挙式や披露宴のスタイルが多様化し、それにともなって二次会の形式もそれぞれ多様化してきました。新型コロナウイルスにより、結婚式の二次会はしないという判断も増えていましたが、徐々にやる方も増えている印象です。今回は、カジュアルでゲストも気軽に参加でき、双方の金銭的負荷も低い居酒屋での二次会についてご案内したいと思います。
二次会開催の有無で悩まれている方は、こちらの記事も参考にしてください。
【この記事の目次】
結婚式二次会を居酒屋で実施する場合の特徴
居酒屋二次会の人数は30人程度
なぜ30人程度がベストかというとゲストとの交流を楽しむことを考えた場合、同じ席でゆっくり会話するとなると一度に5,6人が限界。 居酒屋での時間が2時間から2時間半としても開始の挨拶やいろいろなことがあると30分程度は使用していまします。 そう考えると2時間歓談の時間があったとしても、1グループ6人30分話したとしても4卓が限界です。 あくまでゲストとの交流に重きをおくのであればどのくらいの人数規模でやるのか考えながらやる必要があります。
居酒屋と言ってもオシャレ居酒屋やダイニングバーを選ぼう
「居酒屋」と言っても、座敷で〜というよりもオシャレなダイニングバーのような形で〜30人位での二次会のスタイルが多いようです。 縁があるお店などを除いては、いわゆる安居酒屋チェーンは流石に避けるべきでしょう。 カジュアルとはいえ、結婚式の二次会。披露宴から参加してくれる人はドレスアップもしているので、ダイニングバーやオシャレな居酒屋が良いでしょう。 目安としては普段使いはしないけど、女子会で使うようなオシャレで一人単価4,000〜5,000円くらいの居酒屋が最適かと思います。 どんなパーティーも招待された楽しみですが、流石に「生ビール280円!焼き鳥180円!」とHPに載っていたら4次会か!と心のなかで思います。
新郎新婦とゲストだけでなくゲスト同士での交流が持てる!
結婚式二次会を居酒屋でやるメリットとしては新郎新婦とゲストととの距離が近いところ、ですがせっかくならゲスト同士での交流も楽しんでもらうようにするのはどうでしょうか。 同窓会気分で!というのは簡単ですが、そもそも披露宴からきてくれている人たちは披露宴中雑談をしているので、あらかた満足します。 あなたが席に来てくれたときはそれは楽しく会話しますが、新郎新婦がいないときは割りと飽き始めます。※もちろんコミュニティ次第ですが。 せっかくですから半強制的に座席を決めて、コミュニティを混ぜるような形式にしても良いかもしれません。 ※合コンのようなスタイルになると新婦友人側が嫌がる可能性もあるので、新婦側の意見をよく聞きましょう。
結婚式二次会を居酒屋で実施するメリット
結婚式二次会を居酒屋でやる特徴をお話させていただきましたが、改めてメリットをご紹介します。
- 会費が安く抑えることができ、大切なゲストの負担が減る
- 壮大な演出も不要で、準備も楽
- ゲストも新郎新婦もカジュアル格好でOK
- 意外にある二次会用コースで、お店とのやり取りもスムーズに話が進む
現金な話ですが、通常のパーティースタイルより手間もお金も時間も様々な負担が減ります。それは新郎新婦、幹事、ゲスト全員がです。居酒屋と聞くと「えっ」と思う方も多かもしれませんが、これから居酒屋二次会のパターンが増えていくようにも思います。
居酒屋で結婚式二次会をやる際に利用できるコンテンツ
いくら二次会を居酒屋でやるといってもコンテンツなしではつまらないという場合は参考にしてみたください。 中にはコンテンツじゃないものも含まれていますが、盛り上がるようなものも記載しています。
卒業アルバムを置いておく
受付や各コミュニティが座るテーブルにそれぞれの卒業アルバムを置いておくのはどうでしょうか。昔話が盛り上がると同時に他の時代のアルバムも回し読みしたりしてきっと盛り上がるでしょう。
新郎新婦についての早押しクイズ
大規模系には難しいですが、より狭い空間でクイズを行うことが出来るので、より盛り上がるでしょう
ゲストを紹介するスピーチ
ゲストが、ではなくて新郎新婦がそれぞれコミュニティとその人の特徴を簡単にご紹介していくパターンです。 しっかりと紹介してあげるとその後の交流もしやすいかも
結婚式二次会を居酒屋で実施する際に気をつけるポイント
場所が居酒屋とはいえ結婚式の二次会。 気をつけるポイントはしっかりと抑えるようにしましょう。 また、結婚式二次会の全般幹事マニュアルについてはここにガッツリとまとめておりますので、読んでみてください。 特にこちらでは通常の二次会ではあまり気にしないようなポイントや違いにフォーカスします。
居酒屋貸し切りか個室にしましょう
いくら居酒屋やカジュアルダイニングバーとはいえ、結婚式二次会です。 大きい声をだすシーンなども多々あると思います。周りのお客様への迷惑も配慮する必要がある中では、なかなか楽しみきれません。 個室か貸し切りのお店を選ぶのが良いでしょう。
居酒屋二次会ではゲストは服装に迷うので、しっかりと明記を
ゲストは服装に迷います。もしあなたが友達で、披露宴には参加せずに結婚式二次会で居酒屋に向かうことを考えた場合何を着ますか? 「結婚式披露宴から参加する人もいるからドレスで言っても浮かないと思うけど、もしみんなが着替えを持ってきていたらどうしよう。二次会から着たのにドレスアップしたら私だけ気合入っていると思われるのではないか…」 確かに世の中的にはセオリーがあるかもしれませんが、そもそもゲストにこんなことを迷わせてしまったら結婚式二次会ホストとしては失格です。 ※よくYahoo!知恵袋などにゲストの相談/お悩みが書いてありますが、、、 そもそも30人弱の規模なのですから、そういった細かい配慮も行っていきましょう。例えばこんな情報があると良いですね。
- ふんわりとしたドレスコード(デートに行くような服装で〜など)
- 新郎新婦の服装(私達もノータイでワンピースなので、カジュアルでお越しください)
- 披露宴から参加の人は?(ドレスそのままでお越しください〜)
- NG項目(流石にサンダル・短パンは控えてね、など)
こういった前情報があるだけでもゲストの悩みや心配事は減ります。人数が少ない分連絡もこまめに取りやすいので、気にかけてあげましょう
新郎新婦とゲストと会場の服装を統一すること
上記で軽く服装について触れましたが、いちばん重要なのは統一感です。 誰かが、何かがアンバランスにならないように注意するべきです。 おそらくいちばん固定されているのは披露宴から二次会にそのまま参加してくださるゲストの服装。結婚式披露宴でよく見るドレススタイルです。 その方々を中心に考えた時にどんなお店となら雰囲気が合うか、ドレスの人も過ごしやすいか、新郎新婦の服装もどの程度までカジュアルにするかなど考えることが出来ると思います。
居酒屋で余興コンテンツがないといえ、幹事や受付は必ず置くように
大規模なコンテンツや余興がないにせよ、幹事と受付会計担当は置くべきです。よく二次会を居酒屋でやる場合に起こりうるミスなのですが、こういった幹事や受付会計担当を置かないことがあります。 想像してみていただければわかると思いますが、二次会の出欠人数は前日まで変化し、お店とこまめにやり取りをしなくてはいけませんが、新郎新婦には正直しんどいと思います。 そこで通常の結婚式二次会の幹事ほどではないですが、お店とのやり取り出欠調整などを行う幹事(=飲み会幹事くらいの認識でOK)を何方かにお願いしましょう。 また30人規模程度になると誰がいつきて、いつ帰ったか、お金を払ったかなどわからなくなることが多発します。 受付テーブルを用意するほどではないにしろ、入口近くに待機し、名簿管理や会費徴収などの役目をお願いするほうがいいでしょう。間違っても新郎新婦がやろうと思わないように。絶対無理です。
結婚式二次会を居酒屋で場合の会費
二次会の会費で意外にデリケートなのが会費です。居酒屋やダイニングバーはお店の飲食代が明確です。 たべろぐ、ホットペッパーやHPなどにもはっきり載っています。会場案内で添付されたURLのホットペッパーのページを見たらコンテンツや景品などがないのに、飲食費+アルファがあると「え?」と思います。明瞭会計で行きましょう。 会費はできれば飲食代ちょうどか、男女で按分(4,500円なら男性5,000円女性4,000円など)が良いでしょう。 もし小さいミニコンテンツとビンゴなどをやる場合であれば少々+1,000円しても問題ありません。 ただ、その際は案内するタイミングで、細やかならがコンテンツと景品も用意しています!と先にお伝えしておくほうが良いでしょう。
結婚式の二次会を居酒屋で場合の時間帯や時間
二次会居酒屋の場合は早くても4時頃からが良いと思います。 居酒屋の時間としては2時間半から3時間程度の時間がおすすめですね。普通の二次会専業会場よりも時間の融通はききやすい傾向があります。
結婚式二次会のスタイルは多様化している
冒頭にもお伝えしましたが、結婚式自体の形式が多様化し、それに伴い二次会のやり方やルールも本当に自由になっています。 多様化といってもまだまだ仕来りやルールが残っていなか、自由度の高い二次会なので、新郎新婦とゲストが一番楽しめる二次会を開催していきましょう。