結婚式で流れるオープニングムービーですが、準備期間やコストのことを考えて、なくてもいいかなと考えている方も多いでしょう。 オープニングムービーの目的など、結婚式別に必要性を説明していきます。またオープニングムービーのコメントのコツや自作する際に今すぐ使えるコメントの文章例をご紹介していきます。
結婚式で使う主なムービーの基本は3種類
まずは結婚式で流すムービーについて整理します。基本的に、結婚式では3種類のムービーがあります。まず一つ目が、オープニングムービーです。これはゲストが会場に入ってきて、新郎新婦が登場する直前に流すもの。
オープニングムービーの目的は、ゲストの結婚式への気持ちを高めることです。これからいよいよ二人が登場するぞとわくわくし、いざ二人が現れた時の楽しみが大きくなるんです。
内容としては、ゲストへのお礼や二人のかんたんなプロフィールがメインです。また、ムービーの最後にカウントダウンを入れて、0になった瞬間に扉が開いたり入場曲が始まったりするのも人気の演出です。
次に流れるのが、プロフィールムービーです。新郎新婦二人の馴れ初めや、生まれてから今までの成長の記録をのせます。赤ちゃんの頃の写真など、普段友達や会社の人が見たことのない一面が見られるので、とっても盛り上がります。
二人のデートしているところや、旅行先での一枚など、後から見返してもいい思い出になるのがプロフィールムービーの特徴。
最後が、エンドロールです。これは新郎新婦が退場した後、お見送りの準備をしているときに流れることが多いですね。わざわざ会場に来てくれたゲストに向けて、お礼の気持ちを伝えます。
ゲスト一人一人の名前を出すと、「自分のことを思ってくれているのか」と喜んでもらえます。人数が少なければメッセージも個別に書いていいですが、ある程度の人が来るのであれば、友人へのメッセージ、親族へのメッセージなど、まとめてがおすすめ。
オープニングムービーがいらない結婚式は
オープニングムービーがいらない結婚式の特徴として、まず全体的に時間が短めという特徴が挙げられます。ムービーを流しているとその分歓談の時間が少なくなり、あわただしくなってしまうんです。
また、余興が盛りだくさんの式でもオープニングムービーをカットするのがおすすめ。やることがたくさんあると何かと押してしまうので、巻ける部分は巻いておくのがベター。ムービーを流さず、司会のセリフでさらっと入ってくる方が良いでしょう。
なるべくコストを下げたい場合も、カットできます。業者にオーダーするか式場でオプションとしてつけるかで価格も変わりますが、10,000~100,000円ほどのお値段がかかります。そのお金を食事やドレス代、引き出物にあてたいと思うのであれば、オープニングムービーはいらないでしょう。
挙式や披露宴というよりも、身近な人を招待してのパーティ形式にする場合も、なくてOKです。そうしたパーティだとみんなでしっかりと席に座ってムービーを見るという雰囲気は薄く、立食スタイルでわいわい・がやがやというパターンが多いんです。そのため、せっかくムービーを流しても誰もきちんと見ていなかったなんてこともあります。
オープニングムービーがあった方が良い結婚式は
スピーチや余興など、催しがあまりない式ではオープニングムービーを入れておくのがおすすめ。なるべく3種類すべてのムービーを入れた方が、間延びした式にならずに済みます。特に親族メインの食事会のような雰囲気で行う場合、ムービーを入れた方が盛り上がります。
新郎新婦のどちらかが、動画編集などできるならその場合もあった方が良いでしょう。プロフィールムービーやエンドロールはやや長尺で作るのも大変ですが、オープニングムービーはかんたんな挨拶や「お楽しみください」などのメッセージだけを入れるだけでもOK。1時間もあれば完成することもあるので、もし動画編集になれているのであれば、せっかくだから作ってみてください。
式場でオプションとしてつけられるかどうか確認しておくことも必要です。他の式場と悩んでいる時、支払い金額を減らすのはなかなか難しいのですが、無料で色々なオプションをつけてくれることは多々あります。そのため、「もしオープニングムービーをつけてくれたら、あなたの式場に決める」と言ってみると、無料でつけられるかもしれません。タダであれば、ぜひ流した方が良いですよね。
オープニングムービーに入れるコメントのコツ
長さに注意する
オープニングムービーはあまりに長いと、場がだれてしまいます。ゲストにたくさん伝えたいことがあっても、なるべく短くまとめるようにしましょう。全てを
オープニングムービーに入れなくても、
プロフィールムービーや
エンドロールでも感謝を伝えるチャンスはあります。
タイトルを入れる
オープニングムービーは、タイトルから始めるといいですね。なんとなく始めてしまうより、「いよいよスタートするぞ」という期待感を高められます。二人の名前+weddingなど、かんたんなものでOKです。
明るい雰囲気を意識する
オープニングムービーは、結婚式の始まり。第一印象を決める大切な
演出なので、明るく華やかな雰囲気がおすすめ。メッセージもそれにあわせて、重苦しくなくポップにまとめましょう。しっかりとしたお礼は、
エンドロールにいれればいいですね。
句読点を打たないようにする
文章の途中に、「、」や「。」を入れない方がベター。あまり気にしない人も多いのですが、句点や読点は文章を「途切れ」させる意味があるので、結婚式では縁起が良くないとされているんです。知らない人も多い文化ですが、年輩の方は気にする人もいるので、あえていれなくていいでしょう。
文字は大きめにする
文字の大きさは、やや大きめがベスト。PCなどで作成しているときは見やすくても、いざ会場のスクリーンに映すと、遠い席の人からは文字が読めないなんてこともよくあるんです。また、色も背景と同化しないように気を付けたいポイント。黒や白で縁取りすると、どんな背景でも見やすくなります。
写真と文字のタイミングが合うようにする
文章をいれるとき、「二人で~に行ったり」「一緒に~を食べたり」という思い出話を書くこともあるでしょう。その時は、当時の写真が写るようにするとみている人もわかりやすいですね。
文字の見せ方を工夫する
文字を入れる基本は、ムービーを編集するときに字幕として入れるやり方です。しかしそれ以外にも、文字を書いた紙を写真でとってそれを映したり、黒板に文字を書いてそれを写真にとったりと、いろいろな方法があるでしょう。少しそうした工夫を加えると、見ていて楽しいムービーになっていきます。
オープニングムービーの冒頭に入れたいコメント
- Welcome to our wedding(私たちの結婚式にようこそ)
- Thank you for coming today(本日はありがとうございます)
- This is ○○ & ○○’s wedding(○○と○○の結婚式です)
まずはゲストに歓迎の気持ちを表すといいですね。そして、わざわざ足を運んでくれたお礼を述べると印象アップします。
オープニングムービーの最後に入れたいコメント
- 新郎新婦の入場まで○秒
- 今日は楽しんでいってください
- Our wedding stats(結婚式の始まりです)
よくあるのが、オープニングムービーの最後にカウントダウンをして、それにあわせて新郎新婦が入場してくるという演出です。自然とゲストがコールしてくれ、扉が開いた瞬間に大きな拍手がわきあがります。
オープニングムービーに使える例文
本日は○○と○○の結婚式にお越しいただき 誠にありがとうございます 出会ってから○年間 大切な思い出がたくさん増えました そして今日 二人にとってもっとも大切な日を迎えます! 短い時間ではありますが どうぞごゆっくりしてください Welcome to our wedding! お忙しいなかお集まりいただき ありがとうございます 今日を迎えるまで 楽しいことも悲しいことも たくさんありました でも どんなことも二人なら乗り越えられると信じて 今日の日を迎えます みなさん 楽しんで行ってくださいね! それでは新郎新婦の入場まで 5 4 3 2 1 Thank you for coming today! 今日 ○○と○○は結婚します! 二人で○○へ行ったり ○○をしたり きずなを深めてきました 周りのみなさんのお陰様で 今日の良き日を迎えます 精一杯のおもてなしをするので 楽しんで行ってください 本日はお集まりいただき ありがとうございます ~が大好きな○○と ~が趣味な○○は 本日結婚します! ○○はこれから ~することを誓います ○○は今日から ~をがんばります そんな二人の結婚式 短い時間ですがお楽しみください それでは これよりスタートです! Welcome to our wedding! 今日はお集まりいただき ありがとうございます ~年のお付き合いを経て 本日二人は結婚します! 今日の主賓挨拶は 新郎が職場でお世話になっている○○さん そして 余興は新婦の高校時代からの友人の ○○さんに お願いしています みんなで楽しい式にできたらなと思っていますので よろしくお願いします!
オープニングムービーで結婚式を盛り上げよう!
オープニングムービーは結婚式のスタートを左右する、大切な演出です。素敵なムービーを作成して、楽しい雰囲気の中結婚式をスタートしましょう。