結婚式はお金をかけすぎずに、バランスをとって挙げたいもの。でも、節約するポイントを間違えると残念な結果になってしまいます。
そこで今回は、結婚式で節約してよかったと思えること、後悔していることの話を先輩花嫁に聞いてみました。
ウェルカムスペースのアイテムを節約したら後悔
「小物の手作りが好きなこともあり、節約になるならとウェルカムスペースのアイテムを自分たちだけで作ることに決めました。最初は楽しく作っていたのですが、式が近づくにつれて打ち合わせも増え、なかなか作業が進まなくなりました。
結局ギリギリになって間に合わないと判断し、慌てて業者に頼んだんです。もっと前からまとめて発注すれば割引が効いたのに、中途半端に高いお金を払いました。こんなことなら最初から買うか、もっと前から準備して手作りだけでやればよかった。」
ウェルカムスペースのアイテムの作り方は、ネットで調べるとたくさん出てきます。だからそれらを作ること自体は難しくないのですが、仕事と結婚式準備の両立は想像よりも大変なもの。全て手作りするのではなくどこかで線引きするか、早い段階からしっかりしたスケジュールを組んで臨むことが大切です
ウェディングドレスの節約成功と後悔
「結婚式で一番重要視したのが、ウェディングドレスです。少々値が張っても自分が着たいものを選ぶと彼に宣言し、その言葉通り一番気に入ったものをレンタルしました。
憧れのインポートブランドの新作だったので相場よりもずっと高かったのですが、それを着ている間中、幸せな気持ちになれました。
ここはかなりわがままを言わせてもらったので、二人で貯めていた結婚資金とは別に、私個人の貯金からドレス代を上乗せしました。
彼はそこまでしなくていいといったのですが、そうしないと気を使ってしまって、妥協する気がしたので。今振り返ってみても、あのときお金を出してあのドレスを着て良かったと思います。」
「最初に考えていたよりもゲストの数が増え、お料理や引き出物でかなりお金がかかることがわかりました。そのため、目をつけていたドレスを諦めてワンランク落としたものにし、浮いたお金をそちらに回しました。
もともとすごく憧れがあったわけではないのでそのときは『別にいいかな』と思ったのですが、せっかく着てみてもあまり愛着がわかず……。結婚式の写真を見直すと、やっぱり最初に選んだものにすればよかったかなと少し後悔しています。」
ウェディングドレスにまつわるエピソードを紹介しました。女性は小さいころから純白の花嫁姿に憧れている人も少なくないので、そういう方は妥協しない方がよさそうですね。相場よりもずっと高いものを着たい場合は、自分のお金を上乗せするのも一手です。
友達に手作りを頼んで節約に成功した人・失敗した人
「私の幼馴染は小さいころから手芸が得意で、よくぬいぐるみなどを作っていました。そこでウェルカムスペースに置くテディベアを頼み、とっても可愛らしいものを作ってもらいました。
仕事で忙しい中作ってくれたのでいくらか払おうとしたら、お祝いだからと辞退されました。材料費だけはなんとか押し付けて、後でお礼の品を贈りました。」
「私の友達でイラストの仕事をしている人がいたので、ウェルカムボード用に新郎新婦二人の顔を描いてもらいました。絵のレベルが高く当日来たゲストからも褒められて、そこは良かったんですが。
式の後に「お金は直接でも振込みでもいいよ」と連絡が来ました。慌てて確認したら、友人は仕事として引き受けたらしく。私は友達だしと好意でやってくれたのかと思い、またお金が発生するなら先に言ってよとも思って、支払いはしましたがもやもやした気持ちになりました。友達との関係が微妙になるなら頼まない方が良かったかも。」
節約のために友達に何かの手作りを頼むと、こうしたトラブルが発生することも。
基本的に、それを仕事としてやっている方にはお金をお支払いするのが道理でしょう。趣味レベルの人が好意でやってくれときも、きちんとお礼をお金や品物で伝えることが重要です。
数千~数万円を節約するのに大切な友達を失わないよう、社会人としてマナーを守りましょう。
メイクリハーサルにまつわる後悔話
「プランナーさんと話を進めるうちに最初に取った見積もりより100万円も高くなってしまい、慌てて色々なところを節約しました。
当日使うアイテムはかなりしぼったのですが、それでもまだ足りず。結局、メイクリハーサルをキャンセルしました。どうせプロがやってくれるからいいやと思ったんです。
しかし当日ふたを開けてみれば、なんだか違和感のある顔に。技術的な問題はなかったと思いますが、自分の好みとはかけ離れてたんですよね。結局時間がなくて、挙式はそのメイクで出ました。披露宴の始まる前に少し直しましたが、それでも100%満足とはいかずで。たくさん写真を撮られるのだから、ケチらずにリハーサルをして自分のイメージをしっかり伝えればよかったです。」
結婚式当日は、プロのメイクさんについてもらいます。そのためいつもの自分とは違った雰囲気になるので、事前の確認は必要ですよね。気に入らないメイクで自分の結婚式を迎えるなんて、女性ならそれがどれほどの恐怖かわかると思います。きちんと一度メイクをしてもらうか、もしくは自分でやるのがおすすめ。
映像は自分で作っても後悔しにくい
「プロフィールDVDは自分たちで作ったのですが、これが意外に好評でした。それほど凝ったものではなく、音楽と一緒に写真をスライドショーのように出すようなものでしたが、小さいころの写真などがウケており盛り上がりました。
映像を頼むとかなりの金額がかかるので、こだわりが強くないなら自作でも十分だと思います。」
オープニング映像やプロフィール映像は、PCさえあれば素人でもきちんと作ることができます。もし新郎新婦のどちらかでそういった作業ができそうなら、ぜひチャレンジしてみてください。
適度に節約して後悔することのない結婚式を
結婚式は一生に一度ですから、絶対に後悔したくないですよね。だからこそ、節約して資金をキープする部分と、しっかり節約する部分をわけましょう。その方が、トータルで幸せな思い出になるはずです。