結婚式場で働いていると、何百という披露宴をすぐ近くで見ることになります。
そうなると、だんだんと「今日は良い披露宴だった」と思えるものと「今日はちょっと残念だったな」と思えるものの共通点が分かってきます。
今回は、そのポイントをご紹介していきます。
新郎新婦らしさが濃く出せると良い披露宴に

披露宴にある程度出席されたことがあればお気づきかもしれませんが、どんな披露宴もだいたい似ています。
それ自体は悪いことではないのですが、そこに新郎新婦らしさをしっかり出せれば、それだけで良い披露宴になるんです。
これまで私が見た中で、らしさが濃く出ていたものをいくつか紹介します。
まず、新郎が
鮮魚店で働いている方の披露宴で、ケーキ入刀の代わりに高砂で魚をさばいたのはゲストの方にも大ウケでした。
また、
フラワーアレンジメントが趣味の新婦の披露宴では、会場中に花が飾られ、これもとってもきれいでした。
書道の師範をしていた新郎は、余興として筆で文字を書くパフォーマンスを見せてくれて、それも良かったですね。
余興がバッチリだと良い披露宴に

ゲストの方の余興内容は様々ですが、何をやるにせよクオリティが高いと
披露宴全体が非常に盛り上がった印象になります。
余興は新郎新婦やゲストに楽しんでもらうためのものなのでプロ級のレベルに達している必要はないのですが、もしご友人などの披露宴をいいものにしたいと思うなら、練習を重ねることをおすすめします。
歌やダンス、楽器演奏などは短時間で技術向上させるのは難しいかもしれませんが、なるべく高いパフォーマンスを見せられるといいですね。
また、コントやお笑い芸人さんのものまねなどをする時は、
「恥を捨てて本気でなりきる」くらいの気合が見えると盛り上がります。
ゲストがお酒に飲まれてしまうと残念な披露宴に
残念な披露宴で最もよくあるのが、ゲストの方がお酒を飲みすぎてしまうパターン。
歓談時間に盛り上がるのはいいのですが、新婦からお母様へのお手紙のようなしっとりした時間にも騒がれる方がいると、興ざめしてしまいます。
時間が押すと残念な披露宴に
披露宴はケーキ入刀などセレモニーも多く、ただでさえ時間がかかるもの。
そのため予定していた時間より押してしまうことが多々あります。
ただ、そうなると新郎新婦とゲストがお話したり写真を撮ったりする時間を十分に取れず、忙しないまま終わってしまうんです。
会場スタッフはもちろんですが、ゲストの方も「なんだか慌ただしかったな」という印象になってしまうものなので、なるべくゆとりある進行を目指したいですね。
そのためには、まずはセレモニーや余興を詰め込め過ぎないことが大切。プランナーさんとよく相談して、余裕を持った進行で臨みましょう。
良い披露宴を作り上げよう
新郎新婦にとって一生に一度の披露宴ですから、最高の思い出にしたいですよね。そのために、いくつかのポイントをご紹介しました。ぜひ今後の参考にしてみてください。