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結婚式のオンシーズンは言わずもがな、気温的に過ごしやすい春と秋(とくに5月と9~10月)です。人気のシーズンは、会場の予約が早く埋まってしまうため、希望の日程を確保するにも一苦労ですし、当然料金も跳ね上がってきます。反対にオフシーズンは、夏と冬、とくに8月と12~1月です。
日本の真夏と真冬は気候が厳しいので、このシーズンは予約が埋まりづらいことから、式場側も「サマープラン」「ウインタープラン」など積極的に割引プランを用意しています。気温や湿度が気になるかもしれませんが、会場の中は空調が完備してあるので快適に保たれています。
カレンダーや手帳に記載されていて、主に冠婚葬祭などの行事と結びついて使われているお日柄。これはそもそもどのようなものなのでしょうか。お日柄とは、その日の吉凶や運勢を示す有名な暦注の一つで、六輝、六曜とも呼ばれます。現在残っているものでは先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類があります。それぞれどのような意味があるのか、簡単に見ていきましょう。
先勝(せんしょう、せんかち):「先んずれば即ち勝つ」という意味で、「早くことを済ませたほうがいい」とされる日です。午前で始めるのが吉、午後から始めるのが凶とされます。
友引(ともびき):もとは「共引き」の意味で、「勝負の決着がつかず、よくも悪くもない」とされている日です。朝晩は吉、昼は凶とされています。「幸せのおすそ分け」として、結婚式披露宴の引き出物の発送日をこの日に設定する人がいます。
先負(せんぶ、せんまけ):先勝に対応しており、「先んずれば即ち負ける」の意味で、「急用は避けたほうがいい」とされる日です。「万事平静」、つまり行事などもしないほうがいいとされています。午前が凶、午後が吉です。
仏滅(ぶつめつ):「物がない」「仏の功徳がない」という意味で、六曜の中で最も凶の日とされています。お日柄の文化がほとんど薄まった現代でも、仏滅の日は結婚式を避ける傾向があります。
大安(たいあん):「大いに安し」という意味で、六曜の中で最も吉の日とされています。何事においても成功しないことはない、万事進んで行うのがいいとされる日で、婚礼や上棟式などは大安に行われることが多いですし、自動車の登録日などもこの日に設定される人がいます。
赤口(しゃっこう、しゃっく):陰陽道の赤舌日が由来とされており、鬼が休みを取る「午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)」のみ吉で、それ以外は凶とされる日です。「赤」という字がつくため、火の元や刃物に用心するようにいわれます。
ここまで、シーズンとお日柄によって式場の相場がどのように変動するかを見ていきましたが、曜日や時間帯によっても料金が変わることがあります。
平日よりも休日のほうが予約が集中するので、休日の方が高くなりやすく、また同じ休日でも土曜より日曜の方が高くなりやすいです。平日休みや柔軟なシフト制であれば、積極的に平日を狙っていきましょう。また、土日でも、挙式開始時間が夕刻であればナイトウェディング割引を利用できるかもしれません。どうしても秋や春など人気のシーズンで行いたい場合に、こうした他の割引特典を活用できないか確認してみましょう。
そのほかには、3か月前など、挙式までの期間が短い予約日にすることで受けられる直前割引というものもあります。直前まで埋まらなかった日なのでお日柄などが悪い可能性がありますが、割り引き率がかなり高いので、気にしない方はぜひとも活用しましょう。結婚式の準備を短期間で決めたいという方も利用しているようです。
ここまで、日本で式を挙げる場合を見てきましたが、海外で行う場合は全く話が違います。
海外で挙式する場合、旅費が費用を大きく占めるため、航空運賃が安くなるシーズンを狙うことが重要です。料金は基本的に1、2、11月が最も安く、夏休みシーズンが最も高いです。そのほか年末年始や卒業旅行シーズン、ゴールデンウイークなどは料金がぐっと高くなり、その前後はガクッと安くなる傾向があります。また、海外であれば当然、開催する国の気候や時期にも注目が必要です。南半球であれば日本と季節が真逆であることにも注意しましょう。