結婚式では、最後にゲストに引き出物をお渡ししますね。ここで何を渡すのかは、意外とセンスを問われます。
正直、これまで参列した結婚式でも「こんなものもらっても困る」ということがあったのではないでしょうか。
そこで今回は、いったいどんなものを贈れば喜んでもらえるのか。最新のデータをランキング形式でご紹介します。また、引き出物のマナーもおさらいして失礼のないようにお渡ししましょう。
引き出物の意味とマナー
引き出物を選ぶ前に、その意味とマナーをしっかりおさえておきましょう。
引き出物はなぜ渡す?
もともと、結婚式で出たお料理はゲストに持たせていました。しかし衛生面で心配な点があること、そしてバブルにより結婚式が豪華になったことから、料理の代わりに引き出物を贈るという文化が出来ました。ご祝儀のお返しという意味もありますが、それよりもおめでたい日の記念品という意味合いが強いでしょう。
引き出物は基本的に、奇数にそろえます。一般的には引き出物・引菓子・縁起物の3つを用意することが多いでしょう。その他、格式高い家柄や主賓へのお渡し用に、5つ、7つ用意することも。
ただしあまり数が多いとかさばって、ゲストが帰るのに不便になってしまいます。特に遠方から来ているゲストへの配慮は必要です。
引き出物を渡すマナー
引き出物は、地域によって様々な文化があります。そのためこちらを参考にしながら、結婚式場スタッフや地元に住んでいる親族の方に相談して決めていってください。
まず、引き出物にはのしをつけます。新郎新婦のそれぞれの旧姓を書き、表書きは「寿」を選びましょう。水引は紅白の結びきりが適切。蝶結びは結婚式では使わないので注意しましょう。
袋は、結婚式場のものを使うのが無難です。しっかりとマチが広く、失礼にもあたりません。
最近は宅配で引き出物を渡すパターンも増えています。これはゲストがわざわざ重い荷物を持って帰らなくてよくなるので、非常に便利ですね。ただし何もアナウンスしないと引き出物がない非常識な結婚式だと思われてしまうので、司会者やスタッフからアナウンスをしてもらいましょう。
引き出物の相場と贈り分け
引き出物の相場は、相手との関係性によって変わってきます。まず、親族からは他のゲストより多額のご祝儀をもらうことになるので引き出物も1万円以上の高額なものを選びましょう。
主賓や上司もしっかりしたものを渡したいので、5000~1万円ほどのものを選ぶと無難。友人は3000円~5000円くらいでOKです。
このように相手によって引き出物を変えることを贈り分けといい、最近ではこのやり方が主流になっています。
ゲストが喜ぶ引き出物ランキング
続いて、ゲストに喜んでもらえる引き出物をランキング形式でご紹介します。
1位 カタログギフト
最近はかなり多くの結婚式でカタログギフトを使います。相手の好みを考えなくていいので、贈る側は助かります。また、受け取る側もいらないものをわざわざ持ってからなくてよくなるので、まさにwin-winの内容です。
2位 グラス
どんな年代の人も家で使うものといえば、グラスですよね。ブランド物のペアのものを選ぶと引き出物感が出ます。グラスを引き出物にする場合は、ブランド物を選んでください。
3位 お皿
グラスと並んで、お皿などの食器類も人気。ウェッジウッドやノリタケ、ジルスチュアートなどが人気です。年配の方や男性のゲストには、和物の選ぶのもいいでしょう。
4位 タオル
何枚あっても困らないタオルなら、引き出物でもらってもありがたいと思うもの。特に今治などのネームバリューのあるものがおすすめです。軽いので持ち帰りやすいのもメリット。
5位 ハンガー