結婚についてあれこれ想像を膨らませている人はたくさんいますが、実際にどんな手続きが必要かを考えている人は意外と少ないもの。いざプロポーズをされた後も慌てないように、今回は婚姻届の扱いについてご説明していきます。
婚姻届の入所場所はどこ?
婚姻届は、基本的に役所でもらうのが一般的です。部署はさまざまですが、戸籍課や市民課などで扱っていることが多いですね。
役所のホームページに取り扱い部署について書かれているので、事前に調べていくとスムーズです。もしわからなくても、総合窓口などで聞けば教えてもらえるので、あまり構える必要もありません。
婚姻届をもらう際、特に必要なものはありません。手ぶらで行ってももらえます。
記入する内容は日本全国どこでも同じですので、新居や本籍地にこだわってわざわざ出向く必要もありません。
書き方が不安な人は、役所の人に書き方例がないか聞いてみましょう。多くの役所でそうした資料を用意しています。
もしも忙しくてなかなか役所に行けないなら、誰かに頼むこともできます。
土日休みで役所の空いている間に時間をとれない方にとっては、必ずしも自分で行く必要がないというのはありがたいですよね。
ここまで役所での入手方法をご説明しましたが、実は婚姻届けはネットからも取得できるんです。自分の市区町村名と婚姻届けという言葉で検索すると、ダウンロードできるファイルがヒットします。場所によっては用意がない場合もあるのですが、そのときは他の自治体のものでも問題ありません。場所がどこであろうと、記載する内容は同じだからです。
婚姻届けを自作する
驚く方も多いと思いますが、実は婚姻届けは自分で勝手に作って提出しても、内容に問題がなければ受理されるんです。
こんな風に、ビーチをバックにした婚姻届けならとても思い出になりそうですよね。
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婚姻届の余白部分は好きに使えるので、大切な友人や親族からのメッセージを書いてもらうのもいいですね。
どんな婚姻届にしようかなかなか決められないなら、テンプレートを使ってみてください。ネットには無料で使えるテンプレートがたくさんあるので、それをそのまま使ったり、参考にするとかんたんにかわいく仕上がります。
また、オリジナルを作るときは用紙をA3にしなくてはならないので、その点は気をつけましょう。
自宅にプリンターがない場合は、ネットプリントなどを有効活用すれば問題なく提出できます。
ハート型にしたいなどという声もあるのですが、そうした形の変更や切込みは、認められません。また、和紙などに印刷すると内容が消えてしまう可能性があるので、コピー氏や上質紙に出すように気をつけてください。
婚姻届の提出場所はどこ?
婚姻届の提出場所は、二人のどちらかの本籍地か所在地となります。とはいえ、所在地は一時的に滞在している場所でもOKなので、実質はどこに出しても受理されるんですね。提出の際は、婚姻届けの他に戸籍謄本か戸籍抄本が必要。どちらがいるのかは、各自治体のホームページにて確認してください。
もしも婚姻届に不備があった場合、訂正印があればその場で修正できるので、旧姓の印鑑を用意しましょう。これがないとまた書き直しになり、せっかく決めた入籍日に提出できない可能性も出てくるので必ず持参してください。最後に、身分証明書も持っていきましょう。
提出はどちらか片方のみが出しに行っても、また代理人が出しても問題ありません。さらに、遠方の役所に出したい場合、郵送での受付もやっています。婚姻届を扱う部署宛に送りましょう。
婚姻届は、一部の出張所を除き24時間受け付けてもらえます。土日祝日でもOKです。役所が終了した時間以降は、夜間受付で預かってもらえるんです。しかし何か不備があった場合、後日修正し、きちんと受理された日が入籍日になってしまうので要注意。
婚姻届を正しく入手・提出して晴れて夫婦になれる
プロポーズの後は結婚式の準備や両家顔合わせなど、何かとドタバタしがち。そこでこうした実際的な手続きをおろそかにしてしまう可能性も。しかし、婚姻届を出さないことには二人は夫婦になれません。ですからまずは、しっかりと提出するようにしましょう。