披露宴といえばウェディングケーキ。豪華な見た目に極振りしたイミテーションケーキも、みんなで分けて食べることを想定した生ケーキもどちらも根強い人気を誇っているウェディングケーキですが、せっかくこだわって用意するなら、ただ置いてあるだけでなく、結婚式を盛り上げるアイテムとして最大限に生かしたいところ。そこで今回は、ウェディングケーキを使った演出案を5つご紹介します。 ①ケーキ入場 ウェディングケーキは大体、披露宴が始まった時にはすでに高砂席に飾られているか、式の最中にスタッフがさりげなく運んでいるかが普通だと思います。けれど、せっかくこだわったケーキなら、登場するシーンから華やかに演出したほうが会場も盛り上がるのではないでしょうか? 例えば二人の好きな音楽や、テンションのあがるBGMを流したりすることで、ただケーキを運ぶだけの流れも、披露宴のプログラムの一項目にすることができます。また、ブライズメイド(新婦の付添人)やアッシャー(新郎の付添人)、子供ゲスト、親族や友人など、特別な人にケーキを運んでもらうのもいいでしょう。ゲストにより注目してもらえて、歓声も起きるかもしれません。 ②ケーキ入刀・ケーキカット ウェディングケーキを使う演出で最も定番といえるのがケーキ入刀。新郎が右側、新婦が左側に立ち、新郎は右手でナイフを握り、新婦は両手でナイフを持ちます。また新郎の左手は新婦の腰に優しく添えます。そして力を合わせてケーキにナイフを挿し込んでいきます。 この瞬間がゲストにとっても最大のシャッターチャンスなので、二人を取り囲んで記者会見のようにバシャバシャフラッシュが焚かれるといった様も珍しくありません。 ケーキ入刀の意味 この一連の流れにはどのような意味があるのでしょうか?まず、ケーキ入刀には、新郎新婦が結婚してから初めて行う二人の共同作業といった意味合いがあります。 そして、結婚式の象徴であるウェディングケーキを分割することで、結婚を祝うために会場に足を運んでくれたゲストたちに幸せをおすそ分けするという意味もあります。この考えは、その昔、貧しい男女がひとつのパンを分け合うことで永遠の愛を誓ったというギリシャ神話に由来すると言われています。...