仕事や家庭の都合で遠距離恋愛をしているカップルは多々いますが、自由に会えなかったり、相手の生活がわかりにくかったりして、なかなか結婚まで結びつかない人たちも多いですよね。
しかし、そんな大変さも乗り越えて、見事ゴールインしたお二人ももちろんいます。
今回はそんな新郎新婦のために、結婚式でおすすめの演出をご紹介します。遠距離恋愛を乗り越えた二人ならではの、とっておきの方法とはいったいどんな内容なのでしょうか。
結婚式場選びのポイント
まずは、結婚式場の選び方についてのアドバイス。ほとんどのカップルは二人が住んでいる場所の近くから式場を選びますが、遠距離恋愛だとどこにするか悩むところですよね。
まず、二人のいる場所のちょうど間を選ぶというやり方があります、新郎側も新婦側も、どちらにも等しく負担がかかるやり方なので公平感があります。
地域によっては、新郎側に寄せた場所を選ばなくてはいけない場合もあるでしょう。
男女平等社会が叫ばれてから久しい現代でも、地方によっては「結婚とは、女性が嫁いでくるもの」という感覚が残っていることも。その場合、新郎側に寄せないと失礼に当たる場合もあるんです。
反対に、新婦の地元で結婚式を挙げることも。これは、たとえば新婦の祖父母が高齢で、飛行機や新幹線に乗ることが難しいといった事情があるとき多いですね。
また、結婚後に新郎新婦が新婦の地元のほうに引っ越してくるといったパターンもあるでしょう。
最後に、海外ウェディングするという選択も。
どうせ遠くなるなら、いっそ身内だけの式を海外で挙げようと考える人も多いんです。
海外で挙式を挙げた後は、日本に帰ってきてちょっとしたパーティを開く人たちもいます。参列してもらう方の人数をおさえることで、新郎新婦が負担する交通費がトータルでみると安くなることもあります。
いずれにせよ、ゲストには宿泊・交通費の負担がかかります。もしどちらかの地元で挙げる場合は、二人でゲストへ支払うお車代を折半するなど、お金の面でどうするかの話し合いをしておきましょう。
二人が住んでいる場所の紹介をする
新郎新婦がそれぞれ住んでいる場所について、ゲストに紹介してみてはいかがですか。
いつからそこに住んでいるのか、近くにある観光名所、住んでいる人だからこそ知っている穴場のレストランなど、ちょっとした情報をのせると楽しんでもらえます。
また、二人の距離がどのくらい離れていたかわかるようにすると、感動的かも。
お互いの住んでいる場所を活かしたムービー作り
プロフィールムービーやオープニングムービーは、二人が住んでいるところで撮影してみてください。普段どんな生活をしているのかわかってもらいやすいですし、ほかの人には真似できない二人ならではの仕上がりになります。
いつも暮らしている場所や、その土地の有名な場所などをまわるのがおすすめ。ちょっとした観光にもなるので、二人でデート気分で撮影できるのもメリットです。
地図を用意して二人の住んでいる街をあらわす
ウェルカムスペースなどに大きな地図を用意して、二人が住んでいる場所がどこかわかるようにするのもおすすめの演出。
言葉で「遠距離」と聞くよりも、実際のどのくらい離れていたかが感じられます。
日本と海外での遠距離だったなら、地球儀を用意するのもいいですね。普通の地球儀よりも、こうしたインテリアとしてもきれいなものを選ぶとおしゃれになります。
引き出物は地域性のものを選ぶ
結婚式場のある都道府県に、初めて訪れたというゲストも多いのが遠距離恋愛カップルの結婚式の特徴。せっかくなので、その土地のものを楽しんでほしいですよね。そこでおすすめなのが、引き出物に地域性のあるものを選ぶこと。
例えば博多通りもんや生八つ橋など、名前を聞いただけでどこのものかわかるような品物が意外と喜ばれるんです。引き出物のメインではなく、引菓子の代わりのようなポジションで用意するといいでしょう。
また、コースのお料理に地元の食材を使ってもらうのもおすすめです。結婚式でいただく料理は、正直どこで食べても似たり寄ったりになることがほとんど。だからこそ、その土地の郷土料理や名物食材などを使ってちょっと変わったメニューを用意すると喜ばれます。
遠距離恋愛ならではの演出をしよう
遠距離恋愛を乗り越えて、晴れて結婚式を挙げることになったお二人、本当におめでとうございます。せっかくなら遠距離恋愛をしていた新郎新婦ならではの演出をしたいですよね。今回おすすめした方法を取り入れて、周りのゲストから祝福してもらえるような式にしてみてください。