一生に一度の結婚式だから、海外でやりたい!そんな新郎新婦も増えています。しかし日本でやるにも色々な準備がいるのに、海外となるとより大変そうだと思いますよね。
そこで今回は、海外挙式をするのに必要な準備をすべてご紹介します♪
海外挙式のメリットとデメリットは?
海外挙式の一番のメリットは、やっぱり思い出になること。海外に行くことで旅行的要素も加わるので、国内で普通に挙げるより記憶に強く残ります。また、他の人とは違う結婚式になるという点もいいですよね。
そして意外と、コストが安いんです。「海外挙式=高い」というイメージがあるかもしれませんが、国内で挙式から披露宴、二次会までしっかりやることを考えると、海外で挙式とちょっとしたパーティを開いた方が安く済みます。費用については後程詳しく解説していきます!
さらに、打ち合わせが簡潔なのもメリットです。日本の結婚式と違って何度も式場に呼ばれてプランナーさんと話し合うというのは、物理的に無理ですよね。手配会社と何度かやり取りするだけなので、気分的にも時間的にも楽ちん♪
デメリットとしては、あまり大勢のゲストを呼べないこと。国内であれば職場の上司や最近会っていない友人なども気軽に呼べますが、海外となるとそうはいきません。大規模な結婚式でみんなに祝ってもらいたいというタイプなら、やめた方が良いでしょう。
また、凝った演出などをしたい場合も向いていません。海外挙式では食事メインのちょっとしたパーティのようなものが多いんです。そのため、日本の結婚式のように余興をやって、何度もお色直しをして、ムービーをあれこれ流して……といったものを考えているなら、国内の方がおすすめ。
準備の手順とやり方は?
海外挙式を挙げるには、どんな準備をすればいいのでしょうか。流れをかんたんにまとめると、以下の通りです。
①日取りと場所を決める
②手配会社を決める
③チャペルとパーティ会場、滞在ホテルを決める
④ゲストを考えて招待状を発送する
⑤ドレスを決める
まずは、いつどこで結婚式を挙げるのかを決めます。人気なのは、ハワイなどのビーチですね。リゾート婚は海外挙式の中でも鉄板で、開放的な気分になれます。また、ヨーロッパへ行ってお城などで式をするのもロマンチック。場所によって予算も変わるので、そこに気をつけましょう。
次に、手配会社を決めます。大手の旅行会社は海外挙式サービスを提供しているので、そうしたところにお任せすると安心です。それ以外にも海外挙式専門の会社もあり、よりたくさんの場所と提携していることもあるんです。「絶対にこのチャペルでやりたい!」という希望があるなら、そこで式を挙げられる業者を選びましょう。
手配会社が決まったら、相談しながらチャペルとパーティ会場を決めます。大抵「このチャペルならこのゲストハウスがおすすめ」といったものがあるので、それを選んでおくと大きな間違いはありません。また、自分たちや親族が泊まるホテルについても決めていきましょう。
そして、誰を呼ぶのかゲストを決めていきます。基本的には、親族のみか、親族と本当に近しい友人数名というパターン。20人も30人も呼ぶのは海外挙式では珍しいでしょう。ゲストが確定したら、招待状を送ります。
最後に、ドレスとタキシードを準備します。購入するのであれば問題ありませんが、レンタルしたいなら「海外に持っていくのがOk」というところから借りるようにしてください。ただし、砂浜を歩いたりして汚れる可能性も高いので買ってしまうのがおすすめです。
この他、帰ってきてから1.5次会などを開くならその準備も必要です。こちらについてはこの記事をご覧ください。
【結婚式の1.5次会】完全マニュアルで準備から本番までの疑問を解消!
海外挙式にかかる費用はいくら?
「海外挙式は憧れるけど、お金がないから……」なんて諦めないでください!「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」によると……
首都圏での結婚式の平均費用:308.3万円
海外挙式の平均費用:183.6万円
という結果が出ているんです!
海外挙式は披露宴や二次会を大々的にやらないので、国内で結婚式場を借りてがっつりやるよりも安く済むんです。それに、ハネムーンを兼ねていることも多いので
国内の結婚式費用+ハネムーン費用の合算よりも結果的にお金を使いません。
この他考えなくてはいけないのが、1.5次会の費用。海外挙式では親族と友人少しだけを呼んで、帰国後に友達や職場の人を集めてパーティをするのが鉄板の流れです。
招待状の書き方と文例は?
海外挙式にゲストをお呼びするとき、気をつけた方が良いのが「交通費と宿泊費をどうするか決めておく」ことです。これがもらえるなら行けるが、全て自費だと難しいというゲストも多いと思うので、しっかり明らかにしましょう。ただし、これは招待状に直接書くのではなく付箋に明記します。
また、国内の挙式と違って昼頃行ってその日のうちに返ってくるわけにはいきません。どんなに短くても一泊二日にはなるでしょう。そのため半年前くらいに招待するのが親切ですね。社会人なら有給休暇を取る必要も出てきますし、死語との調整もいるでしょう。
招待状と一緒に、現地の情報をまとめたペーパーを同封すると親切です。英語が喋れないゲストや海外に行った事のないゲストも安心して迎えるように、おもてなしの心でしおりを作りましょう。
最後に、ドレスコードを明確にしてください。国内ならワンピースやスーツですが、例えばハワイならリゾートワンピースとアロハシャツといった服装もありえます。何を着ればいいのかゲストがわかるようにしてください。
【招待状文例】
拝啓 寒さも厳しくなる季節ですが いかがお過ごしですか
この度私たちは インドネシアのバリ島で結婚式を挙げ 新しい一歩を踏み出すことになりました
つきましては日頃からお世話になっている皆様に 新たな旅たちをお見守りいただきたく思っております
遠方からのお越しとなり恐縮ではございますが ぜじょご出席いただきたくご案内申し上げます
敬具
平成30年12月30日
山田太郎 花子
記
日時 平成31年6月30日 午後2時
式場 ○○(教会名)
住所 ○○(現地語)
電話 ○○
会食 ○○(会場名)午後4時
住所 ○○(現地語)
電話 ○○
当日はスマートカジュアルでお越しください
尚、遠方からのご参列のためご祝儀は辞退させていただきます
お手数ですが同封している返信用はがきにて 2月28日までにお知らせいただきますようお願いします
【付箋】
・遠方からのご参加をいただきますので 交通費と旅費は私どもで負担させていただきます
・ご出席のための旅費をご負担いただきますので ご祝儀などは遠慮させていただきたく思います
お車代は払う?
ゲストにどこまで負担してもらうかは、新郎新婦の二人の考え次第です。ただ、もし交通費も宿泊費もゲストもちにするのであれば、3~10万円ほどを包んでお車代としてお渡ししたほうがいいでしょう。
金額については、例えば食事会で乾杯の発声を誰かに頼むならその人は少し多めにするなどしても良いかもしれません。親族間での金額については、両親に相談するのがベターです。
海外挙式だと家族・親族のみで友人は呼べない?
ゲストをどこまで呼ぶかは、海外挙式でも悩ましいところ。基本的には両親と兄弟(配偶者がいれば配偶者も)、近しい親族と友人数名というパターンが多いようです。
特に友人は、相手に無理強いしないことが大切。交通費と宿泊費をすべてこちらが負担するのであればまだいいのですが、自己負担をお願いする場合には「もし来れたら、来てくれると嬉しい」というスタンスでちょうどいいでしょう。また、二日以上拘束することになるので、その点の配慮も必要です。
親族の中でも、祖父母など高齢な方は難しいかもしれません。移動の負担などを考えて、無理のない範囲でお呼びしましょう。
ウェルカムスピーチはどうする?
海外挙式の場合は披露宴は行わず、食事会をするという流れになります。そのためあまり演出はしないものですが、ウェルカムスピーチはしておいた方が良いでしょう。
新郎新婦を代表し、新郎が開宴に先立って一言話すのが王道。遠路はるばる来てくれたゲストに、お礼の気持ちを伝えるとてもいい機会です。これからの二人を温かく見守ってもらえるよう、しっかり話しましょう。
オープニングムービー、プロフィールムービー、エンドロールは?
海外挙式では、オープニングムービー、プロフィールムービー、エンドロールなどのムービー系はあまり流しません。代わりに、帰国後の1.5次会で流すことが多いですね。
もし挙式後の食事会で流したいのであれば、規格に注意しましょう。日本で使われているのはNTSCというもので、韓国、台湾、北米、中米、南米と共通です。これ以外の国ではDVDなどをそのまま持っていっても流せないので気をつけてください。
引き出物とプチギフトはどうすべき?
海外挙式では、現地で引き出物を渡してしまうと荷物になってしまいますよね。そのため、帰国後に到着するよう、宅配するのがベスト。相場は国内と同じくらいになります。
プチギフトは、あえて現地のお土産品などを選んで式で渡しても良いですね。その国ならではのアイテムを選べば、喜んでもらえます。
海外挙式のおすすめスポットはどこ?
海外挙式で人気なのが
ハワイ。リゾート婚の定番で、海外挙式といえばハワイというイメージが定着していますよね。青い海に白い砂浜は美しく、写真は何枚撮ってもきれいな映りばかりになります。
同じ理由で、
グアムも人気です。ハワイに比べて近いので、小さいお子さん連れでも行きやすいですね。交通費やホテル代も安くなるので、節約したいカップルにもおすすめ。
リゾート婚では
バリ島もおすすめ。神々の国と言われているので、とてもロマンティックな雰囲気です。海も森もあるので、自然豊かな結婚式になります。
イタリアは歴史がある街なので、とても重厚な雰囲気に。お城の前で撮影するのも素敵ですね。
最後におすすめなのがアメリカです。西海岸は開放的な雰囲気で、ビーチリゾート婚ができます。また、ディズニー婚も超本格的にできるので、ディズニーファンにも魅力的。
海外挙式を楽しもう
準備をする前は何かと不安なこともあるかもしれませんが、海外挙式は魅力もたくさん。ぜひ検討してみてください。