新郎新婦が初めて行う共同作業のケーキ入刀。二人の手を合わせてナイフを持ち、ウェディングケーキをカットするシーンは、結婚式と聞けば誰もが思い浮かべる定番の演出になっています。そんな、もはやお約束でもあるケーキ入刀のシーンですが、必ずしも入刀するものはケーキじゃなくてもいいんです!今回はケーキの変わりに入刀するもののアイデアをご紹介します。ウェディングケーキをケーキではない別のものにすると、途端にオリジナリティが溢れ、二人だけの結婚式を演出できるのでオススメです。ゲストの食いつきもよくなりますよ!
ケーキ入刀に込められた意味
上にも書きましたが、ケーキ入刀は新郎新婦の初めての共同作業という意味が込められています。それに加えて、結婚を祝福するために集まってくれたゲストへ幸せをお裾分けするという意味もあるんです。もともとの起源は諸説ありますが、愛し合っている二人が一つのパンを分け合い永遠の愛を使ったというギリシャ神話のエピソードが由来とされています。またケーキ入刀後、お互いにケーキを食べさせ合うファーストバイトには「一生食べ物には困らせない」「一生美味しい料理を食べてもらう」という意味が込められているんです。
必ずしも入刀するものはケーキじゃなくていい
とはいっても、甘いものが苦手だったり、ウェディングケーキに入刀するだけじゃ定番すぎてつまらないというカップルもいることでしょう。和装での結婚式だからケーキが合わないという悩みもあります。そこで、思い切ってウェディングケーキ以外のものに入刀してみましょう!ケーキ入刀はケーキが大事なのではなく、その行為に込められた意味の方が大事なので、二人の好きなものに入刀するのがオススメです。
オリジナリティあふれる〇〇入刀!14選
ここからはケーキ入刀のケーキの代わりになるものを紹介します。いろいろなものがあるので、自分たちの好きなものや、結婚式の演出に求めているテイストなどを思い浮かべながら見てみてください。きっと気に入るものが出てきますよ。
サプライズ感を重視
まずは結婚式の中に意外性を持ち込んでゲストの方々をびっくりさせたいという新郎新婦にオススメのウェディングケーキ代わりの〇〇を紹介します。結婚式はショーではないとはいえ、集まってくれたゲストを飽きさせず、「おお!」と思わせて食いつかせるような演出は必要ですよね。結婚式に慣れたゲストの度肝を抜くようなものに入刀しましょう。
本マグロ
マグロ丸々一匹に入刀するのは密かに人気の演出です。マグロそのものが登場すると会場は盛り上がることでしょう。入刀後のカットはプロに切り分けてもらい、みんなで食べます。見た目のインパクトが大きい上に、新鮮なマグロは味も保証されているので、意外性がありながらも間違いない演出といえます。マグロの代わりにブリなどを用意するという応用の仕方もありです。
巨大ロブスター
マグロに引き続き、巨大なロブスターに入刀するのもインパクトは絶大です。やはり生き物の姿がそのまま出てくるとサプライズ感が増しますね。二人で豪快にロブスターを切る姿にゲストも釘付けです。
巨大おにぎり
一人では絶対に食べきれない巨大なおにぎりに入刀するというアイデアもあります。和装の結婚式にもオススメできます。とにかくお米が大好きだというカップルが選んでいます。おにぎりの形は見た目も可愛いので人気です。
ケーキのようなお好み焼き
ウェディングケーキの代わりにお好み焼きをケーキのように重ねて入刀します。粉ものに馴染みがある大阪などで行うと盛り上がりそうですよね。カットはコテで行うというのも遊び心がきいていて楽そうです。
演出にも味にもこだわりたい
次に、どうせ入刀したあと食べるのならば、美味しいものがいいというカップルにオススメのものを紹介します。二人の味の好みに合わせて入刀する品を選んでもいいですね。見た目も味もこだわっていきましょう。
生ハム入刀
生ハムの原木に入刀すると、見た目での盛り上がりはもちろん、味も美味しいのでみんなに喜ばれます。生ハムに入刀ってなんだかお洒落ですよね。入刀後はおつまみにもなるのでお酒好きなゲストにも喜ばれますよ。
ローストビーフ
やっぱり食べ物といえばお肉でしょう!ローストビーフへの入刀は肉好きの間では定番にまでなっていきています。ローストビーフならばカットした後、食事のメインとしてゲストに振る舞うこともできるので一石二鳥です。
プリン
ケーキの代わりにプリンを用意するカップルも少なくありません。フルコースの料理を食べた後、ケーキを食べるのはちょっと重たい……という場合でも、プリンならば食べることができそうですよね。ご年配のゲストへの気遣いにもなります。
和婚にオススメ
和婚だから、服装や他の演出にケーキが合わない!ということもありますよね。でも結婚式でも盛り上がりポイントであるケーキ入刀はやりたい……、というカップルにオススメの食品を紹介します。和風でも意外とバリエーションはあるんです。
お寿司のケーキ
鮮やかな色味の魚介類で彩られたお寿司のケーキ。見た目も可愛いし、お寿司は多くの人に喜ばれます。お寿司ならば和装にも違和感ないですよね。ちらし寿司のケーキへの入刀という方法もあります。
和菓子へ入刀
ケーキの代わりに大きめの和菓子に入刀するという演出もあります。お饅頭で紅白を表したりするとめでたさもアップですね。和菓子好きにもオススメです。和菓子ではないかもしれませんが、鯛焼きを積み重ねたタワーに入刀するというカップルもいます。
ケーキ風の玉子焼き
玉子焼きを何段にも重ねてケーキ風にすることで入刀することができます。黄色さが鮮やかで可愛い見た目です。「玉子焼き」というと日常で慣れ親しみすぎて、地味な印象を受けるかもしれませんが、好き嫌いが少なく多くのゲストが味わえるのがポイントです。
変わり種
ここからは一風変わった演出を紹介します。とにかくオリジナリティを出して結婚式というイベントを楽しみたいカップルはぜひ参考にしてみてください。発想の幅が広がりますよ。
スイカ入刀
屋外での披露宴にオススメのスイカへの入刀。一個丸々のスイカを新郎新婦の二人で叩き割ります。やる側もみている側も絶対楽しいので、盛り上がること間違いなしです。夏場ならではの演出になっています。叩きわる瞬間を動画で撮影してほしいですね。
カラードリップケーキ
ケーキに「入刀」する代わりに、ケーキに二人でキャラメルソースなどをかける「カラードリップ」という演出も最近では人気です。鮮やかな色のソースがケーキにかかっていく瞬間はとてもお洒落なので、撮影にもむいています。ソースをかけるのも楽しそうですね。
シャンディガフタワー
ケーキ入刀の代わりにグラスを重ねたタワーにシャンディガフを流し込むという演出もオリジナリティに溢れていて素敵です。シャンパンタワーなども有名ですが、一度はあの積み上げられたグラスにお酒を注いでみたいですよね。そんな夢のかなう演出です。お酒好きの二人にもオススメ。
石鹸入刀
何も食べ物にばかり入刀しなければいけないわけではありません。最近ではお気に入りの石鹸に入刀するソープカットというものがあります。切り終えた石鹸は、ゲストにプレゼントすることができます。使ってもいいし、思い出として置いておくこともできるのが特徴です。
自分たちにあった〇〇入刀を演出しよう
こうしてみると、ケーキ以外に入刀するアイデアには様々なバリエーションがありましたね。中には入刀をせずにお酒を注いだりソースをかけたりするもの。でも、二人の共同作業であることには間違いないし、どれもゲストと一緒に盛り上がれそうなものばかりでしたね。ケーキ入刀は、二人のオリジナリティを出すチャンスです。ここで紹介したもの以外にもいろいろな演出があります。ぜひ、自分たちだけの斬新かつ楽しい〇〇入刀に挑戦してみてください!