【契約前に必読】結婚式でかかる謎の持ち込み料の仕組みを解説

結婚式の準備が大詰めになってくるとどうしても頭を悩ませる、といいますか腹が立つポイントなのが「持ち込み料」。 新郎新婦様が結婚式場に対して怒りや不信感を抱くポイントとして一番多いのはこの持ち込み料ですが、そもそも何なのか、なぜ持ち込み料を取られなければいけないのか。

結婚式の持ち込み料とは?

そもそも結婚式の持ち込み料とは結婚式場の提携外事業者のアイテムや衣装、人を結婚式で使用する場合に持ち込み料と言うものが発生します。 式場のプランナーからは持ち込み料という言葉が出てくるかもしれませんが、見積もり明細上ではドレス保管費や着付け費用、プロジェクター使用料などという明細に代わります。 また、持ち込み料を無料とうたっている式場もありますので、そもそもオリジナルアイテムで固めるならそちらから探すのもありです。

なぜ持ち込み料が存在するのか

持ち込み料の存在ですが、主には式場と提携業者のメリットを守るために存在しています。ちょっと新郎新婦のためっぽいこともいいますが、基本的には式場と提携業者のメリットです。

持ち込み料の存在理由1:式場のマージン分の利益確保

式場のアイテムって非常に高いですよね。え、こんなにするの!?と思うことも合ったかと思いますが、それは結婚式場の利益も含まれているから。 おおよそ式場は売値(新郎新婦が払うお金の)30%程は式場の利益になります。つまり10万円のものだったら、3から5万ほどが式場の儲けです。 式場も株式会社なので、もうけないといけないので仕方ないですが、提携外業者からドレスなどを持ち込まれるとその3〜5万円のマージンがなくなってしまいます。 そのため、別の形でドレスの保管料を徴収します。

持ち込み料の存在理由2:提携業者を守るため

もう1つの理由は提携業者を守るためです。提携業者は新郎新婦さんを紹介、式場で専売でカメラマンなどをやらせてもらえる代わりに多額の保証金や料金の便宜などをはかっています。 式場としてもそうしてくれている提携業者の守る必要が出てくるので、「持ち込みすればもっと安いじゃん」「他の会社のほうがいいじゃん」という風になるべくならないように「持ち込み料」というお金のハードルを設けています。

持ち込み料の存在理由3:式の進行やクオリティを担保するため

こちらの理由は一応新郎新婦のためでもあります。 式場側も提携業者のドレスやカメラマン、他のものも実施しならているので、想定外のトラブルが起きづらいですが、何も知らないカメラマンやドレスなどを持ち込まれると何が起きるかわからないので、ハードルを設ける的な意味と対応手数料として持ち込み料を設定しているようです。 カメラマンなどはわかりますが、引き出物とか全然関係ない気もしますよね…

持ち込み料が必要となる場合が多いものと価格の相場

さて、実際には持ち込み料はどの程度かかるのでしょうか。 おおよそ衣装などは5万円ほど、引き出物や小物アイテムについては300円〜5,000円ほど、カメラマンに至っては10万円ほどかかる場合も…
  • ドレスなどの衣装:5〜10万円程
  • 引き出物・引き菓子:300〜500円/個 ※100名なら3万以上ですね
  • カメラ・ビデオ:5〜15万円 ※持ち込み料を払っても、提携業者のカメラマンしか入れない撮影スペースなどもあるので、気を付けましょう。
  • メイクスタッフ:2万円ほど
  • 司会者:5万円程度 ※持ち込みを禁止している式場が多いです。
  • 映像アイテム:プロフィールムービーやエンドロールムービーなどを一切式場側にお願いしないで、プロフィールムービーなどを流そうとすると「プロジェクター使用料」などの名目で3〜5万円程発生します。

持ち込み料は仕方ない面もあれど、新郎新婦としては納得できない

持ち込み料の仕組みと相場についてお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。式場も儲けを考えなければいけないのはわかりますが、式場都合で新郎新婦の費用負担が大きすぎですよね。 また、別の記事で結婚式の持ち込み料を節約するための交渉術をご紹介します。
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