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二人の間で結婚が決まったら、次は両家両親への挨拶です。いざ改まって挨拶に行くとなると、とても緊張しますよね。人生で一番緊張したという既婚男性も多いです。
今後長い付き合いになる相手の両親に、好印象を与えたいですよね。この人なら!と、結婚を喜んで認めてもらえるよう、当日の流れや挨拶の仕方をしっかり押さえ、準備万端で当日を迎えましょう。
早速、彼女の親への結婚挨拶成功のポイントをご紹介していきます。
結婚挨拶を成功させる重要ポイントの一つが事前準備です。
入念な事前準備が、結婚挨拶成功の鍵を握っていると言っても過言ではありません。
結婚挨拶をすることが決まったら、彼女からご両親に連絡を取ってもらい、日程を調整します。
その際、結婚の挨拶に行くことがしっかり伝わるよう、
結婚を考えている人を紹介させてほしいということを伝え、ご両親の都合を最優先で日程を調整しましょう。
日程はお互い心構えができるよう、余裕を持って調整するとベター。
連絡をしてから2週間~1ヶ月後くらいに設定する人が多いようです。
また訪問時間は食事時を避けることと、早過ぎず遅過ぎない時間帯で、14時頃がベストでしょう。
まずは彼女のご両親に関する情報を聞いておきましょう。
例えば、好きな食べ物を聞いておけば、手土産を選ぶ際のヒントにもなりますし、
最近ハマっていることを聞いておけば、お会いした際の話題になります。
また、マナーに対してどのような考えを持っているか確認しておくと、当日の服装もある程度決まってきます。
ご両親の結婚に対する考え方なども把握しておくと、ある程度心づもりができるので良いでしょう。
初対面なら特に、一体どんな男性が娘の結婚相手になるのだろうと、ご両親は不安を抱えているはず。年齢や職業などの基本的な情報は、事前に彼女から伝えておいてもらいましょう。
また結婚後は両家の付き合いもあるので、家族についても知りたいと思うご両親が多いです。ですので、彼の家族に関する情報も簡単に伝えておくと良いでしょう。
その他、お付き合いしたきっかけや、お付き合いしている年数など、これまでの二人の道のりについて話しておくと、より安心して当日を迎えられるかもしれません。
結婚挨拶では、入籍予定日や結婚式開催の予定、結婚後はどこに住むか、など親から聞かれがちな質問があります。
とても大事なことなので、ご両親を不安にさせないためにも、事前によく二人で話し合って方針を決めておきましょう。
ただし、あくまでも本人たちの意向ということで、決定事項のように伝えるのは避けましょう。
「こう考えているが、どう思いますか?」など相談した上で一緒に決めていきたいというスタンスが良いでしょう。
意外と大切になってくるのが、NGな話題です。
政治や宗教など、 価値観に違いの出る話題は初対面では避けるのがベター。
ご両親の強いこだわりのある事柄など、注意するべき点がないか事前に彼女に確認しておきましょう。
最初に抱いた第一印象は頭に残りやすく、後の評価にも大きく影響するといわれています。また、第一印象はわずか3〜5秒で決まるともいわれています。
第一印象を決める1番大きな要因が「目から入る情報」です。パッと見たときの印象にプラスして、声や話の内容等が判断材料になるようです。
つまり、服装や髪形などの見た目が、結婚挨拶をする上でもとても重要になってきます。
服装選び大事なポイントは2つ!
男性におすすめの服装は、やはり清潔感のあるスーツでしょう。
自分の体格や雰囲気に合う、結婚挨拶にふさわしいものを選びましょう。
ビジネススーツでも大丈夫ですが、リクルートスーツは避けたほうが無難です。
フォーマルスーツなら、ブラックスーツや礼服などの略礼装を選ぶと良いでしょう。
事前にクリーニングに出し、シワのないピシっとした状態で当日着られるようにしておきましょう。
堅苦しくしなくて良いと言われた場合は、襟付きのシャツにジャケット、下にはチノパンやスラックスなどのキレイめのカジュアルスタイルがおススメです。
この場合ももちろん、シャツやスラックスはアイロンをかけて、清潔感がある身だしなみを心がけましょう。
いずれの場合も、派手すぎないものを選んで、「誠実さが伝わる服装」を心がけましょう。髪型や靴、爪なども意外に見られているポイントです。きちんと手入れをしておきましょう。
また好印象を与えるには、「表情」が非常に大切になります。
第一印象が良い人は「笑顔」を大事にしています。
男女問わず笑顔が素敵な人には愛嬌が感じられますし、癒やしや幸福感にも効果があるとされているので、日頃から意識してみると良いでしょう!
服装についてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
結婚挨拶の服装マナーとは?好印象を与えるポイントを女性・男性それぞれ大解説!
「手ぶらで大丈夫」と言われることがよくありますが、初対面では手土産は準備していくのが無難です。
事前にご両親の好きなものを聞いておき、好みに合うものを選びましょう。
高額すぎると逆に受け取りづらくなるため、お値段は3000~5000円程度が目安です。
個包装になっていて、ある程度日持ちのする洋菓子や和菓子が定番です。
また「その場の間に合わせを買ってきた感」を出さないよう、事前に準備しておきましょう。
お互いの実家がある県が異なる場合、地元の名産品もおすすめです。
結婚挨拶当日は、一般的に下記のような流れで進みます。
約束時間ちょうどに着くようにしましょう。早すぎると、迎える準備が終わっていない場合があります。
万が一5分以上遅れそうな場合は、あらかじめ連絡を入れましょう。
インターホンを押す前に気をつけるポイントは3点。
身だしなみを整えてから、インターホンを押します。
彼女のご両親が迎えてくれたら、玄関先で軽く自己紹介をします。
その際、笑顔ではきはきと話しましょう。
その際は、時間を作ってもらったことへのお礼も忘れずに伝えましょう。
初対面の場合は特に、彼女から「お付き合いしている△△さんだよ」と一言伝えてもらうとスムーズです。
軽く挨拶を済ませて家の中に入るのは、ご両親に「どうぞ」と招かれてからです。
ドアの方に体を向けて扉を閉め、前向きのまま靴を脱いで、玄関にあがってから靴の向きを直して綺麗にそろえます。
そして「失礼します」と一言添えてから、お家に上がりましょう。
客間に通されたら、ここでも「失礼します」と一言添えて部屋に入りましょう。
部屋に通されたら、入口に近い下座を選んでください。もしも彼女の親に上座を勧められた場合は、「今回はご挨拶で来ておりますので」と断って、下座に座りましょう。
全員が席に着くのを待ってから、改めてしっかりと挨拶をします。
挨拶例
改めてご挨拶させていただきます。
〇〇さんとお付き合いさせていただいております、△△と申します。
本日はお忙しい中お時間を作っていただき、ありがとうございます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
和室の場合は座布団から降りた状態で、洋室ならイスに座る前に挨拶をします。
挨拶の後は、深々と一礼するとさらに好印象です。
手土産を渡すのはこのタイミングか、流れ次第では着席した後でもOK。
袋から出して、正面を彼の親に向けて渡しましょう。
選んだ理由など一言付け加えて渡すと会話のきっかけにもなります。
着席した後は、なごやかに歓談をしましょう。
お茶やお菓子が出されていても、すぐには手をつけずに待ちましょう。
すすめられてから「ありがとうございます、いただきます」とお礼を言って、なるべく残さずいただきましょう。
いよいよ本題に入るので、会話の流れのまま結婚の話をするのではなく、改まった意思表示をしましょう。
一番大切な場面ですから、誠意ある結婚挨拶が大切です。
結婚報告の挨拶は、女性の実家でも、男性から先に切り出すのが一般的。女性は男性に続いて挨拶をしましょう。
挨拶例
【男性編】
改めまして、本日はお時間をいただき、誠にありがとうございます。〇〇さんとの結婚のお許しをいただきたく、本日ご挨拶に伺いました。 〇〇さんの分け隔てなく誰にでも手を差し伸べる優しい性格に惹かれ、今日まで2年ほどお付き合いさせていただきました。 〇〇さんと明るい家庭を築きたいと思い、先日プロポーズをし、〇〇さんから承諾をいただきました。 まだまだ至らないところはありますが、2人で協力しながら温かい家庭を築いていきたいと考えております。私たちの結婚をお許しいただけないでしょうか。
【女性編】
私も、これからの人生を△△と2人で支えあいながら歩んでいきたいと思っています。
お父さん、お母さん、どうか結婚を許してください。よろしくお願いします。
大切なのは、
の2点です。
結婚に向けた真剣な気持ちを伝えられるよう、正面を向いて、彼女の親に自分の言葉で自分の気持ちを丁寧に伝えましょう。
挨拶後、無事にご両親から承諾をもらえたら「ありがとうございます。これから、よろしくお願いいたします」とお礼を伝えましょう。
緊張がほぐれたところで、再び歓談を。
このタイミングで、両家顔合わせや結納の有無、いつごろ結婚式を挙げるかなど、今後の話ができたら良いでしょう。
結婚挨拶での滞在時間は、1~2時間程度が目安です。
あまり長居しすぎても迷惑になってしまうので、タイミングを見ておいとまの挨拶をしましょう。
おいとまするときは、親御さんにもう一度お礼を伝えましょう。
いただいたお菓子へのお礼や、今後のお付き合いへの言葉も入っていると好印象です。
この時も、和室では座布団を外す、洋室では椅子から立つことを忘れずにしましょう。
玄関を出るときも、笑顔でもう一度「ありがとうございました」と伝えられると好印象。コートやマフラーは玄関を出てから着用しましょう。
ご両親が外まで見送ってくれた場合は、振り返りもう一度軽くお辞儀をしてください。最後まで笑顔を忘れずに!
無事に挨拶を終えて、ほっとひと息、だと思いますが、無事に帰宅したら、電話で一方を入れるのをお忘れなく。
「無事家についた」ということと、「その日のお礼」を改めて伝えましょう。
帰宅が遅くなってしまった場合は、夜遅くに電話をかけるより、翌日の午前中にかけた方が好印象です。
最後まで丁寧な対応をすることで、その後の良好な関係につながります。
挨拶当日、彼のご両親から食事のお誘いがあった場合は、快く受けましょう。
遠慮した方が良いと思う方もいるかもしれませんが、せっかく食事を用意してくれた気持ちを汲み取ってありがたく受けるのが良いでしょう。
結婚挨拶では言わないほうがいいワードがいくつかあります。
うっかり言ってしまわないよう、注意しましょう。
授かり婚の場合、「最初から結婚の意思があって真剣に交際していた」という意思を伝えることが重要です。間違っても「妊娠が分かったから結婚を決めた」と受け取られないよう、「妊娠の有無に関わらず結婚の意思があったことが伝わる挨拶にしましょう。
また結婚挨拶の場で突然妊娠を報告するのではなく、挨拶に行く前に、自分の親へ妊娠を伝えておきましょう。
親世代では、授かり婚について否定的な意見の方も少なくありません。だからこそ、順序が逆になってしまったことの謝罪と誠意をしっかりと伝えましょう。
離婚歴がある場合でも、結婚挨拶で大切なのは彼女を真剣に思っている気持ちを丁寧な言葉で伝えることです。
あらかじめ彼女に再婚であることを伝えてもらっておけば、必ずしも離婚理由や前の結婚については挨拶の中で触れる必要はないでしょう。
再婚だからと構えすぎず、結婚への前向きな気持ちと彼女への真剣な思いをしっかり伝えるようにしましょう。
挨拶例
本日はお忙しいところ貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございます。3年前から〇〇さんと真剣な交際をさせていただき、先日プロポーズに了承をいただくことができました。
ご存じの通り私には離婚歴があり、再婚ということでご不安もあるかと思いますが、〇〇さんのことを心から大切に思っております。どうか〇〇さんとの結婚をお許しくださいますよう、お願い申しあげます。
もしも離婚理由や前の結婚について聞かれたら、できるだけ簡潔に正直に答えると良いでしょう。
彼女のご両親から結婚を反対されてしまう場合もあるでしょう。そうなった場合は、取り乱さず、残念ですがその日は一旦引き下がりましょう。
帰り際も時間をとってくれたことへのお礼と挨拶を忘れないでください。
最初の挨拶で反対されてしまったとしても、諦めてはいけません。
二人の結婚の意思が強いのであれば、時間をかけても許してもらえるよう、二人で努力しましょう。
ご両親がどんな点に不安を覚えて反対されたのか、理由確認して改善点を見つけましょう。
考えただけでも緊張してしまう結婚挨拶ですが、準備をしっかり整えて誠心誠意気持ちを伝えれば、きっと大丈夫です。
ご両親からしてみたら、今まで育てた大切な娘を取られてしまうという気持ちを抱いてしまうこともあるので、結婚相手として娘を任せられる相手だと認めてもらえるよう、相手を思う真剣な思いと誠実さをしっかりとご両親に伝えましょう。
マナーを守りつつ娘さんを幸せにするという強い気持ちを持って頑張ってくださいね。