出産を祝ってくれた方々にはぜひお返しをしたいものです。しかし!出産祝いのお返しには気をつけないといけないマナーがあり、人によっては気にする方もいらっしゃいます。それでは、大事なポイントを4つ見ていきましょう。
①送るタイミングは?
人によっては、あまり遅いと「何だこれ?」となってしまう方もいるかもしれません。だいたい出産してから1〜2ヶ月以内に送りましょう。
出産が終わると生活が慌ただしくなり、ついついお返しが遅れがちです。出産前から、何を送るかなどの準備は始めておきましょう。
うっかり送り忘れがあると失礼なので、予想外の人からいただいたら、逐一メモを残しておくのがおすすめです。
②お返しの金額は?
お返しの品の相当金額をいくらにするかは難しい問題です。
まず、頂いた出産祝いより高価な物にするのはタブーです!感謝の気持ちと思って高価な物をお返しに選んでも、それが裏目に出てしまうのがマナーの難しいところです。
逆に安すぎるのも良くはありませんね。一万円相当のものを頂いて、1000円を下る品でお返しするのはやはり決まりが良くありません。したがって、
頂いた出産祝いの二分の一〜三分の一程度の金額に相当するものをお返しに選ぶのが無難ということになります。「マナーって難しい!」と思うかもしれませんが、繊細な問題なので気を付けてください!
③感謝のメッセージも忘れないで!
出産祝いのお返しにはメッセージカードやお礼状も添えましょう。でないと何に対する贈り物なのか分かりにくいですからね。
ただし、文面には気をつけましょう!「お返し」というワードを入れるのは、貰ったから返すという義務的なものを感じさせかねないのでNGです。また先方に子供が居ない場合も配慮して、子供が生まれた喜びをあまり強く表現しないように気をつけましょう。
お礼状にすると、メッセージカードよりかしこまった雰囲気になりますが、そのぶん気をつけないといけない点も増えます。差出人は夫婦連名。お礼状はシンプルな無地の便箋に、黒いインクで縦書き。封筒も白いものがよく、テープではなく糊で封しましょう。封字は「〆」「締」「封」などが一般的です。文面もより硬質な感じになりますね。
④お返しの内容は?
先方が貰って困るようなものをお返しに選んでしまったら大失敗ですね。雑貨や小物は相手が置き場所に困る可能性があってリスキーです。賞味期限が短い食べ物も、何かの事情で配送が遅れたりすると危険ですし、先方に急がせることになるのでタブーです。
だから、タオルや有名和菓子店のスイーツなど、必需品だったり、相手の趣向に外さないものが多く選ばれるわけですね。カタログギフトや商品券・ギフトカードなども、欲しいものを自由に選んでもらうことができて便利ですね。
出産のお返しを正しくしよう
出産祝いをいただいたら、そのお返しを送らないといけません。特に親戚付き合いは大変とも言えます。特に高齢の方はマナーに厳しい場合も多いです。下手に先方を怒らせてしまうことのないよう、伝統と風習に配慮しつつ、率直な感謝の気持ちを伝えましょう。