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今ではすっかり定番となった結婚式のエンドロール演出。自作や撮って出し、様々な形式がありますが、コメントや名前などを入れて映画のエンドロールのように流すのも定番です。さて、そんな結婚式のエンドロールですが、名前を掲載する順番にもマナーがあるのをご存知でしょうか。
敬称含めてゲストの名前の順番とメッセージについてしっかりと説明させていただきます。
最初に、全ゲストを新郎側と新婦側にわけましょう。基本的には新郎関係者のあとに新婦関係者という流れになります。ただ、ゲストの人数が多い場合は、「新郎の仕事関係ゲスト」「新婦の仕事関係ゲスト」「新郎の友人」「新婦の友人」...というように、交互に流してもOKです。
エンドロールで最初に名前が流れるのは、仕事関係の方です。まずは主賓テーブルに座っているような上司や取引先の方、次に先輩や同僚、後輩という順になります。基本的には役職順に、「社長→取締役→部長→課長」といった順番にしてください。もしどちらが上か迷うことがあれば、身近な上司に相談してみましょう。
次に流れるのは、友人です。「社会人になってから出会った人→大学時代→高校時代→中学時代」といったように、最近になって出会った人から順にします。
親族は基本的に「祖父母→叔父叔母→従妹」といったように、年齢が高い人を先にしましょう。
職場の同期や大学時代の同じサークルの同級生など、同じ立場のゲストが複数人いる場合もあります。そんな時は、五十音順が無難です。
ゲストが座るテーブルの、席次にあわせて名前を並べるという方法があります。これならまた一から順番を悩み治す必要がないので、気が楽ですね。
意外にややこしいのがエンドロールにおいての親族の名前の順です。年齢が高い順で、なおかつ父方の親族を先に並べます。まずは父方の祖父母や親戚の名前を出し、その次に母方の祖父母や親戚という順になります。
もし兄弟がいるなら、年齢順に並べます。例えば「姉・自分・弟」という三兄弟なら、「姉(既婚ならご主人やお子さんの名前も)・弟(既婚なら奥様やお子さんの名前も)・父・母」という順が自然です。
それでは実際に架空の結婚式だとおもってエンドロールの名前を並べてみます。
敬称は基本的に、「○○様」で間違いはありません。そして学校の先生や教授、医師は「○○先生」とするのがベターです。
親族については、基本的に「○○様」でOKです。まだ小さい甥姪には「○○くん」「○○ちゃん」としてもいいでしょう。ただし自分の兄弟や両親は、ゲストではなくホスト側という扱いなので、敬称は略します。
参加したゲスト全員へのメッセージを考えるのは、ちょっと大変だと思いませんか?
そんなときは、グループごとに分けてゲスト名をまとめ、一括でメッセージを伝えましょう。
特にゲストが100名を超えるような大人数の披露宴では、個別のメッセージを流すとかなり時間がかかってしまうのでおすすめです。
エンドロールの基本的な構成は、初めに日付や「○○&○○ wedding」などと入れ、ゲストへのメッセージを入れます。
そして最後に締めの挨拶と二人の名前を入れて完成です。
エンドロールメッセージをつくる時は、「その場にいる全員に見られる」と意識することが大切です。
下ネタや人のコンプレックスを刺激するような内容は、そのグループにはウケるかもしれませんがふさわしくありません。
今までの感謝を伝え、これからの抱負を宣言するようにすると間違いないでしょう。
エンドロールのメッセージは気持ちを素直に書きたいところですが、ちょっとした注意も必要です。
まず当たり前ですが、下ネタなどの他の人が見て不快になる内容は避けしょう。本人同士が盛り上がっても、相手の親族などから良く思われません。
また、意外と「次は○○ちゃんかな?」というようなメッセージもリスクあり。それぞれのカップルの事情に立ち入るようなことはやめておいた方が賢明です。微妙な状況である可能性もありますので、変なプレッシャーは控えましょう。
誰にでも当てはまるようなメッセージもゲストは喜びません。たとえば「今日は久々に会えてよかった!また会おうね」くらいあたりさわりがないと、読んでも感動はしませんよね。
最後に、メッセージを作成する際は、忌み言葉に十分注意しましょう。忌み言葉についてはこちらの記事をご参照ください♪
最近は「撮って出し」と言って、その日の挙式・披露宴の様子をまとめたエンドロールをつくることも増えてきました。その場合は映像をしっかり見せると盛り上がるので、文字は小さめがおすすめです。
事前に用意する場合はしっかりとメッセージが伝わるように大きめに設定し、途中で飽きられないように写真などを入れ込むのがおすすめ。また、白文字に黒縁をつけると、どんな背景でも見やすくなります。
エンドロールは披露宴の最後に上映します。そのためあまりに長すぎると「まだ?」と思われますので、5分以内に収めるように作るのがおすすめです。
また、たいていの場合「両親への手紙→新郎父・新郎からの謝辞→退場→エンドロール」という順番になります。
そこまで感動的な流れだったのに急にポップになるとちょっとした違和感があるので、明るく楽しく終わりたいなどのこだわりがなければBGMはバラード系がおすすめです。
最初の打ち合わせから結婚式当日までプランナーさんなしでは実現できなかったでしょう。御礼の意味を込めて携わってくれたプランナーさん、司会者さんや映像担当者など知る限り記載するのも素敵です。
エンドロールを作るとき、名前順以外にも気をつけるべき点があります。
まず、余りに長いと中だるみしてしまうので5分以内におさめましょう。そして、スクロールスピードに気をつけてください。特に名前だけでなくメッセージも入れる場合は、あまり速いと文字が読めません。また感動的な音楽にハイスピードは似合わないので、あるていどゆとりのある速度にしたいところ。
最後に、締めの言葉を入れてください。「今日は私たちのためにお集まりいただき ありがとうございました」など、ゲストへの感謝をつたえるといいでしょう。
素敵なパーティの締めにふさわしい、素敵なエンドロールを作ってくださいね♪