「仏滅」にお祝い事をしてはいけない…そんな話をよく聞きますよね。
でも「仏滅」にあたる日に、いろいろな理由でどうしても結婚式をしたい!というカップルもいるでしょう。
そこで、
そもそもなぜ仏滅はダメなのか、
他にお日柄の良い日はあるか、
仏滅に挙げるメリットデメリットをご紹介します。
また、
「仏滅に挙げたい!」という人がやったほうが良いことや、
「天赦日」と
「一粒万倍日」についてもまとめました!
なぜ仏滅は縁起が悪い?
そもそも、「大安」や「仏滅」って何?「お日柄」の良し悪しって?
「大安」や「仏滅」などの分類は
「六曜」(六輝)といい、中国から伝わる占いによって決められた、その日の吉凶を表すものです。
「この日はなんでもうまくいくよ」「この日はあまり運が良くないよ」というようなことですね。
その六曜の中でも
「仏滅」は最も「お日柄が悪い」、つまり「いろいろなことがうまくいかないよ」とされている日なのです。
六曜(六輝)は、戦後に重視されるようになったと言われています、
他にお日柄の良い日は?
六曜(六輝)の一覧は下記の通りです。
・大安 (たいあん・だいあん)
すべてにおいて上手くいくとされる日です。「大いに安し」という意味。
・友引 (ともびき)
大安の次に良い日。
午前中・夕方・夜が吉。「凶事に友を引く」という意味で、弔事(お葬式など)は「友を引く」=「友を道連れにする」という意味合いから、NGとされています。
・先勝 (せんかち・せんしょう)
何事も早めに行うと良い日。
午前は吉、午後は凶です。「先んずれば即ち勝つ」という意味。
・先負 (せんまけ・せんぶ)
先勝と反対で、何事も急がず落ち着いて行うと良い日。
午前は凶で、午後は吉です。
・赤口 (しゃっこう・しゃっく)
お祝い事はできるだけ避ける日。
正午前後は吉です。陰陽道において、乱暴な神が支配する「赤舌日」に由来します。
・仏滅 (ぶつめつ)
何事もうまくいかない日。午後は吉とする説や、慶事には支障が無いという説もあります。「仏も滅するような大凶日」という意味。
つまりまとめると、
大安→
ベスト!おめでたい!
友引・先勝・先負→
時間帯によっては縁起良し。
赤口→
あまり良くない。やる場合は、メインイベントを正午前後に持ってくると良し。
仏滅→
終日良くない。
となりますね。
仏滅に挙げるメリット
縁起が良くないと言われているからこそ、仏滅に結婚式を挙げるメリットもあります♪
仏滅割引がある
仏滅を避ける人が多いため、仏滅は結婚式の費用が安く済む式場もあります。
予約が取りやすい
同じ理由で、仏滅はスケジュールが空いている場合が多いです。
仏滅に挙げるデメリット
仏滅に挙げる場合、デメリットとして次のようなことが考えられます。
両親や祖父母に反対される
両親から上の世代の人は、昔からの言い伝えや伝統を重んじる傾向にあります。そのため、「仏滅」に結婚式などありえない!と考える人が少なくありません。
相談をせずに日程を決めてしまい、大反対されるという可能性も…
出席者に「仏滅なのに…」と思われる
親族だけでなく、他の出席者の中にも、お日柄を気にする人がいるかもしれません。だからといって欠席までする人はほとんどいませんが、
「仏滅か…」と思われるだけでもこちらとしては不安ですよね。
仏滅だけどどうしてもこの日がいい…そんな人がやるべきこと
どうしても挙げたい日が仏滅!そんなカップルは次のことを気を付けましょう。
両親の了承を得る
結婚式の日程をまずご両親や親族に相談しましょう。「仏滅だけど、この日にしても良い?」と相談し、「今後の生活のために費用を抑えたいから」「2人にとって大切な日だから」など
理由をきちんと説明しましょう。
2人のこと想うからこそ反対するご両親も居ます。
きちんとコミュニケーションをとって、納得してもらいましょう。
出席者へ、式の日程の理由を伝える
当日は司会者に
「本日○月○日は、2人にとって○○な日なので、晴れの日として選びました」などと、
その日にした理由を説明してもらうとより良いでしょう。「安いから」という理由は伏せておいて、可能であれば何かしら理由付けをしておくと安心です。
ちなみに…「天赦日」と「一粒万倍日」はおめでたい日!
ちなみに六曜とは別に、
「天赦日」と
「一粒万倍日」というものがあります。
これらは1年のうち、
お祝いごとに最良の日と言われます。
ただし仏滅などと被る場合「悪いほう(仏滅)が勝つ」という考えのもと、その日は縁起が悪い、という考え方もあります。
ですがあくまで考えの1つなので、「天赦日」「一粒万倍日」だから大丈夫!と周囲を説得するのもアリでしょう。
「天赦日」はいつ?(2019年~2020年)
「天赦日」(てんしゃにち、てんしゃび)は「天がすべての罪を許す日」という意味です。
【2019年の天赦日】
・ 1月 27日(日)
・ 2月10日(日)
・ 4月11日(木)
・ 6月26日(水)
・ 9月 8日(日)
・11月 7日(木)
・11月23日(土)
【2020年の天赦日】
・1月22日(水)
・2月5日(木)
・4月5日(日)
・6月20日(土)
・9月2日(水)
・11月1日(日)
・11月17日(火)
「一粒万倍日」はいつ?(2019年~2020年)
「一粒万倍日」(いちりゅうまんばいび、いちりゅうまんばいにち)は「一粒の籾が万倍に実る日」という意味です。
【2019年の一粒万倍日】
・1月
2日(水)、3日(木)、6日(日)、15日(火)、18日(金)、27日(日)、30日(水)
・2月
9日(土)、14日(木)、21日(木)、26日(火)
・3月
5日(火)、6日(水)、13日(水)、18日(月)、25日(月)、30日(土)
・4月
9日(火)、12日(金)、21日(日)、24日(水)
・5月
3日(金)、6日(月・祝)、7日(火)、18日(土)、19日(日)、30日(木)、31日(金)
・6月
13日(木)、14日(金)、25日(火)、26日(水)
・7月
8日(月)、11日(木)、20日(土)、23日(火)
・8月
1日(木)、4日(日)、14日(水)、19日(月)、26日(月)、31日(土)
・9月
7日(土)、8日(日)、15日(日)、20日(金)、27日(金)
・10月
2日(水)、12日(土)、15日(火)、24日(木)、27日(日)
・11月
5日(火)、8日(金)、9日(土)、20日(水)、21日(木)
・12月
2日(月)、3日(火)、16日(月)、17日(火)、28日(土)、29日(日)
【2020年の一粒万倍日】
・1月
10日(金)、13日(月)、22日(水)、25日(土)
・2月
3日(月)、4日(火)、9日(日)、16日(日)、21日(金)、28日(金)
・3月
4日(水)、7日(土)、12日(木)、19日(木)、24日(火)、31日(火)
・4月
6日(月)、15日(水)、18日(土)、27日(月)、30日(木)
・5月
12日(火)、13日(水)、24日(日)、25日(月)
・6月
7日(日)、8日(月)、19日(金)、20日(土)
・7月
1日(水)、2日(木)、14日(火)、17日(金)、26日(日)、29日(水)
・8月
8日(土)、13日(木)、20日(木)、25日(火)
・9月
1日(火)、6日(日)、9日(水)、14日(月)、21日(月)、26日(土)
・10月
3日(土)、9日(金)、18日(日)、21日(水)、30日(金)
・11月
2日(月)、14日(土)、15日(日)、26日(木)、27日(金)
・12月
10日(木)、11日(金)、22日(火)、23日(水)
お日柄にも配慮して、不安のない結婚式を!
まだまだ気にされる「お日柄」ですので、配慮しておくに越したことはありません。
少しでも不安を取り除いて、笑顔の結婚式にしましょう!