妊娠8ヶ月に入ると、そろそろ入院準備を始める時期です。赤ちゃんはいつ産まれてくるか分かりません。陣痛や破水が来て入院することもあれば、検診で即入院を勧められる事もあります。計画分娩などの場合は入院する日は決まっていますが、ほとんどの場合タイミングが読めません。 それに加えて、妊娠後期になると、ホルモンバランスが乱れ、頭痛や腰痛、関節痛などの体調不良になりやすい時期です。また出産に対する不安などもあり、精神面も不安定になりやすいでしょう。 だから、体調や精神的なゆとりを考えて、遅くとも臨月に入る前、35週までには入院に必要な物をまとめておきましょう。そして、まとめた荷物は玄関先など、分かりやすい場所に置いておくことです。出先でいきなり破水して、そのまま緊急入院したときなどは、家族に荷物を持って来てもらうことになりますからね。 また、必要な物の買い出しで母体に負担をかけていては元も子もありませんね。意外と量が多いので、家族やパートナーに手伝ってもらったり、ネットを利用する、時間をかけて少しずつ買い足すなどして、なるべく無理をしないように気をつけましょう。 それでは、実際に必要な物を見ていきましょう! 入院手続き・入院生活に必要な物 入院するのに必ず必要になる物です。できれば外出するときも肌身離さず持っていると、いつ入院することになっても安心です。それは、「母子手帳」「診察券」「健康保険証」「印鑑」の四点です。臨月に入ったころからはこの4点セットを母子手帳ケースに入れて持ち歩くことをおすすめします。 身の回りの生活用品ですね。衣類(授乳しやすい前開きタイプのパジャマは特にお腹を締め付けないネグリジェタイプが診察も受けやすくオススメ)、洗面用具(歯磨きセット・洗顔アイテム・ヘアブラシなど)、スリッパ、ティッシュ、タオルなど。 入院生活で使う身の回りのものはほとんどの病院で用意してくれていますが、やはり自分が使い慣れてるものの方が安心できるので、入院時に引っ張り出せるように一つ所にまとめておきましょう。 あと忘れてはいけないのが防寒具。入院生活では夏場でもずっとエアコンが効いた室内にいることになるかもしれないので、冷え性の方は特に忘れずに準備しておきましょう。普通の靴下とモコモコ靴下と着脱しやすいカーディガンは持っていくといいです。また、産後はむくみ対策用の靴下があると重宝します。入院が冬なら、乾燥対策で手荒れ防止用にリップクリーム、ハンドクリーム、のど飴も欲しいですね。...