼ぶ、同じ課だけ呼ぶ。イレギュラーは作らないようにするのもマナー
  • 結婚式に参加した人は必ずご招待する。
テクニックというと小手先感はありますが、みんなが納得する一つの形(マナー)です。誰が見ても納得できる仕切り方をすることが筋を通す、つまりマナーやルールを守ることにもつながります。

結婚式に招待すると迷惑?でも招待しないと失礼?マナーは?


招待するゲストに悩む 人によってさまざまな状況があります。 長年連絡を取っていないのに急に結婚式の招待は迷惑かな?とか、学生時代同じグループにはいたけれど、あまり話したことがない友人。 同じ部署に異動になったばかりの上司、招待すると迷惑?しないと失礼?と悩まれる方って多いんです。 まず、先程マナーの原理原則をご説明したとおり、基本的に大幅な人数オーバーにならないようであれば結婚式に招待することをおすすめします。 特に会社関係の方を招待する場合であれば、新しく異動してきたばかりの上司であっても必ず招待するべきです。しなければマナー違反です。 招待をして、参加するかどうかを決めるのは招待されたゲストです。 今後も付き合いがあると思う場合はやはり招待した方が相手も気持ちがいいものです。 また長年連絡をとっていない友人の場合は結婚式への招待がきっかけでもう一度頻繁に連絡をするようになるケースもあります。 それでも悩まれる場合は共通のお友達に相談してみるのもひとつですね。 共通の友達がいないのでひとりで出席しなければいけなくなる友人がいる。 でも招待したい!という場合は事前に結婚式に出席する別の友人を紹介するのもひとつの方法です。 また、招待はしたいけれど人数がオーバーしてしまう。という場合はきちんと理由を説明し、二次会に参加をしてもらう。というのもひとつです。 結婚式はふたりにとっての新しい門出。それをみんなにお祝いしてもらうのはとても素敵なことです。 実際に結婚の報告をして「私も結婚式に参列したい!」と言われたという方も多いのでもし人数に余裕があるのであれば声をかけることをおすすめします。

配慮するべきゲストとマナー


先程呼ぶべきか、呼ばないべきか悩むお話を少し扠せいてただ来ましたが、疎遠になってしまっている友人以外にも悩むところはあります。

これから付き合いが始まる人・始まったばかりの人に対するマナー

例えばあなたが転職したばかりだったり、してきたばかりの人が同じ課にいたりなど特に仕事関係では人事によって周りの人間は目まぐるしく変化します。 人事異動などによって遠くになってしまった人はあなたとの関係性次第ではありますが、これから一緒に仕事をしていくことが予想される場合は確実に呼ぶのがマナーです。 特に同じ課やチーム、直属の上司・部下などにおいては呼ばないことが逆に失礼になりますので、そこはしっかりと招待をするべきです。 ちなみに私は4月1日に上司が異動してきて「3週間後に式あるんですけど、ご招待してもいいですか」と招待して、実際に参加していただきました。

遠くに住んでいる方へのマナーや配慮

これは意外に難しいところです。関係性によっても非常に難しいですね。 例えば大学は九州で、挙式は東京などの場合はどこまで呼ぶべきか頭を悩ませます。そして悩ませる原因としては御車代などの問題もあります。 絶対的な正解はないですが、下記が判断基準や行動基準になるのではないでしょうか。
  • 何人くらい遠方の方がいるのか:御車代に影響してきます
  • 近い関係なら御車代出せないからご祝儀なくてもいいから来てほしいと伝える。事前に伝えることがマナーです。
  • 元上司やお世話になった方ならしっかりと御車代をお出しする。ゲストではなく主賓です。

離婚によって別れた実兄弟や実父母の場合

こればかりは非常に難しい問題です。 いろいろな場合が想定されるので、一概にこれがマナーの正解と言えないのがもどかしく、事情や感情的な問題もあります。 ただ、あくまで主役は新郎新婦であって欲しいと思うので、二人の希望を通したいところです。 離れた父とヴァージンロードを歩きたい、母にベールダウンしてほしい、実の兄弟に晴れ姿を見てほしいなどあると思います。 そこはご家族に要相談です。難色を示される可能性もあります。 それこそ正解はありませんが、挙式には参加しないけど挙式にのみ参加するなど、お互いの折衷案や譲歩案などで少しでも希望が実現できることが望ましいです。

招待人数を増やすことで結婚式の予算が心配


結婚式の招待ゲストが増えることで予算が心配という方も安心してください。 実は招待するゲストが増えれば増える程ふたりの負担額って減っていくパターンもあります。 結婚式で必要なものはたくさんありますが、大きく分けて2つに分類されます。
  • 人数によって金額が増えていくもの:料理・飲み物・引出物・ペーパーアイテムなど
  • 人数が増えても変わらないもの:会場費・ドレス・ブーケ・映像・音響費など
金額は大体2万円以内です。お祝儀が平均すると約2〜3万円ですので、 【 お祝儀(3万円) - A(2万円) = 1万円(Bにまわせる金額)】 となります。つまりAの金額が増えるので合計金額は高くなりますが、最終的にお祝儀でAがまかなえるだけでなくBにかかる金額の助けにもなるので招待すればする程ふたりの負担額は減っていくことになるんです。 予算を気にして招待したいけれどできない…という方はとても多いですが、実際には招待した方が最終的には負担額が減っていくこともあるので、計算をしてみましょう。 ただ、テーブルを1つ増やすことによって金額が一気に跳ね上がったり(テーブルクロスや花、装飾)、ケーキを大きくしないといけなくなったりする場合もあるので、上手く計算してみるべきです。

結婚式招待は意外にデリケート!しっかりマナーを守って


結婚式に招待されたかされないかなんてちっぽけな問題に感じる人も多いかもしれませんが、非常に難しい問題です。 特に呼ばれなかった方については心の何処かで引っかかっていると思います。 結婚式へ招待するというのは日頃お世話になっている人、昔から仲が良かった人というイメージがあるため、結婚式に呼ばれなかったということは 「あ、仲良くなかったんだね、私とは」のような形になりますので… 是非マナーと上手い仕切で寂しい思いをする人がいないよう招待していきましょう。 何よりも招待のマナーは「呼ぶか迷った声かけるのが正解」の世界です。 まずはお互いにリストアップをすること。 そしてふたりで話し合い、両家で相談をすることです。 「ふたり」と「両家」にとってどういう風にするのが一番なのかを必ず話合いましょう。 大切な人に囲まれた思い出に残る一日をぜひ想像しながらリストアップしてみてくださいね!
この記事をSNSでシェア
MarryGiftStoreおすすめ商品