結婚式において、新郎新婦の親族が挨拶をするのは定番ですね!挨拶を任された人は緊張もあると思いますが、結婚式という舞台ですので、自信と責任をもって誠実に挨拶をしましょう。ただ、どの立場の人が挨拶するかによって、ポイントが少し異なります。そこで、この記事では「新郎の父」が挨拶する場合のポイントをご紹介します!
謝辞の構成について
謝辞の構成は、大きく言うと「序盤」「中盤」「終盤」に分けられます。そこで、それぞれについてポイントをご紹介しましょう。
序盤のポイント
ここでは、まず「自己紹介」から入りましょう。自分が誰で、新郎新婦とどのような関係にあるかをゲストに伝える必要がありますね。
例文
≪新郎の父、○○でございます。僭越ではございますが、□□家、△△家を代表し、ご挨拶申し上げます。≫
次に、「お礼の言葉」を述べましょう。わざわざ時間を使って来てくれたゲストの方々に対し、感謝の想いを伝えることが大事ですね。
例文
≪本日は、ご多用の中、多くの皆さまにご臨席を賜り、誠にありがとうございます。≫
中盤のポイント!
ここでは、主に新郎に関するエピソードを述べるといいでしょう。
もちろん、新郎の晴れ舞台ですので、恥ずかしいエピソードを出すべきではありませんね。
例文
≪息子は小さかった頃から勉強熱心でしたが、あまり気持ちが強い方ではありませんでした。悔しい思いをして泣いていたこともありましたが、周りの人に支えられ、励まされる中で、強い男に成長していきました。
今日という日を迎えられたのは、本日お集まりいただいた皆さまの支えがあったからこそだと思っております。ありがとうございます。≫
終盤のポイント!
ここではまず、新郎新婦に対して力添えをしてほしいというお願いをしましょう。
例文
≪本日、晴れて夫婦となった二人ですが、これからの道のりは決して平坦ではないでしょう。勝手なお願いではございますが、今後とも、皆さまのお力添えを頂戴したく存じます。≫
最後に、結びの言葉となります。
例文
≪本日は不慣れな宴席ということもあり、不行き届きな部分も多くあったと思いますが、お許しください。結びに、皆さまのご多幸をお祈り申し上げ、両家代表の挨拶とさせていただきます。≫
謝辞を述べるにあたって注意することは?
謝辞の内容はもちろん重視すべきですが、それだけではありません。そこで、この節では注意点を見ていきましょう。
ジーっと下を向くのはやめましょう
謝辞の内容を紙に書き、それを当日に読むのはいいですが、頭を下げ、目線をずっと下に向けながら言葉を発するのは印象が悪いです。そのため、謝辞を述べる時も良い姿勢でいられるように、鏡などを使って練習しておくといいでしょう。
忌み言葉を使わないようにしましょう
謝辞の中で、不幸を連想させるような言葉を使うのはNGとされていますので、気をつけましょう。具体的には、「別れる」「亡くなる」などが挙げられます。うっかり忌み言葉を使ってしまうケースは多々ありますので、謝辞の内容を事前にチェックしておくといいでしょう。
まとめ
この記事では、新郎の父が挨拶するにあたってのポイントを見てきました。あくまでも主役は新郎新婦ですので、その点を踏まえてスピーチの内容を考えることが大事です。また、大事なのはゲストに対しての感謝の想いです。新郎新婦を祝うためだけに来てくれていますので、その人たちに対する感謝の言葉は忘れないようにしましょう。オリジナリティ溢れる内容で目立とうとする気持ちもあるかもしれませんが、その気持ちが前面に出てしまうと失敗する可能性が高いです。冷静に無難にいきましょう。